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2014年 6月2日



グライダーを見に霧ヶ峰に行ってきました。

友人がもう10年くらいグライダーをやっているということで前々から行ってみたかったのですが、 昨日の日曜日、朝5時起きで圏央道、中央高速をブッ飛ばして行ってきました。
ここの所、猛暑日が続いていますが、霧ヶ峰ではウインドブレーカーが必要なくらい涼しいです。  しかし標高が高いので紫外線が強烈です。
更に高い真っ青な空へ向かってテイクオフです。

霧ヶ峰のグライダーはこのような立派な格納庫に収まっています。 中にはビンテージモデルも展示 されており、さながらグライダー博物館です。

滑走路まで軽トラで牽引しますが、翼の端を人が支えて歩くのでゆっくりと運ばれます。

滑走路に入りましたが、滑走路の端まで更に歩きます。 舗装されているのは着陸用で離陸時は草の上を 滑走します。

滑走路の端の駐機場に到着です。 この2機は前後に2人乗れる複座機です。 

こちらは単座機です。 大きさも少し小ぶりです。
後ろに見えているのは横岳あたりです。

離陸する前の入念な点検中ですが、背景には雪の残った八ヶ岳が見えており雄大な世界です。

八ヶ岳の少し右手にはうっすらと富士山が見えています。霧ヶ峰から富士山まで行って帰ってくる達人 もいるそうです。

こちらはグライダーを牽引するウィンチです。 大型トラックの荷台の一番前にIsuzuのバスのエンジン を乗っけて、左端のデカい糸巻きで1kmもあるワイヤーを高速で巻き取ります。

エンジンと糸巻の間にある運転席にはハンドルが無いだけでアクセルペダル、ブレーキペダル、 ギアシフトノブ等があり、グライダーの速度に合わせて牽引スピードをコントロールします。

友人が吹き流しを見ながら今日の初フライトのタイミングを計っています。 後部座席には教官が座って もしもの時に操縦を助けます。 

最初は上昇気流がほとんどなく直ぐに着陸しそうでしたが、僅かな上昇気流をつかみ旋回しながら少しづつ 高度を上げていきます。

友人の顔が見えそうな角度ですが遠過ぎて無理です。

これから更に高度を上げてどんどん小さくなってしまいます。 一度見失うと見つけるのが大変です。

離陸の様子です。 タイミングを計っている間は翼の端を支えてもらいます。

無線で連絡をとりながら「GO」がかかりました。 もう10mくらい滑走しています。

カメラのすぐ前を滑走していきます。 時速50kmくらいでしょうか。 結構なスピードです。

機体がフワッと浮いた瞬間です。 地面には高速で巻き取られるワイアーが土煙を巻き上げています。

みごとに飛び立っていきます。
最初は緩い角度で上がり徐々に角度を大きくして出来るだけ高く 飛び上がります。

牽引ワイヤーを切り離した瞬間です。
重いワイヤーが落ちてきて人に当たるとたいへんなのでワイヤーの端にパラシュートがついています。

だいぶ時間が経って先ほど離陸した機が戻ってきました。 滑走路には風下から侵入してきます。

機体のスピードを落としても風の力で浮力が得られるからです。

着地の瞬間です。
アスファルトで舗装された着陸用の滑走路にソフトランディングです。

両翼の水平をコントロールしながら減速しています。 後ろには雪をかぶった北アルプスが見えています。

そのあと知らないうちに友人の機が着陸したようです。
気づいたときにはこんなに近くまで来ています。 慌てて写真を撮りました。

止まりました。
なんと1時間27分のフライトで本日の最長記録です。 高度も3000mを超えたそうです。 やりますね。


2014年 6月4日



育苗器のミニトマト苗を仮定植しました。

「レジナ」の苗がジャングル状態なので、本定植の前に仮定植して株間を広げました。
本当は間引きをするといいのでしょうが、数が足りなくなってしまうので48ポットの苗を16ポット づつ3つの容器に分けて仮定植し、定植が可能な丈夫な苗に育ててから本定植しようと思います。

容器は遠い昔に使っていた現像バットです。 現像、停止、定着と丁度3つあります。

苗の細い根を切ってしまわないように、ポットを1マスづつ切り取って取り出します。

今、13マスのポットを取り出したところです。 根と根がからまっていますが1マスづつだと解れます。

全マス、48ポットを取り出しました。



プラダンにポットをホールドする穴を開けます。 株間が極力広くなるように千鳥配置です。

現像バットの上に穴を開けたプラダンを乗せると仮定植用の容器が完成です。

新しい養液を入れてポットを穴に差し込んでいきます。 上段は成長の遅い株でまとめました。

中段も仮定植完了です。 これだけ株間を離してもジャングルに見えますね。

更に下段も仮定植完了です。 株元に近い葉柄が弱く、優しく扱わないと折れてしまいます。

中段、下段には苗がこちら側にたおれてこないようにマジックベルトを張りました。

苗がまだ貧弱なので外に出して直接日光を当てています。

更にブクブクも追加しようと青色のエアーストーンを買ってきました。 その他は在庫品です。

養液に流れがないと根の吸収効率が悪いので、エアーレーションで養液を撹拌します。

その後はイチゴの収穫です。
レジ袋いっぱいに葉カキをしてやるとだいぶイチゴが見えてきました。

一様、てんこ盛りの範囲でしょうか。
本当は朝一番がいいのですが、ミニトマト苗を優先しました。

今日の収穫は中3日で295gです。 またペースが上がりました。
いったいどこまで行くんでしょう。


2014年 6月10日



ミニトマト苗の葉の色が少し濃くなってきました。

昨日は久しぶりの梅雨の晴れ間だったので棚ごとベランダに出してやりました。
写真は今朝のものです。 今日はまた梅雨に戻っています。

少しづつですが順調に育っています。 3月24日に種まきしましたが、1ヶ月くらい早く種まきすれば よかったと後悔してます。

レジナの種まき


ポットが小さいので倒れやすいのが難点です。 最初は後ろ側に倒れててこないようにベルトを張って やりましたが、前面、側面には日光を遮ってしまうので張れません。

前列の株には株元にネットを巻き付けてやりました。 大変な作業の割に効果は今一です。




次に、PET製のコップをタテ半分に切って底の部分に株元を支える切込みを付けました。 床にセロテープ で固定していますがこれもかなり面倒です。


次は細い針金で天井から吊ってみました。 これが一番楽で確実です。

手で曲げてフックをつくり株元にひっかけます。


反対側を棚の天井にひっかけます。 なんかマリオネットみたいです。

一日中雨の日は部屋の蛍光灯とフラッドライトが太陽の代わりです。

昨日の朝の収穫です。 ずっと発育遅れだった「大実ジャンボ」が、ついにこの通りです。

でも中4日で170gなので、そろそろ「ベランダいちご」も終わりに近づいてきました。  美味しかったよ!!


2014年 6月15日



3号機の雛壇が完成しました。

3号機の記事は5/27以来です。
雛壇の表面に貼るアルミシートでトラブってました。 2号機ではアルミ蒸着保温シートが3年で ボロボロになってしまったので3号機ではアルミホイルを貼ろうと思っていました。
ところがテストピースくらいの小さい平面に貼るのは簡単ですが、横幅1mを超える大きさと雛壇状の 凸凹面にアルミホイルを貼るのは大変です。 何度も方法を変えてやってみましたが、ついに断念し ました。
そこで代わりに登場したのがカッティングシートです。 塩化ビニールにアルミを蒸着したものです。
ある程度腰があるので広い面積の雛壇に貼るのはもってこいです。 経時変化のテストなしに使う のはちょっと怖いですがぶっつけ本番でテストしてみます。

まず、雛壇が載る面の高さを揃えます。 厳冬期用の暖気取り出し穴の周りは長方形に穴を開けてやり ます。

雛壇をどこで曲げるか試しています。 曲げる位置でプラダンに切れ込みを入れますが、一コマ動かし たい時などにはセロテープで切れ込みを補修して真直ぐに戻します。

おかげで本番は一発で完成です。





プラダンの色は「ナチュラル」(半透明)を使っているので栽培穴の位置がよく判ります。 円定規を 使って穴位置をケガいていきます。

ケガキ線に沿ってカッターで穴を開けていきます。 ドリルを使うと穴位置が微妙にずれてしまいます。

現物合わせでケガいているのでピッタリ嵌合します。 カッターで穴を開けるのも結構簡単ですよ。


いよいよアルミシートの貼り付けです。 カッティングシートも裏面は粘着面ですが、粘着力が弱いと 思います。 雛壇の山折、谷折の部分には別途両面テープを追加します。 両方の剥離紙を一段づつ 剥がしながら貼っていきます。

次は雛壇の両側面を作ります。 ここでも半透明のメリットを活かして簡単にケガキます。
2号機は黒のプラダンを使ったので寸法取りが本当に大変でした。


側面ボードには冷却ファンが付きます。 2本のパイプ栽培槽の真ん中に風を通して熱い空気を排出し ます。 スロー回転の静音タイプです。
プラダンの端面は必要に応じてアルミテープで処理します。


完成した栽培穴と暖気取り出し穴です。 暖気取り出し穴はゴム栓が指2本で抓めるように周りを 長方形にカットしてあります。

両側面の冷却ファン吹き出し穴です。 ここから外気を取り入れ、温室ハッチの天井から排出します。

冷却ファンを外側から見るとこんな感じ。 上段の真ん中に温度センサーが設置され35度以上になると この冷却ファンが作動します。

今朝の2号機の収穫です。

はや、6月も中旬で「ベランダいちご」もラストスパートに入っています。
今日はアジサイとの2ショット。 桜との2ショットなどほぼ半年にわたり咲き続けてきました。

食べきれなかったイチゴが冷凍室で眠っています。 そろそろイチゴジャムを作ってやらないと 他の冷凍食品が冷凍室に入らなくなってきました。



今朝の収穫風景です。 奥の方にはミニトマトの苗が出番を待っています。

今朝の収穫は中4日で221gです。 前回より上がっています。 最後の力で頑張っています。

今日は10時からサムライジャパンのW杯初戦です。 最後の力を振り絞った「ベランダいちご」と一緒に 応援します。
「こぴっと頑張れっし!!」


2014年 6月19日



今シーズンの食べきれなかったイチゴです。

イチゴのシーズンが終わってみると冷凍室には大量の冷凍イチゴが眠っていました。
1800mlのタッパが6ケース、1700mlのタッパが1ケースも有ります。  これだけのイチゴが冷凍室のスペースを占領してると他の冷凍食品が入りません。
昨夜、 急遽、イチゴジャムを作ることにしました。
去年より生で食べた量は多かったのですが、 冷凍イチゴは去年と同じくらいあります。 年を重ねるたびに収量が増えているようです。
その内ちゃんと集計します。

とりあえず1800mlのタッパ2ケースを消化します。 缶ビールを飲みながら深夜電力を使ってコトコト 煮込みます。

ベランダ産自家製ジャムの出来上がりです。 今朝一番に庭のアジサイと2ショットです。


こちらは今朝の穫れたてイチゴです。 終わりそうでなかなか終わりません。

中3日で126gですからゆっくり収束に向かっています。

今朝も食卓の中心には「ベランダいちご」です。


こちらは開発中の3号機の養液タンクです。

フタの加工とホースの穴の加工などが必要です。
発砲スチロールのカットにはニクロム線を使ったスチロール専用カッターもありますが、真っ直ぐに 切るのは至難の業です。 それより手軽な普通のカッターを使います。
まずカッターの刃を新しいものに交換して切れ味を良くしておきます。 切るときには刃を全部出し、 刃を手前に引きながらゆっくりと切っていきます。

こちらのホースはパイプ栽培槽からのオーバーフローです。 穴を開けるのもカッターで開けますが、曲面 なのでどうしても発泡の粉がボロボロと崩れてきます。 そんな時はペイント薄め液をティシュに浸して ボロボロの面を押さえてやると表面が溶けて崩れなくなります。

こちらは揚水ポンプのホースと電源コードです。 まずプラグが通る長方形の穴を開けます。  次にホースの径とコードの径に合わせて切れ込みを入れます。 これだとカッターを手前に引きながら 切ることができます。


背面からのメンテナンスのとき用に大きくフタを開けた状態です。
中に揚水ポンプが見えています。






フタの片側が更に小さいフタになっています。 最盛期には2、3日に1度の頻度になる水の補給口です。

側面パネルを外して、パイプスタンドの四角い穴から水の補給が出来ます。

背面から見た養液タンクです。
フタは閉まった状態です。 左の細いホースが揚水用、右がオーバー フロー用です。


2014年 6月24日



ついに3号機の試運転です!!

電気系統の配線も完了して、いよいよタンクに水道水を入れてメインプラグをコンセントに差し込みました。
このとき注意するのは、上段のパイプ栽培槽に設置してあるオートヒーターはコンセントから抜いて おくことです。 この時点ではパイプ栽培槽にはまだ水が送られていないのでヒーターは空焚きになって しまいます。
まずは、 揚水ポンプ、間欠エアーレーション、冷却ファンの作動をチェックします。  タンクにオーバーフローの水が戻ってきたらヒーターの電源を入れます。

こちらは養液タンクです。 水面の右端には戻ってきた水がボコボコ泡を立てています。  写真だと分からないですね。

こちらはエアーポンプです。 夏場はこうして塩ビパイプにひっかけてフタを開放しておきます。

電気制御系と電源系はこちら側にまとめてあります。 側面パネルを外せば設定が変更できます。


左は間欠タイマーで、15分ON、45分OFFを繰り返す設定です。
右は冷却ファンのコントローラー です。 いまダイアルを29℃にセットするとファンが作動しました。

試運転が無事終わったので栽培槽の水を抜きます。 大部分は灯油ポンプで吸い出しますが、少し残った 水が本体に流れ込まないようロートを作りました。

色が黒なので分かりにくいですが、塩ビ板製のロートを塩ビパイプに巻き付けて両端のフックをスタンド の板にひっかけています。 これがないと水は塩ビパイプの外側を逆流し本体を水浸しにします。

こちらは種から育てたミニトマト「レジナ」です。

今月初旬には弱々しかった苗がこんなに逞しく育ちました。
梅雨の合間に日が出ているときには外に出して出来るだけの日光を当ててやりました。 それとブクブク も効いていると思います。

そろそろイチゴを処分して「レジナ」を定植しようと思います。





あちこちで花が咲き始めました。 白い繊毛が沢山見えます。 空気中から水分を吸収する繊毛です。
生まれ故郷のアンデスでは水が少ないため発達した機能だそうです。

トマトの花にはオシベとメシベが見当たりません。 真ん中にロケットのフェアリングのようなものがあり ますが、この中にオシベとメシベが入っています。


一方、こちらは「ベランダいちご」です。 イチゴの粒がかなり小さくなってきました。

でも葉っぱは若々しく元気なままです。 まだ花も咲きます。  この花の収穫まではちょっと待てません。

中4日で74gと100gを切ってしまいました。
ついに近々撤収するようですね。


2014年 6月30日



「レジナ」を定植しました。

種から育てたミニトマト「レジナ」が本日ついに定植完了です。
種まきが一ヶ月くらい遅かった分、「ベランダいちご」も6月下旬まで頑張ったので、結果丁度良いバトンタッチ ができました。 二つの株が株元でくっついていたのをハサミで切り分けたものもあります。  はたして元気に育つでしょうか。

とりあえずこれでベランダの夏支度が完了です。



写真は土曜日の朝の風景です。 イチゴの撤収をすることにしました。

まだ実がついています。 でもあまり大きくなりそうもないイチゴです。

根も周りは茶色くなっていますが中の方はかなり白いです。

全株を撤収して雛壇の掃除です。 花びらが散ったゴミが相当あります。  ワイヤレス掃除機で吸い取るのが簡単です。

その後、雑巾で汚れを落とすと新品のようにピカピカです。 そういえば雛壇は去年張り替えたばかり でした。

今シーズン最後の収穫は13gでした。 ちっちぇ〜。
最後はやはり寂しいですね。


トマト苗の定植ではまず、株元を支えていたポットを取り除きます。 根を切らないように気を付け ながら、はさみでカットします。

株元まで水を吸い上げるリボンです。 100円ショップで5m100円です。
いままではボロ布を使っていましたが、根が出す排泄物で木綿が溶けるようです。
ナイロン製とポリエステル製のリボンをテストしてみます。

この様に株元を2枚のリボンで挟みます。 これだと根はリボンの間から空気中の酸素を取り入れる ことができます。




30株の定植が完了しました。
今度はミニトマトの豊作が楽しみです。

残った大苗です。 先日完成した3号機にも16株必要ですが、コラボ中の佐藤研究室にも少し分けて あげたいので数がギリギリになってしまいました。

発育不良の小苗です。 3号機はこちらも使うようですね。




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