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J-WAVE デイジーワールド 4
2000.01.15 0:00am〜1:00guest 佐橋佳幸

texted by ARARE YAMASAKI    

 

H:いや、じゃ話し続けてもいいかな?

S:じゃー。話しとまんなくなっちゃって(笑)。すいません。

H:これは随分じっくり話し聞かないと(笑)。

S:すいません(笑)。
けっこう、ここ、去年のコンサートに辿り付くまで長いですから。

H:そうだろうね(笑)。
そいでその後、なんだって?

S:そいで、まぁ高校生ぐらいになって、段々こーあんまり細野さんたちが
紹介されてるレコードが見つからないワケですよ、
普通のレコード店さんじゃー。

H:ハイハイ。

S:「どうもおかしいなぁ。
でも、みんなが聴いてるんだから、どっかに売ってるハズだ」と。
そしたら、南青山のパイド・パイパー・ハウスとゆー、

H:行ったんだね。

S:行っちゃったんですねー。
今思えば。。。。

H:たどり着たワケだ。

S:きっとあのピチカートの小西さんとかも、その時いたんだろなぁ、と思うですけ
どね。

H:いたと思うね。

S:思うんですけど。
そいで、まぁお金持ってないんで、いつもウロウロしてるんで(笑)。
そしたら、そのうち店主の長門(芳郎)さんが、

H:長門くん。

S:声を掛けてくれて。

H:やっぱり。うん。

S:で、いろいろ紹介してくれて。
「なんだ、こーゆーも好きなんだったら」ってお店で聴かせてくれたんですよ、
買えないものを。
えー、それでだんだんより深みにハマってゆくワケです。

H:あそこに行ったらもう帰れないわ。

S:帰れない(笑)。ヤバいですね、あの店ね。
でー、まっ、長門さんにいろいろこー紹介していただいたんですけど。
たとえば、オーリアンズですね。

H:ああ、オーリアンズ。

S:ジョン・ホールさん。
1番好きなギタリスト、ジョン・ホールさんなんです。

H:あーそうなんだ。

S:ジョン・ホールさんとか。
それから、これ、(ポール・バターフィールド)ベター・デイズですけど。

H:おお、ベター・デイズあるんだ。

S:あの、エイモス・ギャレット(G)さん。

H:エイモス・ギャレット!いいねぇ〜。

S:そーゆーのが好きになっちゃって。
なんか、ヤ〜〜〜な子供ってゆーか(笑)。

H:(笑)

S:友達いな〜〜〜い子供が出来上がっちゃったんですよ(笑)。

H:そーか(笑)。

S:そうなんですよ。
それで、少なくとも同世代ではいないですよね。
そーゆー子供、あんまりいなかったですよ。

H:僕の世代には多いワケよ、そーゆーやつはね。

S:ねー。
今回、ティンパンのリハーサル中にいろいろ皆さんと
お話してて、 どうもそうだろうなぁと思って(笑)。
うらやましかったんですけれども。

H:でも。同じ道を歩んでるワケだよね、結局ね。

S:いやー、でも、細野さんの場合は、
例えば、今回のティンパンのメンバーでゆーと、モツさん(Per、浜口茂外也)と
か。

H:浜口君とか。

S:浜口さんとか、まぁ、皆さん当時から、学生時代からの付き合いなんですよ
ねぇ。

H:そーそー。

S:あれはすごいですよね。
そーゆーことはあんまりないじゃないですか?
だって、林さん(Dr,林立夫)と茂さんとかモツさんとかは、
もー本当に子供の時から、なんか友達で。

H:そー、高校生のね。

S:一緒に遊んでた仲間で、

H:そうそう、みんな。

S:そのまま今も一緒なんて。。。。

H:そうなんだよ。珍しいかもしれないね。

S:珍しいですよね。
そのまま、今も一緒に。。。やっぱり違うもんなんですか?
なんか、僕が質問するのもなんですが。
たとえば、先月(‘00・12)ずっーーと一緒にいたじゃないですか?
それと学生時代にみんなでやってた時のカンジが甦えるもんなんですか?

H:うーん、つながってるよね。

S:やっぱり、同じ線上にある?

H:よく思い出すよ。よく、うん。

S:そうですか。
そー、あともう1ツ驚いたんで、この機会にきいてもいいですか?

H:どうぞ。何でもきいて(笑)

S:本当に譜面使ってないんですね?(笑)

H:(大笑)

S:(大笑)
みんなアッという間に出来上がっていくんだけど、譜面見てる人いないんです
よね。

H:一応ガイドがないとダメなんだよね。

S:台本みたいなもんがあって。

H:台本が必要だ、うん。

S:ただ、本当に譜面なんかじゃ書き表せないような、
でも全部を言い当ててるような会話がそこでポッとあって
そこで、林さんがカウント出すとあのカンジになるとゆー 。
これがですね。。。。

H:そのかわり、だから、イイ加減なとこもあるとゆーことヨ。

S:(笑)

H:(笑)

S:まぁ、ロックンロール・バンドですからねぇ。
それもよくわかりました、今回(笑)。

H:(笑)そうだろうね。

S:(しみじみ)不思議だよなぁ、あれって。

H:。。。。そーゆー佐橋君は今、最近はどんな音楽聴くワケ?

S:最近こうゆーブルースマンがいるんですよ、ケブモーってゆー。

H:ふーん。

S:まぁ、あのー、ちょっと前のライ・クーダーとよく比較されてたベン・ハーパー
ですか?

H:あー、はいはい。

S:とかと同んなじカンジで出てきてんですけど。
その新譜がですねぇ、ラス・タイトルマンがプロデューサーなんですよ。

h:おっっ(驚いている)そりゃ、珍しいなぁ。

S:でしょ?
ラス・タイトルマンがプロデュースして、で、ジム・ケルトナー(Dr)とか。

H:バーバンク派が結集してるワケ?

S:何故か〜。。。。。そうなんです。

H:何が起こってるだろう?

S:何が起こってるだろ?

H:ちょっと聴いてみたいナ。

S:はい。これ、ちょっと聴いてみましょうか。
まぁ、1曲目からあ。。。

H:1曲目から。『THE DOOR』
 


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