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VEニュース(05年2月)


今月のトピックは
     なんと言っても新著(英語版)『VA-Tear Down』の紹介です

 1月号にも書きましたが、世界No.1のValue Engineerで米国第9代VE協会会長のJerry Kaufman 氏と
共著で『VA-Tear Down』を昨年末発刊致しました。日米のCVSが手を携えて著作活動をしたのも初めてで、
佐藤は「歴史的出来事」と思っています。
 この本は日本で発売中の「テアダウンのすべて」を元にJerryが更にVA/VEの良さを加え
充実した内容になりました。
佐藤の開発したテアダウン技術はすでに全国版ですが、実は佐藤は1998年に中国語版を出版しており、
これで日本語、中国語、英語と3ヶ国語の「Tear Down Book」が出揃ったことになります。
これを機会に日本の海外企業にも積極的にご活用されたいと願うところです。

1.ご利用いただきたい方

@ 海外の生産拠点で改善活動を展開したい方。
A 同じく海外で、開発業務を推進したい方、している方
B 現地の人たちにVAや日本の技術を紹介したい方
C 日本で海外企業のスタッフ教育をされている方
D その他(Jerryを知ってみたい方、英語の本を読んでみたい方)

2.タイトルに“VA”が登場。なぜVEではないか

 佐藤は元々VEのCreativeなところに魅力を感じてこの世界に飛び込みました。
常々分析(Analysis)よりEngineeringの方が適用範囲も広く創造的であるとのイメージを持っていましたが、
Jerry との3年間の共作中の議論の結論は、

@ マイルズはもともとVAで始めた。(米国海軍がVEに変えた。)
A VAは、「競争力利点を探し出すために顧客が感じたままに商品価値を分析する」とい
   うマーケティング用語でもある。この本のテーマにはその要素が十分含まれている。
B テアダウンの定義には「比較対照価値分析法」と分析の言葉が出てくる。
C 更に、この技術の適用範囲としては新製品開発(1st look)にも十分当てはまるが、こ
   の技術の対象の多くは、現製品改善(2nd look)に適用されるケース、プロセスが多い。
D「Value Analysis」の語は世界的用語になっている。しかし、Value Engineering につ
  いては、欧州諸国などまだ釈然とせず論議の的である。
                             などからであります。
ところで、余談ですが、
色々な所で「ティアダウン」と言葉や発音をお聞きします。これは涙が落ちる方でして、
涙が落ちるほど良い技法でもありますが、語源は引き裂く「Tear=テア」であります。

3.テアダウン書の活用の仕方
@ まず「テアダウン」をマスターしてください
それには日本語の『究極のベンチマーキング テアダウンのすべて』(日経BP社刊)か
教育ビデオ『究極の改善技法 テアダウン実施マニュアル』(安井電子出版 刊)でマスターしてください。
佐藤の持論:管理技術は体験者でなければその極意は分かりません。しかし日本の経営幹部や企業の管理者たちは、
見たことも触ったこともないのに、やれ「VEをやれ」「テアダウンをやれ」これは間違え。場図は体験から。
日本語版(3800円)             ビデオ(3本組:15万円)
A 次にいよいよ外国語の本を紐解く、紹介する、もしくは購入する
英語版 ($49.95)         中国語版(新台湾元 320元)
B @で育った指導者が指導する
4.資料の購入先
日本語版:日経BP 社:http://nmc.nikkeibp.co.jp/
ビデオ:(株)安井電子出版:http://www.yasui-ep.co.jp/
中国語:台湾(財)中衛発展中心(Tel:886-02-2751-3468 Fax:886-2-2781-8160)
英語版:Industrial Press Inc.:www.industrialpress.com
もしくは弊社へお問い合わせください。( vpm-office@dol.hi-ho.ne.jp )


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