ミゼットII携帯ストラップ作成日記 

シリコン型造り・その2

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 現在時刻午前3時半。昨日は明和のジャスコへ宝くじ買いに行っただけで、それ以外は家で黙々とミゼットを作ってました。早速ハンズで買ってきた材料を使ってテストを兼ねて型取りしてみました。
 
 作り直したシリコンゴムの凹型と凸型。両方作るのに今までなら2日かかっていたのがわずか半日。しかも悩みの種であった気泡がまったく出なかった。硬化促進剤の効果は絶大。  が、しかし。できあがったミゼの顔面がもげている。どうやらここに空気がたまったみたい。 写真ではわかりにくいが、これ以外の気泡はほとんどなかった。もう一回作り直せば完璧なゴム型が出来るものと確信するっ!
 ちなみにこの樹脂の成形色はアイボリ−。不二家のミルキ−みたいな色です。新製品 のぐ家のミゼットキャンディ−(^^)


 ためしに黒のトナ−を入れてみた。真っ黒になると思っていたのになんだか彫刻みたいになってしまった。
 なかなかいい味だしているとは思うんですけど、コレクションにいかがですか?(^^)
 成形色がクリア−(透明)タイプのものに混ぜればたぶん大丈夫だと思う。確か6年前に買った未開封のクリア−がまだあったはず。あとで探してみよう。


 今回作ったゴム型。結果的には失敗してしまったが、次に作り直すものはすでに構想は練ってある。
 2つあわせて輪ゴムで縛り、赤の矢印の方向から樹脂を流し込む。樹脂は下から上へ押し出され、2つの空気穴を通って形成するという方法。これをアンダ−ゲ−ト方式といいます。
 シリコンゴム型には使用回数に制限があって、樹脂が硬化するときに発する熱により、徐々に歪みが生じるのです。やがてゴム型は劣化してボロっと割れてしまう。このミゼットは小さく発熱温度が低いので、一つの型で40個は量産できるだろうと見積もっています。


失敗作のミゼを使って実験


 真夏の車内温度60度を想定したこの実験は、樹脂製のミゼが高温の条件下でどうなるかを見てもらうものです。
 私が今付けている携帯ストラップはご存知 金属製のご先祖様MPミゼ。けっこう塗装がはがれてます。それだけ外力を受け、酷使されているということになりますね。
 プラスチック製品の説明書きにはよく「40度以上の高温になるところには放置しないでください」とありますが、製作中のミゼにもそれがあてはまるでしょう。

 右から常温で軽く圧するも、変形はしないが、80度ぐらいのお湯に1分ほど浸し、同じぐらいの力でじわ〜っと荷重をかけていくとご覧のように破断してしまうのです。

 炎天下で携帯電話をクルマの中に置きっぱなしにしたり、わざとこんなふうに潰したりする人はいませんが、このミゼは熱に弱いという実験でした。


 ちょっとこの写真見てやって下さい。ズラッと並んだミゼたち。

 実はすべて失敗作。では拡大写真。


 使えそうに見えるが小さな気泡が出来ていたり、樹脂が十分流れ込んでいなかった り。もうちょっとなんだけどなぁ...
 ストラップには出来ないけどもちょこっと修復すればミニチュアとして使えるものも ある。

 新たに買ってきたシリコンはあと半分。何がいけなかったのか?作り方?
 いや、楽して3個一度に作ろうとしたからである。1個ずつ確実に作れば絶対にでき る。
 もうあきらめたわけではない。私はアクセサリ−を作っているのではなく、夢を作っ ているのだから ・ ・ ・な〜んてね。



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