委託保証金率とは(いたくほしょうきんりつとは)

委託保証金率の意味、計算式、最低限必要な委託保証金の算出方法、委託保証金の担保価値が目減りするケース、担保価値が目減りした際の委託保証金率の変化、について解説しています。

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委託保証金率の意味

 委託保証金率とは、信用取引における約定金額に対する委託保証金の割合のことです。
 投資家は株式の約定金額に対して、規定の委託保証金率以上の委託保証金を証券会社に事前に納めておく必要があります。

 委託保証金率は、法定では30%以上と定められています。実際の委託保証金率は各証券会社毎に異なる場合がありますので、御自分が取引する証券会社のサイト等で御確認下さい。

委託保証金率の計算式

 委託保証金率は以下の計算式で算出できます。
委託保証金率 = 委託保証金 ÷ 約定金額 × 100(%)

 例えば委託保証金が200万円、約定金額が500万円の場合の委託保証金率を計算すると、
委託保証金率 = 200万円 ÷ 500万円 × 100(%)=40%
となります。

最低限必要な委託保証金の算出方法

 最低限必要な委託保証金の金額は以下の計算式で算出できます。
委託保証金 = 約定金額 × 委託保証金率

 例えば委託保証金率が30%、約定金額が500万円の場合に、最低限必要な委託保証金を計算すると、
委託保証金=500万円×0.3=150万円
となります。

 上記の例で算出した150万円というのは最低限の金額ですので、実際には150万以上を事前に証券会社に納める必要があります。

委託保証金の担保価値が目減りするケース

 実際に株式を信用取引しているときに、空買いした銘柄が値下がりしたり、空売りした銘柄が値上りした場合は評価損が発生します。
 評価損失分は委託保証金の担保価値を評価する際に、委託保証金から差し引かれますので、担保価値が目減りすることになります。

担保価値が目減りした際の委託保証金率の変化

 200万円の委託保証金で、単価500円の株を10,000株(約定金額500万円)空買いした場合に、その後株価が500円から480円に値下がりしたケースを考えてみます。

 評価損の金額は以下の通りです。
評価損=(500円-480円)×10,000=20万円

 担保価値目減り後の委託保証金率は以下の通りです。
委託保証金率=(委託保証金-評価損)÷約定金額×100(%)
=(200万円-20万円)÷500万円×100(%)
=180万円÷500万円×100(%)
=36%
以上の計算から、委託保証金率は40%から36%に減ったことが分かります。

 委託保証金率は、建て玉の株価が変動することによって、日々変化します。日々の株価の終値で計算し直した委託保証金率を委託保証金維持率と言います。

 実際に委託保証金を証券会社に納める際は、担保価値が目減りする場合があることを見越した上で、余裕を見た金額を納める必要があります。


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更新日:2012年11月11日 日曜日
作成日:2006年10月13日 金曜日

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