BGM: 『キジムナー』
伊良皆: いやぁ、すごい。 佐橋: あのですね、えーっと、大体からして、伊良皆君と飯尾さんに、今日ここに、ゲストできていただいた理由っていうのをですね、簡単に、説明させてい ただければ、今回のアルバムはですね、石垣島で、合宿して、そこで曲をいろいろ作って、そいで、まぁ、東京に戻ってきて、まぁ、飯尾さんとレコーディング した訳ですけれど。石垣島のね、あの、日々に、、、まぁ、こう、案内役って言ったら失礼ですけれども、石垣島出身の伊良皆君が、えー、非常に、僕らの、面 倒をみてくれて、、 伊良皆: いやぁ・・・・(笑) 佐橋: まぁ、簡単に言えば。ね。 伊良皆: もちろん・・・・ 佐橋: 下の世話まで、ホントに・・・ 伊良皆: いやいやいやいや、してない、してない・・・(笑) 佐橋: ありがとうございました。。。。してないか。(笑) 伊良皆: (笑) 佐橋: ま、そういう訳ですけれども、、、 佐橋: こんな道の名前、ないよね。 伊良皆: ないですねぇ。 佐橋: (笑)まずは、ねぇ。 小倉: だって、まず、キジムナーっていうのがね、 佐橋: 意味がわかんないよねぇ。 伊良皆: キジムナーは、あれですよ、沖縄の、昔っからいる、妖精ですね。妖精・・・ 今、すごい、イントネーションが、なんか、ヘンでしたけれど・・・ 妖精(「せい」にアクセントがついていた)ですねって・・・(笑) 一同:(笑) 小倉: 「寄席」じゃないですからね・・・ 佐橋: 「寄席」じゃないんですから。(笑) 小倉: これはですね、いたずら好きなですね、いたずら好きな、妖精でございましてですね、 佐橋: ほぉ・・・ 小倉: がじゅまるの木っていう・・ 伊良皆: そうです、 飯尾: がじゅまるね。 伊良皆: がじゅまるの木、ご存じですか? 飯尾: 知ってますよ。 佐橋: あ、ほんとぉ。 伊良皆: あれ、すごい、生命力のある木なんですよ。 小倉: そこに宿ってる、妖精らしいんですけれど、 伊良皆: 火の妖精っていいますね。 小倉: 火の妖精。 佐橋: あ、そう・・・ 伊良皆: はい、火の妖精、キジムナー。 これはね、時々ね、「オレは見た」っていう人が、結構いるんですよ。 佐橋: (大笑) 伊良皆: 「オレは絶対見た」っていう人、いますよ、います。 飯尾: 石垣は、大ぼら吹きが多いんっすか?(笑) 佐橋: (笑) 伊良皆: 暑いからちょっと、はい・・・ 佐橋: あ、暑いから・・・(笑) 伊良皆: もわぁ〜っとしちゃって。 見ちゃったたような気になっちゃっていうのがあるんですけど。 小倉: 「時々見る」っていうのがこわい。 佐橋: そそそそそ。「時々」だから 小倉: 「時々」が、結構、いくよ。 飯尾: 「つちのこ」と同じくらいの感じね・・ 伊良皆: キジムナーの、唄とかも、あるんですよ。 佐橋: え!ほんとぉ。。。 伊良皆: 民謡酒場とか行くと・・ 小倉: あるじゃないですか。それを聞いて、僕たちはですね、 伊良皆: それ、聞きましたよね。 佐橋: あ、「唄」ねぇ。 伊良皆: そうそうそう。だから、 佐橋: 唄っていうか、もう、踊りのインパクトが強くてなぁ・・・ 小倉: ああ、なるほどねぇ。 伊良皆: (笑) 小倉: 「チョン・チョン・キジムナー」 伊良皆: そうそうそう。 小倉: あれ、僕らが石垣に行って、2日目の夜・・・ 佐橋: うん、その名も、「島育ち」とい う・・・ 伊良皆: 「島育ち」ですねぇ。 佐橋: ああいうの、民謡酒場っていうんだ。 伊良皆: 民謡酒場といいますね。 佐橋: ね。・・っていうところに行ったんですよ、飯尾さん 飯尾: あ、ビデオでね。。。 佐橋: あ、そうそうそう。 伊良皆: あ、ビデオ見たんですか。 飯尾: そうそうそう。 伊良皆: 終わってますよねぇ、あれ、ねぇ。 佐橋: (笑)いやいや・・・(笑) 飯尾: もう、最高ですよ。 佐橋: もうですね、あんまりのねぇ、エネルギーの強さにですね、、、 もう、ちょっと、最初は引き気味だったんですけど、 伊良皆: そうそうそうそう。 佐橋: なんか、ふつーに入っていくもんな、伊良皆君なぁ。 伊良皆: (笑) 佐橋: なんかぁ・・・・(羨ましそう?) 伊良皆: あそこ、通いましたもん。あの後、しばらく。 佐橋: あ、ほんとぉ。 伊良皆: はい、なぜか・・・ 小倉: あの、「普通に入っていく」というのがどういう状態かといいますと、 この曲、その「キジムナー」という曲が始まるとですね、 全員、あの、お面をつけてですね、 踊り出しちゃうんですよね。 伊良皆: そうですね。 小倉: そいで、そこにですね、お客さんもこう、ひっぱり込まれるっていうか、 それで、店じゅうが、あれ、、、なんの、なんていう踊りですか? 伊良皆: あれはですね、カチャーシーとか、あと、石垣島だと、 モンエハとかいいますね。 あの、クイッチャーともいうんですけど、 手を、独特の、こう、かき回すような、踊りがあるじゃないですか。 あれでみんなで踊るんですよ。 佐橋: なるほどねぇ〜 小倉: とにかく、楽しかったんですよねぇ。 それで、僕らはですねぇ、そういう風にですね、 みんなと楽しめる曲を作ろうじゃないか。 佐橋: そうそうそう。 その感じ、どうですか、出てますかね、飯尾さん、ねぇ。 飯尾: もう、出てるも出てる・・・もう・・・ 佐橋: 底抜けに楽しい感じで。 飯尾: もう、底抜けに楽しい・・ 小倉: まぁ、狂喜乱舞っていう。 佐橋: そうそう。(笑) 飯尾: でも、素人にはね、コピーできないね、この曲なんか、特に。 小倉: あー。 飯尾: アルバム全体でいうと。 佐橋: 僕もね、一回やって、録音して以降ね、コピーできなくなっちゃったの。(笑) 一同:(笑) 佐橋: 責任とんなきゃいけないんだ、これから、ね。 伊良皆: 最初、ぱっと聞いて、それ、思いましたよ。 「あ、こりゃ、コピーできないな」って。(笑) 佐橋: (笑) 飯尾: 特にねぇ、ドラム、ベースなんかねぇ。 小倉: そうですね。 飯尾: 「頭」、抜けてて、もう・・・「頭」抜けてりゃ、みんな・・・ 佐橋: そうそうそうそう。(笑) 飯尾: ぬけさくだ、、ぬけさくだって・・・・ 小倉: ドラムが、鎌田さんっていうね、 伊良皆: あぁ!そうなんだ・・・ 小倉: それから、ベースは、有賀君っていう・・・・ 飯尾: キビシイ注文、出してたしねぇ。 小倉: 出してましたねぇ。 佐橋: 頭抜きの・・・上に、ハイハットは裏にしちゃうっていう 飯尾: ・・・・つけろ、とかねぇ。 (このあたり、みなさんかぶっていて聞き取り不可能) 小倉: 始め、ぱっと聞くとですね、最初はね、裏からね、出てるんで、 その、表裏がちょっと、わかんなくなるっていうのがですね、 その、キジムナーっていう・・・ 佐橋: 「拍」の、ね。 小倉: その、キジムナーっていう曲の 伊良皆: キジムナーを、なんか、見た境地ですね。 佐橋: そうそうそう。(といいながら、「ん?どういう事?」) 伊良皆: 見た後に、なんか、たたける、とか・・・ 佐橋: あ、そうだね。 小倉: あ、なんかね。「時々たたける」、とか、ね。 伊良皆: 「オレには見えた」、みたいな。 佐橋: 「見えた、その、ビートが。」 一同:(笑) 佐橋: なぁんか、なぁ。(笑)(「やられたなぁ。」って感じ) 伊良皆: でも、やっぱ、なんか、石垣島の、ビーチ、沿いとか、海沿いとか、 こう、やっぱ、走ってる感じですね、車で。聴いてると。 小倉: あ、それはね、あのー、僕らね・・・ 佐橋: 地元の方に、そう言っていただけると、幸いでございます。 小倉: 嬉しいですね。車を借りてですね、ずーっと、島の、海沿いの道をですね、走った時がありまして、 確かに、そういう気持ちも、入ってるかもしれない。 伊良皆: これ、ありますねぇ。 小倉: ありがとうございます。 伊良皆: そのまんまですねぇ。 佐橋: ほら、やっぱり、その、前のアルバムとかね、 そのぉ、前の前のアルバムとかで、アメリカの方にね、 たとえば、ロサンゼルスでもいいし、ハワイでもいいけど、 なんか、こうレコーディングに行くじゃないですか。 伊良皆: はい。 佐橋: そん時も、当然、車で、こう、移動したりする訳なんだけれど、 こう、やっぱり、ちょっと違う、独特のねぇ、雰囲気があったよね、 石垣のこのぉ、海岸、海沿いの海岸線は。 小倉: ありますねぇ。実に、あのぉ、日本というか、こう、本島の感じとも違うし、 それに、沖縄の本島の感じとも違うんですよねぇ。 伊良皆: 違いますねぇ。 離島に行くと、また、違いますね。 小倉: あと、東南アジアとか、たとえば、バリとかあっちの感じでもないしぃ。 伊良皆: そうですね。 小倉: うん、独特なねぇ、なんか、いい感じですよね。石垣。 小倉: えー、もう1曲ですね、それではこの辺でですね、その石垣島で作った曲っていうのをですね、 聴いてもらいたいと思いますが。 佐橋: はい。 えー、それでは聴いて頂きましょう。 「月星」 『月星』
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