カンコロ アメリカ旅日記 第37日目4月1日木曜日


スノコルミーの滝 「TWIN PEAKS」というアメリカのテレビドラマを御存知だろうか。 アメリカABCテレビネットワークで放映され人気を得、日本でも1993年ごろに 放映された。静かできれいな田舎町で女子高校生が殺害された。美しくもミステリアスな ドラマの舞台がシアトルから車で1時間程度のところにある。 90号線を東に走り、海を見て、頂上に雪の積もった山を見て、 North Bend で フリーウェイをおりる。田舎道と言うか、なにもないところだ。少し走ると二つに道が わかれていて、一つは病院に行く道で、もうひとつは、何もないところなのに、 車が多く走って行く。ついて行くと、鉄道があり、駅があり、古くて使っていない ように見える車両がたくさん置いてあるところがあった。駅の前には、お店が数件つら なっていた。それを過ぎるとまた何もなくなった。少し登り坂になるとお目当ての  SNOQUALMIE FALLS の表示とドラマで使われたロッジがあった。駐車場は平日の 午前中だというのに、8割ほどうまっていた。多くの人が訪れているようだ。

スノコルミーの滝展望台から ドラマのオープニングに使われていた SNOQUALMIE FALLS は背の高い滝だった。 この撮影の時にカメラを据えたという場所。滝がよく見えるように張り出した展望台に行くと、 サリッシュ・ロッジもよく見えて美しい。が、滝の下を覗き込むと高くて、 目がくらみそうだった。 滝は大きくて、水が真っ白になって、滝つぼへ落ちていく。風の吹く方向で水飛沫も 上がってくる。


今度は滝を正面から見るために、正面側に降りる遊歩道を降りることにした。 急な坂道を下りきると、木で歩道をつくってある。その行き止まりに柵があるが、 その柵を皆乗り越えて、川原へ降りて行った。同じように柵を乗り越えて 大きな石がゴロゴロしている川原へ降りた。 下から、見上げる滝も美しく大きかった。

スノコルミーの滝川原

川原には大きな石がゴロゴロ

さっき滝を見下ろした張り出した展望台が見えた。下から見ても空中に浮いているようだった。 水飛沫が風の向きで、降りかかるが今日は晴天でとてもさわやかだ。 まわりから、苔の臭いがした。
スノコルミーの滝滝つぼから見る

正面から見上げる

戻る道は当然登りの坂道で、登りが急な分だけ汗が出た。踏みしめる道は水分を含んで いる。大きな大きな木には苔がずーっと上の方まで生えていた。 この変わったにおいはやっぱり苔のにおいだろう。 汗はかいたが、木蔭に入ると寒いくらいだ。関西で言うと六甲山の4月くらいかもしれない。
展望台の近くには小さな山小屋風の SHOP があった。入ってみると、軽食や飲み物や 土産物を置いてあった。子供が喜びそうなものから、おしゃれなぬいぐるみまであった。 土産物はちょっと値段が高かった。お店でホットドックを買って外の木のベンチで食べた。 いっぱい歩いた後のホットドックは美味しかった。
ドラマのブームがすっかり去っても、その滝の美しさと、回りの景観で観光客はおおく 訪れているようだ。 帰りは、車のダッシュボードの上にビデオカメラを置いて、景色を撮影しながら シアトルに帰ってきた。 日本では、見られない景色だ。帰りは車の数も少なかった。 

相棒が仕事の間、UWの図書館でメールを開けるとメールが入っていた。 ちゃんとメールが読める!!アメリカにきてから、自由にネットができるありがたさを 痛感しながら、熱心に日本宛のメールをいくつも書いて送った。

ワシントン大学の近くで、TRAVELODGE の向かい側に大きなショッピング街がある。 UNIVERSITY VILLAGE と書いてある。色々な店があるようだ。おもに Q F C スーパーで 食料品を買ったが、スーパーだけでも大きかった。他に大きな天井の高い本屋、 いろいろな種類の衣料品店、装飾品店、雑貨店、飲食店、ペットショップ、文房具店、 郵便局もあった。気がつかなかったが、電気屋さんもあったかもしれない。 とにかく、なんでもありという大きなショッピング街だった。
帰国後、観光ガイドで知ったが、このユニバーシティ・ビレッジ・ショッピングセンターは
「ヤッピーが好んで向かうスポット。エディーバウアー、バーンズ&ノーブル書店、 バナナ・リパブリック、GAP の他、本格イタリアデリやベーカリー、ロバート・ レッドフォードの店サンダンスなどもお目見え。」
と書いてあった。もっとよく見て回ればよかった、と今ごろ思っている。 

☆一言アドバイス☆観光案内と「TWIN PEAKS」
結構はまったドラマだった。監督はデヴィット・リンチ、主役のFBI捜査官はカイル・マクラクラン。 人気が出たので、ドラマ終了後、映画も制作された。きちんとした、ミステリーを好む人には 何が何やらよくわからないドラマだが、雰囲気は独特。今をときめく俳優がちょい役で出演してい るのも面白い。X-ファイルのデヴィット・ドゥカブニーも捜査官として、女装して出演していた。 ストーリーなど詳しくは こちらのホームページを見てください。
とはいっても、空港で「Seattle Compass」という日本語で書かれた情報誌を みつけなかったら、TWIN PEAKS の舞台がシアトル近郊とは知らないままだっただろう。 まずは、空港内の観光案内所でパンフレットをゲットすべし!!
モーテルのカウンターにも多くの刊行パンフレットが置いてある。泊まらなくても観光パンフレットは もらえるので、遠慮なくもらうべし。割引券つきのパンフレットもあるので、必ずゲットすべし!!



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