嘉彦エッセイ


第117話(2014年03月掲載)


          



『茫然自失』


2月14日記録的な大雪が関東甲信地区に降りました。甲府では100年以上前からの観測記録(49cm)を大幅に更新して、
何と1m18cmに達しました。

2月17日―19日予定していた浜松でのセミナーが開催できなくなったのです。
サラリーマン時代から、いや小学校から皆勤賞を取り続け、サラリーマン時代も食中毒で1日急きょ休んだが、
休暇は必ず予告し、無断休暇を取ったことがなかったが、ついにやってしまった。


それはなんと佐藤が14日長野県白馬村に向かい、スキー行事が中止になり翌朝自宅を目指したものの、
高速が閉鎖になったため、国道を使って、国道の難所塩尻峠から諏訪を抜け茅野まで来て交通遮断に、
裏道を抜けて富士見町まで来たところで国道が、トレーラーの横転事故で完全にストップ、
後方の茅野方面でもトレーラーが走行不能で道をふさぎ、一般の車はそこで3日間缶詰。


何としても帰宅して、セミナーに行きたい…しかし豪雪ですべての機能がマヒ。多くのドライバーたちは避難所に移動、
近所の炊き出しで飢えをしのぎ、公民館で夜を明かす状態に。


佐藤は、セミナーは月曜日から、土曜日の夜は標高1000mの富士見駅の待合室で仮眠、
何とか帰宅したい日曜日朝、少し走るも、裏道から小淵沢-北杜市のVPM研修所まで約15Kmを7時間、
何とか帰れないか・・・すべての方策がとだされて体力・気力が尽きて、たどり着いた研修所で「茫然自失」


「茫然自失」はエッセイも書き始めるも集中力を失い、何をやろうとしても非効率になり、
国体に神奈川の副団長で行っても、気力が蘇らない。恐ろしい現象を体験


幸い、仕事の時だけは集中力は出たモノの、忘れ物をしたり、移動する新幹線の車内でも落ち着かず、
非効率な行動が続き、恐ろしい現象を体験した。


やはりセミナーキャンセルは大きなショックで尾を引いている。
情熱をもって臨んでいただけにショックが大きかったのか。

「茫然自失」恐ろしい現象だ。

と、言うことで、今月はニュースもエッセイもお休みさせてください

 



    (株)VPM技術研究所 所長 佐藤嘉彦 CVS-Life, FSAVE