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2014年 7月2日



今朝の「レジナ」の元気な葉露です。

定植後2日目ですが、この様に今朝はとっても元気です。
実は昨日の午前中は定植後いきなりの真夏の日差しで萎れていたのです。  特に株元をハサミで切って2株に分けたものがひん死の状態でした。  この2株は育苗器に戻して半日間のリハビリです。
他の株にも株元に水を差してやると、30分くらいで回復します。  どうもリボンが吸い上げる水の量が足りないようです。


リボンの代わりに登場したのが伸縮包帯です。 材質はレーヨンとポリウレタンですが、 リボンと比べるとかなり厚手で水を吸い上げるスピードが全然違います。
左が薬局、右が100円ショップで購入したもので性能はほぼ同等です。

約20cmの長さに切って、30株全株をリボンから伸縮包帯に取り替えます。




この様に株元を2枚の伸縮包帯で包んで、エナメル線で軽く縛ってやります。
この結果が今朝の元気な葉露になりました。 これで一安心です。



2014年 7月7日



3号機も「レジナ」の定植完了です。

2号機には1週間前に30株が定植完了していますが、昨日は3号機に16株を定植しました。
写真は今朝の撮影です。 あいにくの雨で、ベランダの一番奥に置いた3号機にも少し 雨がかかっています。 天気予報では台風も来るらしいので、これは急いで温室屋根を 作らなければいけません。

でもとりあえず「ベランダいちご園」に2号機、3号機がそろい踏みしました。

我が家のベランダはこの様に壁がへこんでいます。 このへこみをうまく活用しようと3号機の サイズを決めました。

定植した「レジナ」は右半分はそこそこ大きいですが、左半分は成長不良の苗です。

こちらですね。 特に前列が本当に小さいです。

その中でもこの株が一番小さい株です。 大器晩成で頑張れっし!!

立派に役目を終えた育苗棚です。 が、よく見ると一番上の棚に何か残っています。

更に小さいこの2株です。 この2株は根がほとんど伸びていないので定植できませんでした。  しばらくこのままですね。

水耕栽培でコラボ中の電通大の佐藤研究室様にはこの6株を分けてあげました。  1番から6番までの健康優良児たちです。


3号機はここに置こうかとも考えたのですが、西向きなのと桜の木で木陰になってあまり日が 当たらないのでやはり計画通りベランダに移動しました。

ここの方が周りが広くてゆったり世話ができるし、3号機があることでイイ雰囲気になるので ちょっと残念です。


2014年 7月10日



温室屋根の固定部が完成です。

台風8号が日本列島を縦断しそうなので、固定部だけでも完成すればその上にシートを被せ られると急いで造りました。
写真は午後3時くらいの撮影です。 もう既に強い風が吹き始めました。 4株ほど風でなぎ倒されてしまったので室内に避難させました。

7月上旬から猛烈な大型台風がくるとは、トホホですね。



温室屋根のフレームにポリカーボ製のプラダンを差し込むための溝を加工中です。

フレームの部品が完成しました。


端面はいろんな角度でカットしてあります。 溝が2面にある部品もあります。

フレーム部品にシルバー塗装をして、木工ボンドと木ネジで組立完了です。
天気が悪いので塗装がなかなか乾きません。 塗装だけで2日かかってしまいました。

これがポリカーボ製のプラダンです。 透明度が良く強度もあります。



いよいよ台風対策です。

1.7m x 1.7mの厚手シートを買ってきました。 四隅と各辺の真ん中にハトメが付いています。
このハトメを全部使って紐で脚にくくりつけました。

はたして3号機は台風8号をのりきれるでしょうか。







2号機の方はいつも通り、日光50%カットのシートを被せて四隅にダイビング用のウエイトを ぶら下げています。

テーブルタップには洗面器を被せて直接雨がかからないようにしてます。  強風で洗面器が飛ばされてしまうといけないので上に煉瓦でも載せておこうと思います。

2014年 7月14日



裏の畑でジャガイモが豊作です。

我が家の勝手口を出たすぐ前に42uの畑をタダで借りてます。
いつもはきゅうり、なす、ピーマンなどの夏野菜を作っているのですが、 今年は手間のかからないジャガイモを植えました。 銘柄はメークインです。
収獲には2〜3日天気の日が続いて土が乾いた時が良いのですが、梅雨と台風で土が 乾く暇がありません。
台風8号が通り過ぎるとやっと晴れてくれたので昨日遅ればせながら収穫です。

収穫前の風景です。
手前はレタスですが、その向こうは一面にジャガイモが 植わっています。 葉が黄色く枯れ始めたら収穫時期ですが、もう株元まで枯れています。

収獲中の風景です。
4ヶ月ほったらかしだったので防草シートを張っていても僅かな 隙間から雑草が生い茂っています。 午前中は雑草取りで終わってしまって午後から ようやく芋ほりです。
さすがにくたびれました。

2014年 7月18日



今朝は「レジナ」の初収穫です。

3号機には11日前に16株が定植してありますが、本日めでたく3個のミニトマトを収穫しました。
写真は収穫前の3号機です。 生長の遅い落ちこぼれ苗をあつめたのですが一丁前に収穫です。
真ん中のあたりは葉も生い茂って逞しく育ちました。

これで3号機も一安心です。





小さく見えてる紅3点をこの後収穫しました。

葉の生い茂った株もたくさんの青い実をつけています。

こちらは定植後18日目の2号機の「レジナ」です。

こちらは全株、葉が生い茂っています。
いい調子です。
2号機の収獲中に収穫前の写真を撮っていないことに気が付き、 赤いトマトが2個残った状態で撮りました。 この写真では1個だけ見えています。






こちらがそのアップです。 完熟色のミニトマトです。 おいしそう。

もう1個はちょっと小さ目です。

次期収穫候補の青いトマトもあっちこっちで鈴なりです。

こちらの株もこんな感じ。 「レジナ」の種まきをもう一ヶ月早くやっておけば今頃は 大豊作でしたね。

結局、2号機で10個、3号機で3個の合計13個です。

今年のミニトマト初収穫は49gです。
水の補充頻度も増えているので今年は期待できます。

2014年 7月22日



温室屋根の可動部「温室ハッチ」が完成です。

温室屋根は冬までに作ればいいと思ってたんですが、台風は来るはスコールのような 豪雨は降るはで雛壇が水浸しになる始末です。
これは温室屋根をさっさと作ってしまわないと、ということになりました。  雨は色んな病原菌を媒介するので水耕栽培には百害あって一利なしです。

まだ農ビは張っていませんが、アルミフレームが完成しました。


使用するアルミフレームの断面形状です。 ガラス引戸用のレールを流用してます。

アルミも木工用丸鋸で切ってしまいます。


傾斜フレームの四隅を繋ぐのはステンレスの特厚金折です。 前面にぶらさがっている ぶらさがりフレームはひねりの力がかからないので小型薄手の金折を使っています。

農ビを張るとつかみどころが無くなってしまうので真ん中にハンドルを取り付けます。  また、両フレームの真ん中にはアルミ丸棒を入れて補強してあります。

傾斜フレームを温室屋根固定部に取り付けるヒンジです。 2ヶ所で取付けてあります。


傾斜フレームとぶらさがりフレームを繋ぐヒンジです。 アルミフレームには2本の溝が ありますが、このように金折、ハンドル、ヒンジのビス止めは全て内側の溝を使って行います。
外側の溝は農ビを張る網戸ゴムのために残しておきます。

取付が完了した温室ハッチをオープンしたところです。
後ろに壁があるので2号機のようなステーは省略しています。 壁で止まっているだけなので 操作も簡単です。

風通しのために半開きにするときは両端に板切れを挟んでおきます。 3号機の 温室ハッチは2号機と比べて作る上でも使う上でも相当な省力化ができました。

2014年 7月25日



昨日、「温室ハッチ」に農ビを張って雨対策準備OKです。

農ビが張ってあるんですが、この写真ではフレームしか見えませんね。
ピンとシワひとつなく平面に張れているので反射がない角度では何も張ってないように 見えます。
農ビを張って留めるために網戸ゴムを使うつもりでしたが、アルミフレームの溝幅に ピッタリのサイズがありません。 一番太い6.8mmでやってみましたが溝に押し込むのに 大変な力が必要です。


そこで代わりに登場したのが外径8mmのホースです。 ホースは中空なので潰して溝に 押し込むのにそんなに力はいりません。

このようにフレーム外側の溝全周にホースが押し込まれて農ビをピンと張っています。



この角度でも反射がなく農ビの存在が分かりません。 もちろん農ビの透明度が良いことも 必要条件です。


温室ハッチをオープンしたところです。
この角度だと農ビに空が反射して農ビが張ってあるのがよく分かります。 でもピンと平面に 張れているのでまるでガラスが入っているみたいでしょう。

一方こちらは2号機です。 奥の方に農ビのシワがあるのが分かります。 残念。
それとは別に問題があります。 レジナの葉が上の方まで黄色くなっています。 これは 肥料不足の症状です。

特にその症状が顕著な株です。 青い果実もなかなか赤くなりません。 もともとトマトは 肥料をたくさん必要とする野菜です。 早速、30ccづつのハイポニカA液B液を追肥してやり ました。

こちらの株もかなり上の葉が黄変してます。 株元から黄色くなって枯れていくのは自然の 現象ですが上の葉が黄色くなるのは要注意です。
これは明日も追肥した方が良さそうです。

夕方、またスコールのような雷雨が降り始めました。 3号機も温室ハッチを閉じるだけで 豪雨への準備が完了です。
良かった良かったって感じです。


2014年 7月29日



今日のお昼は穫れたての「ベランダとまと」をいただきます。

テーブルの真ん中にはミニトマトとスイカとイチゴジャムが並んでいます。  ミニトマトとイチゴジャムはベランダ産、スイカは女房の実家産です。
ミニトマトは今朝取りのもぎたてです。 口の中でプチッとはじける食感がたまりません。
そういえば今朝の味噌汁にも自家製のジャガイモが入っていました。
今日は自家製野菜で夏を満喫です。


収穫前の水耕ベンチ2号機です。

手前側の数株は葉が黄色くなっていますが、肥料不足と高温障害のダブルパンチです。
肥料不足については追肥をしてやったので大丈夫ですが、高温障害のダメージの方が大きいようです。

先週からの連日の猛暑で一部の葉が枯れてしまいました。 トマトの熱中症ですね。
日光50%カットのシートをかけ、両側の冷却ファンをフル運転しています。

でも大半の株はまだまだ元気があります。 完熟色のミニトマトがあちこちに見えています。

こちらも鈴生りです。




奥の方にも沢山実をつけています。



こちらは収穫前の水耕ベンチ3号機です。

こちらでは熱中症の被害は出ておりません。
ベランダの一番奥にあるので雛壇のほとんどが屋根の陰になっています。  2号機の雛壇では40度を超える場所がありましたが、3号機では36度以下です。

という訳で3号機は特に熱中症対策はしていません。




こちらもい〜い色になってきました。

葉も生い茂ってうっかりすると食べ時トマトを見逃してしまいそうです。

背丈はこんなに小さくても一丁前に大粒のミニトマトを沢山つけています。  さすが「レジナ」です。
穫れました!!
大きい方の皿にてんこ盛りまではいきませんが、結構な豊作です。

今年2回目のミニトマトの収穫は 314gです。 今年は種から育てたのでこの豊作は感無量です。

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