ランディ・マッケイに学ぶ株式投資の教訓

ランディ・マッケイのインタビューから株式投資の教訓を学びます。

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株式投資の教訓とコメント

 マーケットの魔術師シリーズ第2巻に登場するトレーダー、ランディ・マッケイのインタビューの中から株式投資の教訓となる文言を抽出し、コメントを加えて考察します。

仕掛けと手仕舞い

◆流れが簡単なときにトレードをして、難しくなったら閉じる。(p.103)
◆価格変動が始まる前にポジションを抱えるのは危険です。(p.104)

コメント
 相場においては以下のように3種類のトレンドがあります。
(1)上昇トレンド
(2)下降トレンド
(3)もみ合い(トレンドが無い状態)

 トレンドが発生しているときにその流れに乗ることがトレンドフォローです。新井邦宏さんもトレンドフォローが安全な投資であると、「投資の王道」で述べています。

 分かり易い相場の局面と、分かり難い相場の局面というものは有ると思います。
 景気が回復して来て、株価が緩やかに上昇している時は分かり易い相場です。
 逆に株価が乱高下している時は分かり難い相場ですから、敢えて相場に参加する必要はありません。

損切り

◆もしマーケットが反対方向に動き始めたのにポジションにかじり付いているなら、遅かれ早かれ、マーケットに押し流されることになるのです。(p.106)
◆基本的に、損はすぐに切らなければいけないことを学びました。それは、単にリスクをどの程度まで容認できるかということではなく、大きな損失が、それ以降のトレードのサイズや自分の精神面に影響を与え、収益を上げることのできるトレードを逃してしまう、ということです。(p.112)
◆一番大切なのは、決して負けトレードを対応できない額にまでしない、ということです。(p.114)

コメント
 仮にトレードで失敗しても、立ち直れないような大きな損失を出してはいけません。  大負けを防ぐためには次の2点が重要です。
(1)自分が取ろうとしているリスクの大きさを認識してから取引すること。
(2)ストップ・ロス・オーダー(逆指値注文)を設定しておき、一定の損失が出たら自動的に手仕舞うこと。

 仮にトレードの失敗が何回か続いたとしても、運用資金がなくなることを防ぐために、ポジションのサイズと損切りの許容額とを調整する必要があります。
資金管理の2%ルール

原因分析

◆必要なのは、どうして勝ちトレードは勝ちで、負けトレードは負けなのか、ということです。それが分かれば、トレードを選択するようになり、負けにつながるトレードを回避できるようになります。(p.114)

コメント
 勝ちトレードには勝ちトレードとなった理由があり、負けトレードには負けトレードとなった理由があります。

 勝ちトレードに関して言えば、売買ルールに優位性があり、規律に従った投資行動の為という明示的な理由があるかも知れないし、たまたま相場の地合いが良くて保有していた銘柄が偶然値上がりしただけかも知れません。
 必然か偶然かの違いがあるにせよ、勝ち負けには原因があって結果があります。

 自分が行った過去のトレードに関して、買い出動、或いは、売り出動したタイミングと手仕舞ったタイミングとをチャート上にプロットしてみれば、トレードの成否の検証が出来ます。
 日頃から、買い(売り)出動した際の理由、手仕舞った際の理由を記録しておけば、成功した理由、失敗した理由が見えてきます。

 過去の教訓から成功したパターン、失敗したパターンを抽出出来れば、トレードに参入するべきとき、トレードを休むべきとき、建て玉を手仕舞うべきときが分かってきて、投資成績が向上するでしょう。

ウィザード人脈

なし

マーケットの魔術師に学ぶ株式投資の教訓(シリーズ第1巻)

新マーケットの魔術師に学ぶ株式投資の教訓
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ランディ・マッケイ
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更新日:2013年07月15日 月曜日
作成日:2007年03月30日 金曜日

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