2010年08月03日(火)
美ら島高校総体を振り返って
青天届く君の風 みなぎる闘志が夏に輝く

 痛いほどの陽射しと海をわたって吹く風、独特の琉球メロディーが流れる街で高校生スポーツの祭典が行われました。

 バドミントン競技は本島南部の糸満市で行われ,西崎運動公園体育館を中心に高校、中学校の体育館も会場となり、街全体をグルグル回りながらの日々でした。

 男女学校対抗戦は初戦から熱い戦いとなり、男子は連続してダブルスを先取しましたがシングルスでわずかに及ばず敗退しました。女子は少々固くなった初戦をクリアしましたが続く2回戦はどっちも譲らない接戦でした。最後は相手のミスに救われて3回戦に進み青森山田と対戦しました。この試合は体験,経験としてとても貴重な試合でした。高校生独特の熱い想いと絆を肌で感じたと思います。

 続く個人対抗戦、男子は現王園・大島組がチャレンジ、初戦からファイナルゲームにもつれましたが2回戦岡山ペアに惜しくも敗退しました。女子の小松・岡部組は1回戦長崎ペアに正面からぶつかり,とても1年生とは思えない闘いぶりでした。一方、2年生の飯高・俣野組は好調な滑り出し、2回戦で地元コザ高校ペアにはファイナルで逃げ切りました。ベスト8に進み、準々決勝ではウルスラペアに噛み付き善戦しました。

 シングルスはエース横尾選手が組み合わせで苦しみ、初戦から県大会レベルを遥かに超えた選手と対戦し、出だしこそ波に乗れませんでしたが、徐々に相手を追いつめ終盤は接戦でした。2年生秀穂は、初戦からファイナルで不安定な展開でしたが、4回戦で奇跡的な逆転でベスト8に入りました。準々決勝は優勝した選手に付いていくのが精一杯でした。猛暑の大会を乗り切る体力が課題です。詳細は大会サイトでどうぞ。

 中体連の大会中にも関わらずその貴重でわずかな時間を割いて、教え子である横尾選手の激励に小野先生までお出でいただき、さらに県の教育長にもお声をいただき恐縮に耐えません。大会への応援隊は総勢20名以上にもなり、選手と一緒に水族館に行き、平和学習の案内をしていただき、さらに食事を楽しんだりいつものインターハイでは味わえない雰囲気でした。

 そんな中、千葉県出身で中高と西武台の選手と競い合った秋山さんが現地で選手のサポートをして下さり、「西武台沖縄応援団長」になってくれました(写真掲示板参照)。西武台では11期生のみんなと同年齢、加藤選手や及川選手、女子は島田選手や真水選手(この前のコメント参照)の仲間でした。現在航空会社にお務めで、バドミントンがとても好きな素晴らしい方です。西武台ではありませんでしたが、中学生のときから知り合いで、年賀状のやり取りを続けてよかったと思っています。彼のサポートもこの美ら島総体の大きなニュースでした。
 秋山君、ありがとうございました。職場でもある空港では多忙にもかかわらず見送りまでしていただき感激しました。次回は奥様とお嬢様、そしてラケット、シューズと一緒に西武台に来て下さい。練習相手はたくさんいますよ。

 かつて「鉄の雨」が降り注いだと言われる悲しい激戦の地に、このように平和でたくましい青春の力と力の競い合いが、そして友情が育まれたことに、スポーツの持つ無限の可能性が大海原に広がっているような気がしました。

 写真などは後日フォトアルバムなどに掲載します。
 
 これまでご支援、ご協力をいただきました皆々様にこの場を借りまして深く御礼申し上げます。

 

2010年8月3日 19時12分 | 記事へ | コメント(0) |
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