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2009年 12月1日



今日は「あきひめ」の「人工授粉」に初挑戦。

















とは言っても絵筆でおしべとめしべをなでるだけ。 このとき左手の人差し指と中指で花の裏の「がく」を挟んで花をホールドすると、右手で絵筆を使いやすい。 とっても簡単。














2009年 12月4日



受粉を終えるとおしべは黄色から茶色へ変化し抜け落ちます。 花びらも散ってしまいました。
残っためしべは、先がちょっととがった半球状。 これが大きく育ってイチゴになります。













「とよのか」「あきひめ」の全景。

「とよのか」全景。

「とよのか」のアップです。
「とよのか」に「蕾」発見!!
最初の蕾は枯れてしまいましたが、元気に育った純白の蕾を発見しました。 これで一安心。
















2009年 12月6日



養液水位が下がってきているので今日は3回目の養液補給をする予定。 定植から約6週間になるので2週間に1回補給するペースです。

養液は大塚ハウスの水耕栽培用肥料を使っています。
まず、水道水を汲み置きしておきカルキを飛ばします。 普通、水道水は少しアルカリ性よりの硬水に調整されています。 これを ph調整液(phダウン)で弱酸性の軟水にします。 熱帯魚の経験があれば簡単なんですが...

養液濃度は下のコメント参照。


「あきひめ」の第2陣が純白の蕾たちになりました。

《養液濃度》
水:10リットルに対して
アミノ1号:25cc
大塚ハウス2号:25cc
大塚ハウス5号:2.5cc











こちらは「とよのか」の蕾です。
もう少しで開花しそうです。

















「あきひめ」全景。

「とよのか」全景。


2009年 12月8日



人工授粉と写真撮影の時以外は簡易温室をかぶせてあります。

「あきひめ」の第2陣が咲き始めました。 次の蕾も準備万端です。

「あきひめ」の花を上から見るとクラウンからかなり花茎がのびています。
ちなみに、イチゴの苗にはランナーが2〜3cmくらい残っていますが、 このランナーとは逆の方向に花茎が伸びていきます。 水耕栽培の場合は株が回転できるからいいですが、 土植えの場合はイチゴが収穫しやすい向きに株を植えておく必要があります。 ランナーが残っている方向を奥にして定植すればよいことになります。

ついについに「とよのか」の開花宣言です。 心配させた子供は一段とかわいいです。








2009年 12月12日



ここんとこ、とても順調です。

「あきひめ」3番花です。 1枚の写真で開花後の変化も良くわかります。


2009年 12月14日



水耕栽培第2号というか、本格的な水耕栽培ベンチのアイデアを暖めてきました。
長さ2mの塩ビパイプ3本をひな壇状に並べて、 ポンプで揚水した養液が上から順番にオーバーフローで流れ落ちてきます。 各パイプには10個の穴を設け、3本で合計30株のイチゴを栽培できます。 各穴の直下にはエアーパイプが配してあり30株の根をエアーレーションすることができます。 アルミフレームに農業ビニールを張った簡易温室は、 前面をフルオープンしてイチゴの世話をすることができます。
注文部品も揃ったので製作に入ります。


2009年 12月17日



今日は妻の実家の手伝いです。 いつも大量に収穫できるのでたくさんもらって帰ります。

















2009年 12月19日



基本的な部分が完成しました。
塩ビパイプは内径154mm 長さ2mです。 エンドキャップは中段が接着固定、 上段下段が着脱回転可能(取っ手付)となっています(反対側はその逆)。 3本をホースで連結しますが、各エンドキャップには回転エルボを介して連結します。 これで取っ手付キャップを回転することによって養液水位を調節できます。 養液は取っ手付キャップ側からオーバーフローで出て行き、 下のパイプの固定キャップ側から下のパイプに入って行きます。


3本の塩ビパイプには各10個の穴(径38mm)を開けますが、 3本が並んだときに穴が千鳥配置になるようにします。 イチゴの株間を広くとるためです。 各パイプの底面にはエアーパイプを配します。 吸盤で固定しますが、 はずれても浮き上がってこないようステンレスのワッシャーを錘としてかませます。

エアーパイプのアップです。 黄色いテープの丸穴の位置に細密ドリルで径0.15mmの空気穴を開けてあります。 エアーパイプ内に少し圧をかけ10ヶ所の空気穴から均等にエアーが出るようにするためです。 エアーポンプは熱帯魚に使っていたものを使用します。

左の写真で、揚水ポンプは熱帯魚に使っていた小型のものをきれいに洗って使用します。 養液タンクはいつものヤオコーでもらってきました。 これも魚の匂いが無くなるまできれいに洗いました。
揚水ポンプの電源を入れると、揚水ポンプからの養液は上段パイプ手前側の固定キャップから入り、 向う側の取っ手付キャップ側から出て行きます。 同様に中段、下段を経て養液タンクに戻ります。







最低水位セッティングの右側面。

中間水位セッティングの右側面。

最高水位セッティングの右側面。

最低水位セッティングの左側面。

中間水位セッティングの左側面。

最高水位セッティングの左側面。

1号の方は、本格的な冬に向けて液温が下がり過ぎないようにヒーターを取り付けました。 養液にヒーターを沈めただけですが。

液温と外気温をモニターする温度計もついでに。 現在、液温12.9℃、外気温15.5℃。 いずれも眠っていた熱帯魚用品です。


2009年 12月20日



2号。 塩ビパイプにエアーパイプを取り付けたところです。 熱帯魚用のシリコンチューブでエアーポンプに繋がっています。

試運転で水を循環させエアーレーションをしているところを 塩ビパイプの穴から覗き込んで撮っています。 暗くて泡が出ているため見難いですが、かろうじて黄色いテープが判別できます。


2009年 12月23日



1号。 「あきひめ」の一番花がだいぶイチゴらしくなってきました。 その左上の二番花は、花びらは落ちておしべがまだ残っている状態です。

全景はこんな感じ。
「あきひめ」は子株もずいぶんと大きくなりましたね。



2009年 12月25日



2号。 ついにイチゴを定植しました。
上段左から「ジャンボいちご」11株。「ふさの香」4株。「女峰」5株。 「紅ほっぺ」2株。「あきひめ」8株。の合計30株です。

イチゴ苗は9月10月がシーズンなので今の時期は売れ残りです。 枯れそうなのもあります。 2号の製作スタートが遅れて年内ぎりぎりになってしまいました。

寒さ対策で全てのホースには断熱チューブを巻き、エアーチューブにはホースを被せ、 揚水ポンプはグラスウールに包みゴミ箱に入れました。

1号。 ワンタッチ簡易温室を被せたときに下から風が吹き込むのでビニールを張りました。



2009年 12月27日



1号。 一番花のイチゴが順調に育っています。 後続隊も頑張っています。

「とよのか」の一番花も遅ればせながらイチゴらしくなってきました。 年明けが楽しみです。

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