♪ 絶望という名のなみだ ♪
言葉にできるならば 言葉にしたい
このあふれる気持ち 熱い想い
でも できない 私には できない・・・
かたちにできるならば 飾り立てて表現してみたい
この愛を 心にあたためていた愛を
でも できない 私には ありえないこと・・・
なぜ? どうしても わからない 私には 理由など
愛の先に見えるもの 何も ありはしない
すっかり ぽやけきって 霧の中
砂漠の中に ひとり たたずんでいる私
かげろうのように ゆらゆらゆれているのは
行き場を失った 愛しい想い あのひとへの愛
ここで 燃やしてしまおう
でも できない 消す事など 不可能なこと
今の私には それさえも できやしない
身動きできない この場所で
息苦しさを感じながら
早すぎる時の流れに苛立ちをおぼえ
もうすぐイブを迎えようとしている
クリスマスに奇跡なんか 起きやしない
こんな私には 何も 何も・・・
抜け出せない想いを ひきづりながら
今の私にできることは
ただ ただ 涙するだけ
真っ暗な部屋の中で
だれにも見られぬよう
とまらない涙を ぬぐうだけ・・・・
♪ ひ と り ♪
時の舟に 乗り遅れ ひとり
誰もいない この場所に たたずむ
いつまでたっても どこまでいっても
真冬のまま 悲しみという雪に埋もれて
感情さえ なくなりかけているのに
それさえも 気づかない
誰も 気づかない
この私になど 気づかない
私は こにいるよ
私は ここで 泣き続けているよ
誰も 誰も 異国のひと
冷たい風が そう凍えそうな風だけが 立ち止まったまま
私の言葉を 一つ残らず のみこむ
愛を下さい せめて まばたきできるだけの
愛を下さい せめて 心に灯りがともるような
愛を下さい このうるおいをなくした心に
せめて まぼろしでもいいから・・・・・・・・
雪のまま 結晶となって あのひとの心に・・・
♪ な み だ の 河 ♪
冬がきても なお
あなたへの想いは 果てしなく続く
雪が降ろうが 吹雪がこようが
心だけ 時の流れのまま ただよっていく
春が来て 夏がきて 秋がきても
心だけ 雪の積もった冬のまま
この想いだけ いつまでも この胸で いき続ける
一度愛してしまった心は
いったい どうやって さませばよいのだろう
想いと反対に 勇気だけしぼんでいく
思えば 想うほど 増えていく 涙の数
狭間で なす術なく 涙が河をつくる
いつまでも いつまでも 流れ続ける河
泳いでも 泳いでも
この場所から 動けない
愛しいあなたを みつめたまま
また明日という時を刻む
姿 見えなくなっても あなたをさがしてさまよい歩く
そして この想いだけは 消えないままに・・・
私が この世から いなくならない限り
流れ続ける 愛の河 涙でつくる冷たき河