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2011年 12月10日
12/10 21:45 から 12/11 1:18 に渡り、日本全国で皆既月食が見られました。
この写真は後半の部分食ですが、皆既月食の時間は約50分間、ゆっくり鑑賞できます。
地球の本影に入った月は本来なら太陽光は届かず見えないはずですが、
地球の大気を通過し拡散した太陽光が僅かに月を照らします。
また、大気を通過するときに直進性の強い長波長の赤い光だけが月まで届きます。
その結果、暗くて幻想的な赤い月が見られました。

12/10 21:55 部分食の開始から10分経過しました。

地球の本影は月の直径の3倍近くあります。
それが影のカーブでだいたい分かると思います。

三日月にすこし似ていますが、月の満ち欠けでは有り得ない似て非なるものです。

12/10 23:32 皆既月食の最大食です。 下のほうが明るくなっているのは、
上部が本影の中心に近く、下部が端に近いためです。

左ななめ下が本影から出てきました。 暗い月に馴れた目にはすごく眩しく見えます。

部分食が半分くらいになりました。
まだ、カメラの露出は影に合わせてあるので太陽光の当たった部分は白トビしてます。

今度は明るい部分に露出を合わせて撮りました。 まだ、少し白トビしてますが、
影の部分は真っ暗で何も見えません。 ダイナミックレンジが広すぎます。

壮大な天体ショーです。 これを月面から見たらどう見えるでしょう。
真っ暗な地球の中には都市の微かな明かりが繋がって日本列島が浮かび、
地球の外周には細くて赤いリングの縁取りが暗黒の宇宙に浮かんで見えるのでしょうか。
遠い将来には「赤環月食ツアー@静かの海」なんてのが有りそうです。

12/11 1:14 部分食の終了間際です。 ずっと天気が良くて最高でした。
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2011年 12月27日

ランナーの成育をチェックしながら水を補給します。
上段、左側のランナーは発育が良く水をどんどん吸収します。
右側のランナーはクラウンが枯れそうで水も茶色く色が付きます。

上段のアップです。 左側は健康な白い根がよくわかります。
右側の色の付いた水はきれいな水に入れ替えてやります。

中段には2グループあり、そのひとつ。 やはり左側が健康で右側はもうダメそうです。

中段の第2グループは、2株共に一番健康でビーズケースが見えないくらい
葉が成長しています。 根もケースいっぱいに伸びています。

下段にも5株あり、内3株は健康です。 根がどんどん伸びるので
ビーズケース小ではすぐにいっぱいになってしまいます。
水の吸収も早く1日で空になってしまいます。

今年は「四季成り」の継続栽培とランナー栽培、「とよのか」新規栽培でいきます。
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2011年 12月29日

健康なランナー株を定植します。
根の長さがビーズケース分しかないので、
布を巻きつけて養液を吸い上げられるようにします。
布の周りに更に支持用ろ過フィルターを巻きます。

実際の根の長さです。 短いけど太くて密集しています。
巻きつける布は根が呼吸できるように、目の粗い薄手の布を使います。

定植穴に布を垂らして入れ、布が外れないようにろ過フィルターでしっかり押さえます。

定植完了です。

今日は健康なランナー株7株を全て定植しました。
念のためにランナーはまだ切らないでおきます。
調子の良くないランナー株は引き続きビーズケースで育てます。

栽培ベンチ全景ですが、「とよのか」の2株が調子悪いようです。