第二部 本格始動
データカード入手・怒涛のテスト・そして....
注文してあった某店から入荷の報があり、 即日GO。 ついに念願のSII MC-6550を入手し、歓喜。
まずは愛機カシオペアA-60に挿入。 このカード、偉いことにしっかりCE対応をうたっており、 マニュアルにもしっかり画面入りで説明がある上に、 感心したのは、CE使いなら誰でも一度は悩まされたことのある、 58秒ルール (何のことやら分からない方は こちら をどうぞ)の適用がいらないこと。 かゆいところに手が届くって感じです、SIIさん。(笑)
と、いうわけで、一発完動して、 DDI-PのPTE経由でHi-HOのISDN同期64Kのアクセスポイントに無事接続し、 また歓喜。
この喜びを地平線さんの掲示板に書き込んだところ、 某氏からの書き込みで、あるコマンドをささやかれる。 これを実験したところ 驚くべき情報 が得られたので、またまた歓喜。
J80+MC-6550 A-60に挿したところ
(気になる方は 地平線さん の掲示板の過去ログを探してみてください(笑))
出社時に、家を出た直後から早速接続開始。 やはりケーブル接続であるためカシオペアとJ80を保持しながらの操作には苦労を覚える。
さて、徒歩でのハンドオーバーは当然のようになんなくクリア.... のはずだったが、途中、バー2〜3本のままいきなり切断されることが数回。 見たところ、無線区間での切断ではなく、 プロバイダかDDI-PのPTE(プロトコル変換装置)の側から切断されたのではないかと疑っているが、 原因は現在のところ不明。
不安を感じつつも京成線立石駅から普通電車に乗車するが、 四ツ木駅付近でやはり同様の現象で1回切断が発生。 気を取り直して再接続すると、以降は順調にハンドオーバーしたようで、 8/14調査での切断ポイントである浅草駅手前(隅田川下付近)まで、 地下部も含めて接続継続。
しかし、ベストエフォート方式なのだから、J80の表示が 64→32→64→32 とぱかぱか変わることを期待していたのだが、 この日の調査ではJ80の表示は「64kPIAFS BE」のまま。 ほんとうに全区間64K接続なのか、 J80の表示がさぼっているのか、疑問が残る。
出社にからめた徒歩&京成線試験を経て、品川に到着。 ここで、京急線の、 あの東海道線に喧嘩売るような怒涛のスピードにJ80が耐えられるのか確かめたいという想いがむらむらと湧き起こった 愚かな私は、 会社最寄り駅(青物横丁駅)を通過する快速特急にみずから乗り込み、 品川→蒲田ノンストップハンドオーバー試験を強行。
原因不明の切断のあるデータ通信は今回は避け、音声での試験にしたところ、 今回もなんなく全区間ハンドオーバー成功。
今までフリップタイプの611SをA-60に挿して片手で持っていたため、 J80とA-60で両手がふさがるのはつらいものがあり、 ケーブルを持ったりぶら下げたりあれこれ試行錯誤していたが、 ふと、αDATAのコネクタが比較的上のほうについていることに気づき、 なにげなくシャツのポケットに入れてみると、 なんとこれがジャストフィット。 このままカシオペアを持っていてもケーブル長は十分で、 片手体制の確立により、さらに機動力アップ。
シャツのポケットにJ80
(でもよく見ると他に2台?)
この日は大磯で会社の同期主催のバーベキュー企画があり、 JR東海道線で移動。 当然、この機会逃すまじと、ハンドオーバー試験を敢行。 09:26東京発 小田原行 の、進行方向左側のボックス席の窓側をしっかり陣取って、 試験開始。 結果は以下の通り。なんと驚くべきことに、蒲田駅構内で切断・再接続後、 大磯まで53分接続継続。 端末の性能もさることながら、 基地局の整備状況のよさも実感する。
東京 → 新橋 切断なし 新橋 → 品川 切断なし 品川 → 川崎 切断2回 (大森駅構内通過中・蒲田駅構内通過中) 川崎 → 横浜 切断なし 横浜 → 戸塚 切断なし(途中トンネル1ヶ所持ちこたえる) 戸塚 → 大船 切断なし 大船 → 藤沢 切断なし 藤沢 → 辻堂 切断なし 辻堂 → 茅ヶ崎 切断なし 茅ヶ崎 → 平塚 切断なし 平塚 → 大磯 切断なし
MC-6550を、電源OFFの状態のLet's noteに挿してJ80を接続し、 電源をON(とても普通の行動)。 そのとき、Let's noteとJ80の謎な挙動を目撃。
Win95のロゴ画面表示の後半で、PCカードのチェックをしていると思われる部分で、 J80の画面に、[データ通信OK]と一瞬表示されてまた [データ通信OFF]と表示されるのが、 約1秒ごとに15回ほど繰り返す。 その間、Win95ロゴの下の流れるバーは固まったまま。 そして、15回周期の終了後にようやくPCカードの認識音が鳴り、 Win95のロゴ画面が消えて起動が継続する。
これでもしJ80のマナーモードをうっかり切っていようものなら、 [データ通信OK]のときの「ポパ」という音と、 [データ通信OFF]のときの「ピー」という音が連続して鳴るので、 「ポパピーポパピーポパピーポパピー....」とまあうるさいうるさい。
起動後は普通に動くので特に問題はないのだが、ちょっと気になる。
9/2、 DDIポケットのページ上に、 -H"のPメールDX送受信や電話帳編集をPCからするためのアプリケーションがアップされる。 ををっと思ってページを読んでいるうちに、 MC-6550のバージョンが1.0のものはファームのアップグレードが必要などという とんでもない一文を発見。 をいをい発売してまだ1ヶ月だろ....と驚きつつも、 SIIのページに行くと、 ほんとうにバージョンアップファイルが落ちている。 しかも発売わずか1ヶ月でVer2.0になっている....(謎)
変更点は、このアプリへの対応と、無線モデム・無線インターネット手順のスループット向上、 その他動作安定性の改善とのこと。 ここで、8/28の謎の挙動を思い出し、 もしかしたら直るかなと思い、早速アップグレード。
Let's noteからバージョンアッププログラムを動かすと、 [123/1622]というように書き換えが刻々と表示される。 で、最後はなぜか分子と分母が同じ数になる前に書き換え完了のダイアログ。 ものすごく不安を抱えつつも動作テストしたが、 特に問題なし。 で、とにかく8/28問題を確認すべく、一度Let's noteの電源を切って、再起動したところ、 起動時の状態は変わらず。(涙)