5−B 遣り方 (2006年12月23日〜12月31日)
大体の位置に穴を掘ったところでいよいよ正確な基礎を造るための遣り方を見よう見まねでやってみました。
基礎を作る一回り外側に杭を打ち、レーザー墨出し器を使って同一レベルのしるしを鉛筆で付けておきます。
そのしるしに合わせて杭と杭の間に板を打ちつけていくのです。
その板に束石が配置される直角方向、水平方向の位置に水糸を引っ掛ける釘を頭を残して打ちつけました。
ところが問題発生。
水糸を張る板がデッキ建設予定地の周りをぐるりと一周していれば良いのですが、母屋側には水糸を張るための釘を打つ板を打ちつけることができずに“コの字形”になってしまうのです。
これでは南北方向の水糸を張ることができないので、母屋側の柱を建て、先に根太を取り付けてしまい、そこに水糸を引っ掛ける釘を打つことにしました。
母屋側の柱を建てる前に、垂木を母屋に固定するための木を家の壁に打ち付けなければなりません。
外断熱のとーと&かーかの家の外壁は表面のサイディングから断熱材を通過して柱までは距離があるため、150mmのコーススレッドを打ち込まなければなりません。
基本的にステンレスビスを使いたかったのですが、150mmのステンレスコーススレッドはホームセンターでは売っていなかったので仕方なくメッキ品を使用しました。
柱を垂直に建てるのには、パーゴラ製作時に購入した柱用水平器を使用しました。
慎重に垂直を出した後、母屋の外壁に打ちつけた梁に仮止めしておきます。
東西に立てられた2本の柱の根元部分に根太を打ち付けますが、母屋側からコーススレッドを打ち込めないので手前側から柱を通して斜めに打ち込んであります。
この部分はさほど直接衝撃がかかる場所ではないので多少強度が落ちても問題ないでしょう。
通し柱の間に束柱を建てながら、柱を挟み込むようにもう一本の根太を打ち付けて母屋側の柱と根太が完成しました。
この根太に墨を入れ、釘を打って水糸を正確に貼りなおしをします。
直角は曲金を使い、目見当で出しておいたものを3:4:5のピタゴラスの定理を使いコンベックスで確認しながら微調整しました。
水糸の底辺が800mm、高さは600mmの箇所にマジックで印をつけ、斜辺となる1000mmが出ているかどうかを確認しました。
やはり目見当だけでは斜辺が10mm程度ずれていたのを修正し、正確な直角を出すことができて、見よう見まねの遣り方が完了しました。