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2021年 11月1日
イチゴの葉っぱが穴だらけ!!
写真は先月から株元ヒーターによる「夜間加温」と「終日加温」の
比較栽培を行っているイチゴ24株です。
この写真で見ると手前の「終日加温」の方が大きく育っているように見えますが、
実際は葉っぱの大きさも同じくらいで両者の差はまだ出ていません。
それはいいのですが、
24株中、11株の葉っぱが穴だらけになっています。
これは大変!!

一番ひどいのがこの株ですが、
葉っぱに大きな穴がいっぱい開いてて
下には犯人のフンがいっぱい落ちています。
栽培棚にアルミテープが貼ってあるので、
穴もフンもよく分かります。

急いでカダンセーフを葉っぱの裏側まで念入りに散布してやりました。
カダンセーフはヤシ油などの食品成分で出来ているので、
農薬と違って安心です。
いつも右側の原液を水で500倍に薄めて
左側のスプレー容器に入れてあります。
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2021年 11月6日
「アイコ」が着果しない!!
丁度1カ月前に収穫したミニトマトの「アイコ」ですが、
花が咲くたびにトマトトーンをスプレーしているのに全然着果してくれません。
トマトトーンのスプレーは暗所に保管して繰り返し使っていますが、
改めて説明書を読み返してみると「使い残りの希釈液は4週間程度まで保存できる」
とあります。
希釈倍数を間違ったのでしょうか、
着果したのは2個だけで残りは全滅です。

これがその2個です。
やっと完熟したので今朝収穫しました。
なんとも情けない収穫です。

あまりにも着果しないので
1週間前からは花を指ではじく人工授粉も併用しています。
そのせいか、着果したものがいくつか出てきました。
これでは手間をかけてトマトトーンをスプレーする意味がありません。
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2021年 11月11日
イチゴがドライフラワーに!!
丁度1ヶ月前に定植したイチゴ24株ですが、
昨日、今日の久々の晴天で
あっという間に3株がドライフラワーになってしまいました。
写真左端の「アイベリー」は完全にカラカラ。
右端に見えている「女峰」は瀕死の状態です。
株を引っこ抜いて根の状態をチェックしてみましたが、
定植後1ヶ月経過しているので
水耕用の根が水を含んだフェルトにしっかり食い込んでいます。

こちらの右端の「アイベリー」もほとんどカラカラになっています。
3株ともひな壇の上段の株なので風通しが悪く
陽だまりになってしまったようです。
根はしっかりしているので、よっぽどの灼熱地獄になったようです。

しかたがないので近くのホームセンターで新しい苗を買ってきました。
「とちおとめ」ですが、大苗なのに198円と嬉しい安さでした。
これなら長い根っこが十分養液まで届きそうです。
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2021年 11月16日
更に3株脱落!!
イチゴのドライフラワー化が止まりません。
いくら小春日和が続くと言っても11月なので、
こんなに次々に枯れていくのはおかしいです。
これはどうも「青枯れ病」が発生しているようです。
5日前に3株を撤去し、昨日更に3株を隔離しました。
追加で購入した大苗3株は感染リスクがあるので
まだ定植していません。

こちらが昨日隔離した3株です。
水耕用の白い根っこは十分に伸びています。
「青枯れ病」は夏場に発生するのが普通ですが、
局所的に陽だまりが出来て菌が活性化したようです。

「青枯れ病」の菌は養液を経由して根から他の株に感染します。
循環養液型のシステムでは蔓延するリスクが高いので、
3株を隔離した後に養液を全交換しました。
写真は下段のパイプから給油ポンプで吸い出し、
中段のパイプのフタを開けて排水しているところです。
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2021年 11月21日
収束したようです!!
養液全交換から5日経過しましたが、
今のところ残った17株に「青枯れ病」の症状は出ていません。
まだ断言はできませんが、なんとか収束したようです。
結局、24株中7株がドライフラワーになってしまいました。
なんと約30%の感染率です。
「青枯れ病」恐るべしです!!

生き残ったほとんどの株では白い花が咲いています。
当園で「青枯れ病」が発生したのは2回目で、
前回は夏場にミニトマトがやられました。

7株の欠員を埋めるために「とよのか」4株を買ってきました。
先週、「とちおとめ」大苗3株を買ってあるので合計7株になります。
念のため、もう暫く様子を見て定植します。