5−D 建て方 (2007年1月4日〜2月11日)
いよいよ残り4本の通し柱を建てます。
この作業も基本的に一人で行うつもりだったのですが、ちょっとだけかーかに手伝ってもらわなければならない事がありました。
柱が一本で立っていられないので柱間の梁をシャコ万で仮止めする間は柱を手で支えてもらう必要があったのです。
後は一人で微調整しながらコーススレッドで固定していきます。
母屋に打ち付けた梁とデッキ本体の梁の接続部分
柱が無い箇所の梁と梁の固定に使用したハリーケーンタイ
強度上必要と思われる部分や構造上材料と材料の接続がやり難い所はシンプソンの金具を使いました。
金具を使わない箇所は72mmのステンレス製コーススレッド基本的に4本、力がかかりそうなコーナー部は5本で打ち込んでいきます。
柱と根太、梁によって箱型の基本となる部分が出来上がりました。
床材を張る為の根太と、強度アップの為の根太受けを取り付けいていきます。
根太はレーザー墨出し機のしるしを基準に、水平器と両方で自動車用のジャッキで微調整しながら位置を決めて取り付けます。
普通の家の床と違って多少の傾きは気にしないのですが、それなりにレベルを出しておかなければ床鳴りの原因になってしまうことがあるらしいのです。
根太と根太受けの取り付けが終わるとデッキの形らしさが見えてきました。
床材を張ってしまえばウッドデッキの完成したようなもので後一息と言う感じです。
デッキ部分から仕上げようか、屋根部分から仕上げようか迷ったのですが、通常の家を建てる時と同様に屋根から造っていくことにしました。
作業的に考えるとこのままデッキ材を張ってしまったほうが屋根工事のために脚立を立てるのが楽なのですが、屋根ができてしまえば多少雨が降ってもその下で作業ができるし、風雨にさらされる期間も短くて済むと考えたからです。
屋根には安上がりにポリカ波板を張るつもりです。
そのために梁の上に垂木を打ちつけるのだですが、2×4材を縦に切り出して2×2材として打ち付けます。
ところが縦に切り出した2×2の垂木は切り出す前よりも更に反りが激しくなってしまったので矯正しながら打ち付ける作業が必要となってしまいました。
多少曲がっていても波板ビスを打つ位置を合わせればよいのですが、見た目が悪くなってしまうのでできるだけまっすぐに矯正しながら打ちつけました。
両サイドには破風板を取り付け、更にデザインと強度UPを兼ねた方杖を取り付けて波板を張る準備は整いました。
ところが、冬場の工事だったせいで休みの日のたびに風の強い日が続き、なかなか屋根葺きができない状態が続きました。
そんな日には正面のステップやベンチ部の下地の根太を造ったりしていました。
この箇所は図面通りに行かず、ほとんど現物合わせの作業です。