(アウトロにかかりながら)
S:そーゆーようなことをしてて、でー、山弦を始めたりなんかして。
で、まぁ、相も変らずスタジオのセッションの仕事してたんですけども。
まぁ、なにせ僕音楽をはじめたキッカケってゆーのが、
細野さんたちがやられてた音楽がキッカケだったんですよ。
なんかねぇ、あの小学生の頃かなぁ?
H:うん
S:あのみんな段々ラジオで深夜放送聞いたりするのが流行ってて。
僕は音楽に全く興味がなかったんですけれども。
H:ほんとぉ。
S:全くなかったんで。
もー、なんかリトルリーグみたいな。。。野球少年やってたんですけど。
H:あー、ほんとお。
S:そしたら、なんか、あの、今でゆートレンドな言葉になるのかな?、
シンガーソングライターってやたらゆーんですよ、ラジオで。
H:70年代の話しだ。
S:そうですね。72〜3年の話し。
H:うんうん。
S:そいで、「何のことだろう?」とか思って、近所のお兄さんに聞いたら、
「 おまえ、そりゃ、あれだよ。自作自演のことだよー。」なんて言われて、
「自作自演ってなあに?」ってゆったら、
「ギター弾いたりして、自分で詞も曲も作ったりして歌うのが流行ってる」っ
て。
H:ホーホー。
S:へー、と。で、まぁ、なんか工作したりするのが好きだったんで、
おもしろそうだからそれをやってみよーか、と(笑)。
H:へんなキッカケだなぁ(笑)
S:そうなんです、そうなんです。
そんなことしてる内に、その当時にたまたまそのお兄さんたちに、
シュガー・ベイブの『ダウンタウン』とゆー曲と。
(『ダウンタウン』がBGMに流れはじめる)
H:ほーー。『ダウンタウン』を最初に聴いたんだ。
S:聴いて、そいで最初にシングル盤買って、
「なんか、これ、テレビとかで流れてる音楽と違うゾ」と。
H:うんうん。
S:「なんかそれ好きなんだったらさー」ってゆって、
やっぱ教えてもらったのが、『風街ろまん』だったんです。
H:(笑)
S:(笑)
これ、おんなじ頃ですか?ちょっと違う?大体同じ?
H:『風街(ろまん)』の方がちょっと先か。
S:先ぐらいですかね。僕は中学1年ぐらいだったと思うんですけど。
それでびっくりしちゃって。。。で、すっかりハマっちゃって。
H:そこからはじまっちゃうワケ。
S:そこからはじまっちゃうんです。
そいで、細野さんがやられてるのを片っ端からですね、
雑誌なんかで調べたりなんかして。
H:急に始まっちゃったんだ。
S:急に始まっちゃたんですよ。
そうすっと、雑誌なんかで細野さんとか、
(突然)いいですか?こんなバンバン話してて?
H:いいよー。
S:そいたら、ちょうど目の前にあるんですけど、リトルフィートの『デキシーチキ
ン』とか。
H:あーあー。
S:それから、なんかライ・クーダー(G,Vo)の話しとかしてて。
H:ライ・クーダー。
S:まぁ、いまでこそ‘バーバンク系’とか。
その当時は何のことだかわかんない。。。。ランディ・ニューマン(Key,Vo)と
かを。
H:ランディー・ニューマン。
S:いろいろ紹介されてるのをきいて、それで洋盤を買うようになったんですよ。
H:ハー。
S:でも、ホントのこと言うと1番最初に買った洋盤ってゆーのが、
そのはっぴいえんどの「ゆでめん」(ファーストアルバムの俗称)に
ちょっとジャケットが似てるってゆう理由で、
H:なんだろ。
S:バッファロースプリングティーンの『アゲイン』買ったんで。
H:(大笑)
S:(笑)
あのスペシャルサンクスがいっぱい書いてあるってだけが似てて、
今思えば、それだけのことなんですけど。
H:いや、もうその通り作ったもんだからね、あれは。
(バッファローBGMで流れ始める)
S:そいで、街のレコード屋さんでAから順番に掘ったかなぁ?
楽器店の・・渋谷の楽器店でレコード見てたんですよ。
そしたら、あれBのとこなんで、
H:バッファローね。
S:すぐじゃないですか?
S:で、バッってみたらすぐBの裏側に入ってたの。
H:(笑)あーそう。
S:「あら、これ、なんか「ゆでめん」にデザインが似てるゾ」と思って。
H:(笑)そーか。
S:それでバッファロー買って。
ああ、そしたら、ニール・ヤングがいたり、スティーブン・スティルスがいた
り、っゆーんで、
段々、こーいろいろなもんがつながってきて、
H:はーーっ。
S:それでおもしろくなっちゃったの。
H:(笑)あーそう。
S:音楽も聴く。もー、お小遣い貯めても、アルバイトしても、
行く場所はもっレコード屋さん。
H:へー。
S:なっちゃったんですけど。
H:その頃の。。だから山弦でもその頃のやってなかったっけ?
S:山弦では。。。(笑)あーそうですね(笑)。
H:『夏なんです』やってる。
S:『夏なんです』カヴァーしちゃって。
H:それまず聴いてみましょう。
S:そうですね。じゃー。
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