2010年06月11日(金)
お便り
シリアの鈴木さんから便りが届きました。前回分も掲載します。

前回分(4月27日)
「(前文略)日一日とドンドン暖かくなってきており、外では半袖は当たり前の一日になってきております。シリアの緑も暑さに耐えきれず、徐々に枯れ始めています。最近、シリアにきてまさかの花粉症に悩まされたのですが、最近ようやく落ち着き元気にやっております。
西武台の皆様の調子はいかがでしょうか?シリアもなかなか大変です、右を向けと言ってるのにも関わらず、左を向いてしまう子が生徒の7割を占めています。現在、アレッポという石鹸の有名な街のアレッポインターナショナルスタジアム(本来の活動場所)で活動していたのですが、終了未定の工事にはいってしまい、アレッポ市内の体育館を転々としながら、生徒たちに教えています。シリアに来て様々な体験をしました。
・体育館の使用状況は3日先の事はわかりません。
・活動先にいっても一人で1時間待機。
・バスケットボールがあったらバドミントンそっちのけでやめろと言うまで続けます。
・大会中他のチームにラケットをなげつけて殴り合いのケンカ
・活動先にいけば生徒が一人だけ
・来ると言ったにもかかわらず来ない
 正直、日本の感覚からは考えられないことばかりで、赴任当初は抜け毛がひどかったのですが、今に始まったことではなかった事に気づき、最近は特に悩みもなく楽しくやっています。シリア人は潜在能力があるのですが、人の話を聞かない上、すぐ手を抜くので、まだまだだと思います。
(中略)
シリアにいるうちは、成果は出ないかも知れませんが、小さい子から少しずつ、英才教育をして、僕が帰った後もそれが続くことを祈り、10年後には西武台相手に1勝くらいできるようなチームシリアを育てたいと思います。
健全な精神には健全な身体が宿る、シリア人相手には少し疑問が残りますが、みんなで協力して一生懸命やること、喜びや悲しみを分かち合い心身バランスのとれた選手を育成したいと思います。
(略)
インターネットでみんなの大会情報調べたりすることがあるので、皆さんの名前が上位にあると、僕も嬉しいです、僕も日本に届くような活動をできるように頑張るので、皆さんも僕に届くような試合をしてくれればとても嬉しいです。
いよいよ御健勝で御活躍のほど念じ申し上げます
鈴木雄太」

今回分
「試合が近くなり、西武台にはピリピリとした空気が流れていることでしょう。来週あたりには西武台の皆様にリラックスできるような写真を送りたいと思っています。シリアでは子供たちが夏休みに入り、毎日30人知らない生徒がきております。彼らは目を離すとすぐ楽をしたり、手を抜いたりします。まさに動物園状態です。現在藤田さんも、体育館工事のため活動が激減したみたいです。シリアは大変ですが、西武台の方も大変だと思うので、西武台に負けないように、頑張って活動していきたいと思います。
今週末にはシリアの女性を対象としたバドミントン講習会を開催したいと思っています。」


2010年6月11日 07時49分 | 記事へ | コメント(0) |
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