委託保証金維持率とは(いたくほしょうきんいじりつとは)

委託保証金維持率の意味、委託保証金維持率が下がる理由、委託保証金維持率を算出する理由、について解説します。

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委託保証金維持率の意味

 委託保証金維持率とは、信用取引において保有している建て玉の、約定金額に対する任意の時点での委託保証金の割合のことです。
 言い換えると、空買い又は空売りしている株の、任意の時点での委託保証金率のことです。

委託保証金維持率が下がる理由

 委託保証金維持率が下がる理由としては、1.建て玉の評価損が出た場合、2.担保価値が低下した場合、があります。

建て玉の評価損が出た場合

 建て玉の評価額は日々変動します。空買いした銘柄の株価が下落したり、空売りした銘柄の株価が上昇したりして評価損が出た場合は、評価損失分が委託保証金から差し引かれます。委託保証金が目減りすると委託保証金維持率は下がります。

担保価値が低下した場合

 委託保証金として代用有価証券を使用していて、担保としている銘柄が値下がりした場合に、委託保証金の額が減少するので、委託保証金維持率は下がります。
 株式相場が急落した際に、代用有価証券と建て玉とが両方値下がりした場合は、上記の理由1と理由2とがミックスされて、委託保証金維持率が急激に低下することになります。

委託保証金維持率を算出する理由

 建て玉の約定金額に対して担保価値が不足した状態で放置すると、最悪で担保価値がゼロ以下になる可能性があります。
 担保価値が不足した状態では健全な信用取引を維持出来ないので、最悪の状態になる前に警告を発する為に、委託保証金維持率を算出します。

 委託保証金維持率の最低ラインのことを委託保証金最低維持率と呼びます。委託保証金最低維持率は法定で20%と定められています。委託保証金最低維持率は各証券会社毎に異なる可能性があるので、御自分が取引する証券会社のウェブサイト等で御確認下さい。

 使用する証券会社の委託保証金最低維持率が20%の場合で、、建て玉の委託保証金維持率が20%を下回った時に、建て玉をその後も保持するには、不足した分の委託保証金を追加で証券会社に納める必要が発生します。
 この追加で納める委託保証金のことを追加保証金、略して追い証(おいしょう)と呼びます。


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更新日:2013年07月08日 月曜日
作成日:2006年10月14日 土曜日

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