第一部 期待の事前調査
J80入手・音声テスト・そして....
ネットサーフィンによる情報収集中に、 DDIポケットの高機能通信端末-H"(エッジ)を知る。 これは、かねてから夏にサービスインが公言されていた 64Kベストエフォート方式の PIAFS2.1対応であるのはもちろんのこと、 ツインウェーブによる高速ハンドオーバー など機能満載の新端末の、 新しいカテゴリーネームとのこと。 しかし、第一弾がSANYO端末のみということで、 あまり興味を示さずに軽く受け流す。
WindowsCE FANでの書き込みがきっかけでこのページを見てくれた 謎のふぇ さんからいただいたメールの中に、(今度、DoCoMoに遅れて、やっと DDIポケットも64Kが始まると言うのでとの一文。このひとことで、 忘れかけていた熱き想いに火がつき、 ベストエフォートな64Kを一刻も早く体験せねばとの 野望が湧き起こる。
楽しみにしています。)
野望は再燃したものの、 やはりSANYOというところに引っかかるものがあり、 DDIポケットな方々の集まる掲示板などで情報収集。 以降続々各メーカーから発売されるらしいとの書き込みがある一方で、 J80(SANYO端末)の評判がなかなか高いような雰囲気を感じる。 結局、やはり旬なうちに64Kを体験したい気持ちが大きく、 J80購入を決意。 以前にSIIのカード型PHS(MC-P100)を購入した秋葉原の某店に在庫確認したところ、 残り2本とのことで即時押さえてもらい、即日入手。しかし、データカードは来週入荷ということで、 お目当てのベストエフォートな64Kはしばしおあずけ。(涙)
お約束の箱の写真 これがJ80だ
この日は あずわちゃ掲示板の 「謎な会」のため、 朝から伊豆方面に移動。 その際、東名から小田原厚木道路に抜けるあたりで、 地平線さんから某フリーダイヤル(自動音声)を教えてもらい、 そこに接続してハンドオーバー試験を開始。
基地局から離れると、少しの間、 電波状態が悪くなった際に起こるガサガサという感じの音になるものの、 すぐにまたクリアな音になり、 いつハンドオーバーしているのか全く感じられない。 その後、ちょうど音声が流れている間にハンドオーバーが重なると、 1秒未満の無音が感じられる場合があったが、 よくよく注意していないと判別できない。
結局、100km/h走行にもかかわらず約8分間の通話継続に成功、 -H"(エッジ)の威力をまざまざと見せつけられる。
会社帰りに通勤経路でハンドオーバー試験を実施。 京浜急行線青物横丁駅で乗車後、品川までの地上区間は余裕でハンドオーバー成功。 その後この電車は泉岳寺駅の手前で地下に入るのだが、 なぜかバー2〜3本で接続したまま泉岳寺駅到着。 都営浅草線は比較的浅いところを走っているため、 地上の電波を拾っているようだが、 ここはDoCoMoだと切れる区間。 さらに先へと進むと、 三田駅を出た直後に一度切断したものの、 大門→新橋→東銀座と 地下区間でのハンドオーバー成功。
雨で暇だったので、実施。 なんとなく勝算はあったのだが、案の定、 青砥駅発車後すぐに1度だけ「ププッ」音が聞こえたほかは、 瞬断すらほとんど感じられぬ余裕のハンドオーバー。 押上手前からの地下区間もなんなくこなし、 途中、浅草駅手前の隅田川下あたりで切断したほかは、 下車した浅草橋駅までハンドオーバー成功。
浅草橋駅から総武線に乗り継いで、 御茶ノ水駅まではさらりとハンドオーバー成功したのち、 快速に乗り換えて試験継続。 四ッ谷付近までは順調だったが、 四ッ谷駅手前で謎な切断が発生。 ハンドオーバー直後に「ブー」という発信音が約5秒継続し、 バー3本のまま切断。 この原因は現在のところ不明。 その後も新宿駅を発車してすぐに、 ハンドオーバー直後から無音状態が約3秒継続し、 バー2本のまま切断するという現象が発生。 これも今のところ原因不明。 結局、駅間まるまるハンドオーバーに成功したのは、 中野→荻窪間のみ。