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2016年 2月1日
大寒波の爪痕です!!
関東地方には雪は降らなかったものの
大寒波の襲来でイチゴの花のメシベがやられてしまいました。
真ん中の黄色いはずのメシベが黒くなっています。
イチゴのメシベは寒さに弱く開花してすぐに1℃を下回ると低温障害で死んでしまいます。
今回の寒波襲来では3個の花のメシベがやられました。
死んだメシベのクローズアップです。
周りのオシベは何ともありませんが、
真ん中の黒い塊りが将来イチゴになるはずだった花床でその表面のトゲトゲがメシベです。
花床とメシベが全部まっ黒です。
こちらは健康なイチゴの花です。
真ん中の黄緑色の膨らみが花床で表面には無数の黄色いメシベが見えています。
この花はなんとか大寒波を乗り切ったようです。
温室ハッチのおかげでほぼ8割がたの花が無事でした。
一方、こちらはたま〜に出現するオシベの無い奇形です。
オシベが無くても他の花の花粉でちゃんと立派なイチゴに育ちます。
人工授粉でも他の花を撫でてやった筆でこのメシベを撫でてやれば大丈夫。
オシベが無くても気にせず普通に人工授粉してやればいいという訳です。
メシベが死んでしまうとイチゴは実りませんが、
オシベは無くてもかまわないというのは
男としてはちょっと悲しい現実です。
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2016年 2月5日
今度は食害です!!
やられました。 この無残なイチゴを見てください。
切り口がシャープなのでナメクジではないようです。
となると、遂に鳥に食べられてしまったのでしょうか。
天気の良い昼間は温室ハッチを半分跳ね上げて風通しを良くしていますが、
今まで6年間、鳥の食害はありませんでした。
温室ハッチが上から垂れ下がっているので鳥が警戒して入ってこなかったんだと思います。
応急対策として、半分も跳ね上げないで
木切れを挟んで少し隙間が開く程度にして様子を見てみました。
しかし、翌日またやられました。
今度はかなり勢いよく食い散らかしています。
これはどうも味を占めてしまったようです。
5pくらいの隙間でも怖がらずに入ってきます。
現場を目撃出来てはいませんが、これはもう怖いもの知らずの小鳥の仕業のようです。

食い散らかしたイチゴのそばに遺留品を発見!!
犯人のフンです。 スズメより大きいかもしれません。

ベランダの手摺りにもフンが落ちています。
イチゴを無断で食った上にフンまでしていく不届き者です。

しかたがないので昼間も温室ハッチをピッタリ閉じることにしました。
風通しが必要なので夏用のファンを稼働させます。
28℃以上で稼働する設定にしました。

側面パネルの隙間からファンが回転しているのが判ります。
温室ハッチはピッタリと閉じてあります。
これは2号機ですが、3号機も同じように設定してあります。
手前のデカいのが2号機、奥の小さいのが3号機です。
これで絶対に鳥に食い逃げされることはないはずです。
ちょっと面倒ですが、日が落ちるころにはファンの換気孔を閉じて
ファンの電源を切る手間がかかります。
夜間は徹底的に冷え込みますから今度は暖房です。
しばらくすると鳥も諦めて寄り付かなくなればいいんですが...
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2016年 2月10日
時間がかかりすぎです!!
3号機の下段に定植してある「とよのか」ですが、
ピンクと白が混ざった花が咲いたので「とよのかハーフ」と呼んでいます。
ところが実が大きくなるのに時間がかかりすぎです。
花が咲いてからもう1ヶ月半くらい経過するのにまだ実は青いままです。
それから不思議なことに最初に咲いた花はピンクと白の花でしたが、
その後に咲く花はすべて普通の白い花です。
最初に8株すべてに咲いたピンクと白の花は何だったのでしょうか。
青い実に近づいてみると緑のツブツブがやたらに目立ちます。
このツブツブが本当の実なのですが、これが大きいままで大仏様の頭のようです。
この状態がもう2週間も続いています。
ピンクの花のイチゴは四季成りの観賞用が多いので、
観賞用のイチゴの品種と交配した「とよのかハーフ」は
実を付けるのが苦手なのかもしれません。
こちらは2号機の「とちおとめ」ですが、
左のような大仏頭の時期はほんの4、5日で、
すぐに右のようにベースの花床が膨らんできて緑のツブツブは小さくなっていきます。
3号機の上段には「とちおとめ」8株が定植してありますが、
下段の「とよのかハーフ」よりも2週間くらい遅れて咲いた白い花が
もう真っ赤なイチゴに育っています。

こちらがその「とちおとめ」です。

こちらも「とちおとめ」。
「とよのかハーフ」を完全に抜き去ってしまいました。

これは2月2日に収穫したイチゴで155gです。

こちらが今朝収穫したイチゴで185gです。
寒波も一時期より緩くなり「とよのかハーフ」以外は収量が上がってきました。
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2016年 2月16日
ゴルフネットを張りました!!
鳥の食害事件があってから温室ハッチを閉じているのでイチゴは大丈夫ですが、
手摺りに止まってフンをするのでゴルフネットを買ってきて手摺りに掛けています。
1m幅を3m切り売りしてもらいましたが、
手摺り全体の半分くらいしかカバーできません。
でも2号機の前がフンが一番多いのでしばらくこれで様子を見ます。
イチゴを狙っている小鳥にとってはは2号機の正面は絶好の止まり木なのでしょう。
後は洗濯物にもフンをされたので物干し竿ホルダーにテグスを張ってみました。
こちらはここに鳥が止まっている確証はないのですが、
止まるときに邪魔になりそうな位置にテグスを張っています。
雨樋などに止まっているかもしれないので、
写真では収納してあるオーニングを洗濯物を干したときには広げるようにしています。
まさか冬にオーニングを使うとは思いませんでした。
こちらは3号機の「とよのかハーフ」ですが、
部分的に色づいてきた部分もありますが依然として「大仏様の頭」状態です。
これは本当にダメそうです。
もう諦めて根元から切ってしまおうかと思いましたが
後学のために最後まで成行を確かめようと思います。
「とよのかハーフ」大ハズレです!!
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2016年 2月25日
ドスンという音で目が覚めました!!
今日の未明、4時ころです。
「あの音は!!」嫌な予感です。
ベランダに出てみると案の定、太陽光パネルからの雪崩が始まっています。
昨晩寝るときには雨だったのですがいつの間にか雪に変わって、
2pくらい積もっています。
もう写真を撮る余裕もなく手で雪を払い落として、
補強角パイプと雪崩ガードをセットし終わったのが左の写真です。
昨夜は雪崩の準備は一切してなくて、
無防備の2号機の温室ハッチの先端には雪崩が直撃して砕けた雪が相当積もっていました。
よく温室ハッチの農ビに穴が開かなかったと不思議です。
左の写真は朝一番の写真です。
周りの積雪は2pくらいですがベランダの積雪はその4〜5倍になります。
太陽光パネルに積もった雪がここに落ちてくるからです。
雪崩ガードが弾き飛ばされないように自転車用のゴムロープで先端を押さえてあります。
10時ころになると青空が出てきました。
屋根の端には雪崩の元となる雪庇がまだ少し残っています。
そういえば昨夜の天気予報で埼玉県は夜遅くに雪がぱらつくところもある。
というようなことを言ってたのを思い出しました。
大したことないとそのまま寝てしまったのが敗因で、
未明のベランダでパジャマで大騒ぎすることになってしまいました。
でも2号機の温室ハッチは辛うじて健在です。