● マリオズセメントファクトリー (ゲームウォッチ テーブルトップ)

MARIOCEMENT TABLE B999

テーブルトップシリーズのマリオズセメントファクトリーです。1983年発売。

この筐体をみて誰もが「これがゲームウォッチ?!」と驚かれるかもしれませんが、れっきとしたシリーズの一つで日本でも発売されていました。

このシリーズには他に
 「ドンキーコングJR.」
 「スヌーピー」
 「ポパイ」
がありますが、ゲーム内容はそれぞれパノラマスクリーン版と同じとのこと。

その特徴として以下の3つが挙げられます:
1. でかいこと
2. カラー液晶であること
3. スティック操作であること

1は見た目そのまんまですが、ニューワイド版マリオズセメントファクトリーとの比較写真を掲載します:

MARIOCEMENT TABLE P1
結構どっしりと安定感があります。

2については、パノラマスクリーンと同じく外光をゲーム機後ろから取り入れ、鏡に写った液晶画面を見ながらプレーします。
※ゲーム機上部背面の白いところが採光位置です。

バックライトが無いから低消費電力!
 単2 乾電池2個で3年間動作
が売りです。

3のスティック操作であることについては、はっきり言って遊びにくいです。

別にレバーの反応が悪いとか言うわけでは無いのですが、
左手でレバー操作するとき、左移動(親指を内側に曲げる)はしやすいのですが、右移動(親指を外側に広げる)はどうしても速く正確に操作することが難しい ので。

終盤どうしても高速移動したいときに困ります。

よってどうしたかと言うと・・・

この様に両手の親指をクロスさせてレバーを挟み込む様にしてプレーしてました:

MARIO CEMENT TABLE P2

因みに右のボタンは右手小指で押すという苦肉の策です(^^;;

ゲーム内容についてはニューワイド版の記事を ご参照ください

違うところは、
・右上にも退避地がある。
・300点に達すると生じるチャンスタイムが一定期間で終了し、しかも得点2倍ではない。
 #下のホッパーが一定時間空きっぱなしになるだけ!

■プレー記

プレー時間: 30分
難度:  ★★★★☆
熱中度: ★★★☆☆

ニューワイド版と比較してもカンストは難しいです。

その理由はチャンスタイムが短いことと、上記操作性の点から。

チャンスタイムに下のホッパーが開放状態って・・・じゃあ普段何のために下に溜めてるの?!
と理不尽な思いに囚われてしまいます。

コツとしては、
・左回り
・ホッパーにセメントを溜めすぎないで、こまめに移動すること。
・セメントが残っていてもエレベータに乗ることを優先すること。

エレベータは等間隔で来る訳ではないので、しばらく来ないと分かったらホッパーにセメントが残っていても移動したほうが効率が良いです。

ではプレー動画をどうぞ。途中5倍速再生で。



いかにせわしなく動き回っているかがご理解いただけることでしょう。
100点ごとにファンファーレが鳴ってひと休憩はいるのですがご褒美(ボーナス点)は何も無いという世知辛さ。
ゲームデジタルの気前よさを見習ってほしいですね(1000点ごとに500点ボーナス!)

■感想

勤労感が味わえるゲームですが、私だったらこんなきつくて危険な職場は5分で逃げ帰ってしまうでしょう。

しかし我らがマリオは、さらなるスリルを求めて戦場(マリオズボンアウェイ:'83年)やキノコ王国(スーパーマリオ:'85年)へと旅立つのであった (笑)。

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