営業利益とは(えいぎょうりえきとは)

営業利益の意味、計算式、考え方、営業利益と売上総利益(粗利益)との関係、営業利益と販売費及び一般管理費との関係について解説しています。

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営業利益の意味

 営業利益とは、売上総利益粗利益)から、販売費及び一般管理費を差し引いた利益で、当該企業が本来の業務、すなわち、本業によって生み出した利益のことです。
 営業利益は、財務諸表における損益計算書の項目の一つです。

営業利益の計算式

 営業利益は以下の計算式で算出します。
営業利益 = 売上総利益(粗利益) - 販売費及び一般管理費

営業利益の考え方

 営業利益を算出する前段階の、売上総利益(粗利益)は、当該企業の製品力及び商品力、すなわち、独創的で付加価値が高い製品を開発したり、商品を仕入れたりする力を表す利益です。
 営業利益は、売上総利益(粗利益)に対して、当該製品・商品を販売するための営業部署の費用や、営業を後方支援する部署の費用、広告宣伝や販売促進にかかる費用などを差し引いた利益です。
 従って営業利益は、当該企業における本業、或いは、基幹事業の収益性や競争力を表していると言えます。

営業利益と売上総利益(粗利益)との関係

 販売費及び一般管理費が一定であると仮定すると、売上総利益(粗利益)が大きいほど、営業利益も大きくなります。
 逆に、売上総利益(粗利益)が小さいほど、営業利益も小さくなります。

営業利益と販売費及び一般管理費との関係

 売上総利益(粗利益)が一定であると仮定すると、販売費及び一般管理費が小さいほど、営業利益は大きくなります。
 逆に、販売費及び一般管理費が大きいほど、営業利益は小さくなります。
 そのため、売上総利益(粗利益)がいくら大きくても、販売費及び一般管理費が掛かり過ぎると、営業利益は小さくなります。
 従って、当該企業の本業の利益を表す営業利益を大きくするには、売上総利益(粗利益)を大きくして、販売費及び一般管理費を小さくすることが必要となります。

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更新日:2016年10月28日 金曜日
作成日:2007年07月12日 木曜日

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