ドルクスラボのご案内
 およそ1995年頃に趣味で鍬形蟲研究所ドルクスラボを開設しました。
当時は伊豆諸島や沖縄諸島、南西諸島で国産
クワガタムシを採集して飼育・繁殖をしていました。ドルクスとは、オオクワガタやコクワガタ、ヒラタクワガタなどのクワガタムシの属名でラテン語でdorcusと書きます。 ラボのlabはラボラトリー(研究所)の略です。ドルクス属のクワガタムシは成虫で冬を越すことができる種類です。2020年におよそ25年ぶりにクワガタの飼育をしてみました。飼育しているのは2000年頃に対馬で採集できなかったチョウセンヒラタクワガタと徳之島で採集経験のあるスジブトヒラタクワガタ、北大東島と南大東島で採集経験のあるダイトウヒラタクワガタの3種類です。
 リクガメは、2005年頃に、ホルスフィールドリクガメを飼い始めたのが最初になります。現在は、リクカメではヨーロッパ地中海周辺のチチュウカイリクガメ属を主に趣味で飼育しています。ミズガメはアメリカハコガメ属、ヌマガメ属、チズガメ属などを趣味で飼育しています。
現在はリクガメ約30~60頭ミズガメ約20頭を飼育しています。

カメの飼育環境は、通年屋内で加温飼育の他に、夏はベランダでの屋外飼育、冬は室内で冬眠をしています。日本の気候に順応できて丈夫で飼い易く、狭い飼育施設でも飼える小型のカメを選択しています。大型になるカメと水槽で加温が必要なミズガメは飼育していません。
 リクガメ達の餌は、細かく刻んだ野菜(小松菜、青梗菜、水菜、リーフレタス、キャベツ、人参、春菊)です。野菜の栄養素を成分表にして記載しています。十分に水洗いをした野菜には、バジルパウダーや炭酸カルシウムパウダー、整腸剤パウダーを添加しています。野草は季節により採れる時期と採れない時期があり、成分も不明な点が多く、嗜好性が良くても下痢をする野草などがあり、現在は思考中で殆ど与えていません。サボテンや果物、トマトなども色を好む種がいて水分補給にもなりますが栄養価が低く、水分は野菜や置き水からとれますので与えていません。キノコはセオレガメに時々与えています。市販されているリクガメフードはカメの種によっては食べ残すものが多く、主成分がトウモロコシ、小麦、大豆などでタンパク質が10~20%も含まれています。野菜に含まれるタンパク質は1~2%です。このため、タンパク質の最終代謝物になる尿酸が増えることを防ぐためにリクガメフードは与えていません。尿酸は固形化すると、体内から排泄できなくなるので大変危険です。尿酸を排泄させるために温浴は有効ですが、長期飼い込み個体では温浴は殆ど行っていません。リクガメの温浴は入荷直後の個体に限り週に1回3週間の薬浴を行っています。
ドルクスラボでは下記の理由により温浴をする場合としない場合があります。

温浴をする理由 
脱水症状 海外から輸入された直後の個体や冬眠明けの個体の脱水症状を改善するため 
尿酸排泄 リクガメフードなどの高タンパク質の餌で育てられた個体の尿酸を排泄させるため
下痢・便秘 肛門が汚れていたり、糞が詰まっているとき
薬浴 ワイルド個体のダニや寄生虫を駆除するため
検便  寄生虫の検査をするため
目ヤニ 目ヤニが出て目が明かないとき
温浴をしない理由 
水容器 ケージやコンテナに甲羅ごと入れる水容器を設置しているため
温度変化 急激に体温が冷から暖へ、急激に体温が暖から冷に変化するため
鼻水・肺炎 鼻水が出ていたり肺炎にかかっている個体では体力が消耗するため
ストレス・ショック ストレスでショック死する恐れがあるため
未消化の餌の排泄 温浴時間が長いと、腸内の未消化の餌まで排泄してしまうため
リクガメを屋外で飼育しているときに雨が降ると、リクガメ達は雨に当たりに外に出てきます。この行動は水分補給と背甲を意図的に濡らすためと思われ、屋内で飼育しているリクガメ達にも毎朝、給餌の時にスプレーで顔や背甲に霧を吹き付けています。これにより背甲の成長が滑らかで甲羅の凸凹が減っています。ケージ内の湿度は空中湿度では管理していません。床材マットの表面は乾いていて床材マットの中が湿った状態を保てるようにしています。床材マットはリクガメの体が完全に潜れる厚さに敷いています。
 ミズガメの餌は水棲種ではミズガメフードや肉(牛ハツ)、エビ(乾燥)、淡水貝(タニシ、レッドラムズホーン、ポンドスネール)、昆虫(乾燥ミルワーム、乾燥コオロギ、ジャイアントミルワーム)などを与えています。陸棲種ではミズガメフード(乾燥したまま与えると臭いません)や肉(牛ハツ)、エビ(乾燥)、昆虫(乾燥ミルワーム、ジャイアントミルワーム)などを与えています。カメの餌は毎日続けて沢山食べさせる事よりも、食べた餌を消化・吸収・排泄させる事を重視して飼育しています。忙しい日や天気の悪い日はエサを抜くこともあります。
飲み水と水浴び用の水は、毎日常にきれいにして与えています。甲羅の成長のために、屋内ではUVライトを照射し、屋外では日光浴に努めています。

 2018年より、トゲオアガマの飼育を始めました。
殆どのトカゲは肉食系ですが、トゲオアガマは草食系のトカゲで、リクガメと同じ野菜で育てています。野菜の他には昆虫(ミルワーム)、豆類(レンズ豆)、配合飼料(フトアゴフード)なども食べます。水分は野菜から摂っていますので水容器は必要ありません。オルナータトゲオアガマやディスパートゲオアガマなどは比較的おとなしい性格で人に慣れますのでハンドリングが可能です。噛みつくことはありません。
2023年にトゲオアガマの飼育を再開しました。

 2023年に4年ぶりにカエルの飼育を再開しました。
カエルには樹上棲のカエルと地上棲
のカエルがいます。小型種はプラケース、大型種は60cmガラスケージで飼育しています。60cmガラスケージ内は観葉植物を植えたビバリウムにしています。カエルは30℃を超える夏の暑さに弱いので、屋内の涼しい部屋で飼育しています。クーラーのない部屋なので夏の猛暑日の昼間はガラスケージやプラケースの上に凍らせた保冷剤を乗せています。カエルの餌は活き虫のコオロギの他にレッドローチ、ワラジムシ、ハニーワームなどを撒き餌にして週に1~2回与えています。カエルは皮膚から毒を出す種類もいますので直接手で触らないようにします。
 2023年よりイモリの飼育を開始しました。
イモリもカエルと同様に30℃を超える夏の暑さに弱いので、屋内の涼しい部屋で飼育しています。夏の猛暑日の昼間はガラスケージやプラケースの上に凍らせた保冷剤を乗せています。イモリの餌はコオロギの他にレッドローチ、デュビア、ワラジムシ、ハニーワームなどは撒き餌にして、ゲル状配合飼料などは挿し餌にして週に1~2回与えています。サラマンダーは餌への反応も良く、大食漢なので与えすぎに注意しています。
カエルやイモリなどの両生類は動物愛護法の適用外です。
 2023年にヒョウモントカゲモドキの飼育を始めました。USACBでアメリカのブリーダーはミルワームで育てています。国内の輸入業者はコオロギで育てています。ゲル状配合飼料は食べる個体と食べない個体がいます。週に1~2回与えています。
 2023年にミカドヤモリの飼育を始めました。餌はコオロギやワラジムシ、レッドローチの他にゲル状配合飼料を週に1~2回与えています。
 ドルクスラボでは長期飼育が可能な環境で繁殖も行っています。繁殖目的で長期間飼育していた個体を、都合により放出することもあります。
在庫リスト(には載せていない個体も数多くいます。新たに取り寄せることも出来ますので、お探しの個体がいましたらお問い合わせください。
ドルクスラボでは買取個体は扱っていません
新入荷  海外より当月に輸入された個体です
長期飼い込み個体 当店での飼い込み個体です
展示即売会への出展記録
2017年の展示即売会への出展
8月27日(日) ブラックアウト!さいたまスーパーアリーナ(出展)
10月15日(日) ブラックアウト!横浜産貿ホール・マリネリア(出展)
2018年の展示即売会への出展
5月3日(日) ブラックアウト!横浜産貿ホール・マリネリア(出展)
8月26日(日) ブラックアウト!さいたまスーパーアリーナ(出展)
12月16日(日) ブラックアウト!東京都産業貿易センター・台東館(出展)
2019年の展示即売会への出展
6月23日(日)ブラックアウト!東京都産業貿易センター・台東館(出展)
8月18日(日)レプタイルエキスポ藤沢商工会館ミナパーク(出展)
9月1日(日)ブラックアウト!さいたまスーパーアリーナ(出展)
9月29日(日)ブラックアウト!横浜産業貿易ホール・マリネリア(出展)
10月27日(日)レプタイルエキスポ横浜産業貿易ホール・マリネリア(出展)
12月15日(日)東京都産業貿易センター・台東館(出展)
2020年の展示即売会への出展
9月27日(日)ブラックアウト!横浜産業貿易ホール・マリネリア(出展)
2021年の展示即売会への出展
7月4日(日)レプタイルエキスポ横浜産業貿易ホール・マリネリア(出展)
2022年の展示即売会への出展
9月25日(日)ブラックアウト!横浜産業貿易ホール・マリネリア(出展)
2023年の展示即売会への出展
6月4日(日)レプタイルエキスポ横浜産業貿易ホール・マリネリア(出展)
展示即売会ブラックアウト!やレプタイルエキスポの開催日5日前から前日までのご注文は、ブラックアウト!やレプタイルエキスポの会場でのお支払い・お受け取りが可能です。
展示会即売会ブラックアウト!やレプタイルエキスポで現物確認及び個体の説明を受けられた方
このお客様には確認された個体を通信販売することが可能です。展示即売会より持ち帰りました在庫をご確認ください。
現在の在庫とブラックアウト!レプタイルエキスポ出品記録はこちら
クレジットカードでのカード決済が展示即売会などのイベント(ブラックアウト!、レプタイルエキスポ)等でも行えます。
カード決済手数料(3.5%~)は当店負担で無料です。
2023年6月4日(日)
スモールペットアニマル大集合!
EXOTIC REPTILE EXPO
横浜産業貿易センター・マリネリア
ご来展ありがとうございました
お買い上げありがとうございました
2022年9月25日(日)
昆虫・爬虫・珍獣フェア! 
BLACK OUT !
横浜産業貿易センター・マリネリア
ご来展ありがとうございました
お買い上げありがとうございました
2021年7月4日(日)
スモールペットアニマル大集合!
EXOTIC REPTILE EXPO
横浜産業貿易センター・マリネリア
ご来展ありがとうございました
お買い上げありがとうございました
2020年9月27日(日)
昆虫・爬虫・珍獣フェア! 
BLACK OUT !
横浜産業貿易センター・マリネリア
ご来展ありがとうございました
お買い上げありがとうございました
2019年12月15日(日)
スモールペットアニマル大集合!
EXOTIC REPTILE EXPO
東京都立産業貿易センター・台東館
ご来展ありがとうございました
お買い上げありがとうございました
2019年10月27日(日)
スモールペットアニマル大集合!
EXOTIC REPTILE EXPO
横浜産業貿易センター・マリネリア
ご来展ありがとうございました
お買い上げありがとうございました
2019年9月29日(日)
昆虫・爬虫・珍獣フェア! 
BLACK OUT !
横浜産業貿易センター・マリネリア
ご来展ありがとうございました
お買い上げありがとうございました
2019年9月1日(日)
昆虫・爬虫・珍獣フェア! 
BLACK OUT !
さいたまスーパーアリーナ
ご来展ありがとうございました
お買い上げありがとうございました
2019年8月日(日)
スモールペットアニマル大集合! 
EXOTIC REPTILE EXPO
藤沢商工会館・ミナパーク
ご来展ありがとうございました
お買い上げありがとうございました
2019年6月23日(日)
昆虫・爬虫・珍獣フェア! 
BLACK OUT !
東京都立産業貿易センター・台東館
ご来展ありがとうございました
お買い上げありがとうございました
2018年12月16日(日)
昆虫・爬虫・珍獣フェア! 
BLACK OUT !
東京都立産業貿易センター・台東館
ご来展ありがとうございました
お買い上げありがとうございました
2018年8月26日(日)
昆虫・爬虫・珍獣フェア! 
BLACK OUT!
さいたまスーパーアリーナ
ご来展ありがとうございました
お買い上げありがとうございました
2018年5月3日(木)
昆虫・爬虫・珍獣フェア! 
BLACK OUT !
横浜産業貿易センター・マリネリア
ご来展ありがとうございました
お買い上げありがとうございました
2017年10月15日(日)
昆虫・爬虫・珍獣フェア! 
BLACK OUT !
横浜産業貿易センター・マリネリア
ご来展ありがとうございました
お買い上げありがとうございました
2017年8月27日(日)
昆虫・爬虫・珍獣フェア! 
BLACK OUT !
さいたまスーパーアリーナ
ご来展ありがとうございました
お買い上げありがとうございました
過去の販売リストはこちら
飼育しているカメとトカゲのご紹介
★印の説明
流通:★希少★★極少★★★少ない★★★★普通★★★★★多い

価格:★1万円★★2万円★★★3万円★★★★4万円★★★★★5万円超
丈夫:★弱い★★やや弱★★★普通★★★★やや強★★★★★強い
耐寒:★弱い★★やや弱★★★普通★★★★やや強★★★★★強い
産卵:★年9個以下★★10~19個★★★20~29個★★★★30~39個★★★★★40個以上
【】シノニム(同種異名)亜種から抹消
の説明
お問い合わせ件数:少ない

お問い合わせ件数:普通
お問い合わせ件数:多い
飼育歴のあるリクガメ
リクガメ科
チチュウカイリクガメ属
カザフスタンホルスフィールドリクガメ
別名:ロシアリクガメ
別名:ヨツユビリクガメ

学名:Testudo horsfieldii kazachstanica
生息地:カザフスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタン、タジキスタン、中国、ロシア、キルギス
生産地:ウズベキスタン
甲長:18cm

入荷:カザフスタンやウズベキスタンに生息し、ウズベキスタンからCB個体が入荷します
ウズベキスタンにはホルスフィールドリクガメの大規模繁殖施設ができていて大量にベビー個体が入荷します
近年はワイルド個体の入荷はありません
以前は♂個体が希少でしたが近年は♀個体が希少になっています(TSD「温度依存性決定」によるCBのため)
特長:色彩は黄色と黒斑が主流でしたが、最近はクリーム色やオレンジ、グリーンなどもあり、黒斑も放射柄や斑無など色彩が豊富になりました
餌:野菜(小松菜、青梗菜、水菜、人参、レタス、キャベツ、バジルパウダー)と添加物(炭酸カルシウム、整腸剤)を与えています
給餌:ほぼ毎日午前中(数日抜いても大丈夫)霧吹きと共に
冬眠:アダルト個体は冬に冬眠が可能です
ケージ:125Lコンテナで飼育中
流通:★★★★★
価格:★
丈夫:★★★★
耐寒:★★★★
産卵:★★
ワシントン条約CITESⅡ
レッドリストVU危急種(Ⅱ)

カザフスタンホルスフィールドリクガメはカザフスタンやウズベキスタンなどの中央アジアに生息しているリクガメで、旧ロシアの西部にも生息しているのでロシアリクガメとも呼ばれています。四肢の爪が全て4本のため、ヨツユビリクガメとも呼ばれます。寒さや乾燥に強く、アダルト個体は土に潜って冬眠します。生息地では、夏期に高温になる地域もあり、ここの個体は夏眠をします。背甲は扁平な体形で(近年は甲高の個体も見られます)、前脚の爪もシャベル状になっていて、土に深い穴を掘るのが得意なので、屋外で飼育するときは地中から脱走しないように配慮が必要です。穴の深さは1mにも達し、暑い夏と寒い冬は穴の中で過ごしています。

近年は、カザフスタンからではなく、ウズベキスタンからアダルトのWC個体とベビーのCB個体が入荷しています。2019年までは、アダルトのWC個体(♂のみ)も入荷していましたが、今後はなくなると思われます。黒色斑紋は初生甲板にあり、斑紋の大きさには個体差があります。黒と黄色の個体よりも黒とクリーム色や淡緑色の個体が増えてきました。その他のホルスフィールドリクガメの亜種には、アフガニスタンホルスフィールドリクガメとトルクメニスタンホルスフィールドリクガメがいます。アフガニスタンホルスフィールドリクガメは淡褐色で背甲に斑紋がないホルスフィールドリクガメでカザフスタンホルスフィールドリクガメより大型になります。数年に一度まとまった入荷がある程度でしたが、近年は入荷はなくなりました。トルクメニスタンホルスフィールドリクガメは、入荷実績がありません。

色柄は黒斑無の個体と黒斑が広い個体、黒斑が放射模様の個体などで、黒斑以外の成長部分の色彩は、昔は黄色が殆どでしたがその後はクリーム色、近年はオレンジ色や黄緑色などの個体も見られるようになりました。ドルクスラボでは色彩の奇麗な個体を選んで飼育しています。
カザフスタンホルスフィールドリクガメは流通量が最も多く、リクガメの中でも安価で耐寒性があり、屋外でも飼育できます。但し、体質的に弱い面があり、ビタミンA不足で目が腫れたり、温度が下がると鼻水が出たりします。夏場の高温多湿は体調を壊すことがあるので通気性に注意します。♂はアダルト個体になると狂暴になり、♀に噛みつくことがあります。♂が狂暴な場合は、繁殖期を除き、♀とは別に飼育するほうが♀個体へのストレスが少なくすみます。ホルスフィールドリクガメは、主に野草類や葉物野菜、ニンジン、果実、花、キノコ、炭酸カルシウムなどを与えています。リクガメフードも好みますが、尿酸が増えるので与えていません。低タンパクな餌でゆっくりじっくり飼育しています。餌を与えるときに霧吹きで顔と背甲に霧を吹きかけています。
ホルスフィールドリクガメは、臆病な性格の個体が見られます。

夏季:室内での加温飼育
冬期:室内での加温飼育
生体数 0~10頭 
生体サイズ ベビー個体、ヤング個体
室温  夏期30~35℃(エアコンなし)
冬期15~20℃(ファンヒーターなし)
ホットスポット 35~40℃
ケージ   125Lコンテナ
90cmガラスケージ(ヤング個体)
60cmガラスケージ(ベビー個体)
マット ヤシガラマット(乾燥)
ヒーター セラミックヒーター100W
パネルヒーター7W(冬季)
サーモスタット 空気中30℃設定
ホットスポット
(冬季)
パネルヒーター付き石板プレート(38℃設定)
コンテナ用

ガラスケージ用

ホットスポットは鍋敷き用石板にパネルヒーターを
熱伝導両面テープで貼り付けました

紫外線 UV蛍光管 
UVLED
照明 LED電球(昼光色)100W相当
タイマー 点灯時間8時~16時
エサ皿 φ20cm+柵皿φ14cm
水皿 φ15cm
シェルター 中20cm

ヒガシヘルマンリクガメ
学名:Testudo hermanni boettgeri
生息地:イタリア、ブルガリア、アルバニア、ルーマニア、ギリシャ、トルコセルビア、ボスニアヘルツェゴビナ、クロアチア、北マケドニア、スロベニア、モンテネグロ、コソボオーストリア、モルドバ、、ウクライナ
生産地:ドイツ、スロベニア北マケドニア、クロアチア
甲長:25cm
流通:★★★★★
価格:★★
丈夫:★★★★
耐寒:★★★★
産卵:★★
ワシントン条約CITESⅡ
レッドリストnt近危急種

ヒガシヘルマンリクガメの生息地では、野生個体の保護がされているため、ワイルド個体が入荷することがありません。外観は、背甲の黒黄白色の色彩がきれいで、クロアチア産は淡い緑の個体もいます。甲羅の色は屋内飼育で飼い込むと白色化する傾向があります。腹甲の黒い斑紋は繋がらずに散在しています。甲羅の模様がギリシャリクガメと似ていますが、後肢大腿部にイボがありません。臀甲板は左右2枚で融合していません。寒さや乾燥に強く、冬眠が始まる時期は他のリクガメより遅い傾向があります。産地の分布域が広いため、冬眠しない個体もいます。冬眠から覚めたときは、消化機能が落ちて脱水状態になっていますので、温浴させて水分補給を行い、餌はすぐには与えずに少しづつ徐々に与えるようにします。

ヒガシヘルマンリクガメはリクガメの中でも特に流通量が多く、人気の高いリクガメです。欧州広域に生息しますが、最近入荷するのはスロベニア産のCB個体が多くなりました。他にはマケドニア産やクロアチア産も入荷します。マケドニア産の個体は淡褐色の個体で暗色斑が少なく、スロベニア産やクロアチア産とは別の亜種のように見えます。近年は国産CBも少し流通し始めました。

色柄は暗斑が少ない個体や黄色の発色が奇麗な個体を選んで飼育しています。
成長と共にアダルト個体の背甲は白色の発色が出てきますので、黒色・黄色・白色の3色のコントラストが美しい個体になります。
♂個体はアダルトになると、交尾前に♀個体を噛むようになります。♂個体は、繁殖期を除き、♀個体とは別に飼育するほうが♀個体へのストレスが少なくすみます。ヘルマンリクガメは、主に季節の野草類や葉物野菜、ニンジン、果実、花、炭酸カルシウムなどを与えています。リクガメフードも好みますが、尿酸が増えるので与えていません。低タンパクな餌でゆっくりじっくり育てています。餌を多く食べる個体は食べた餌を腸内で消化させるために十分な温度が必要になります。餌を与えるときに霧吹きで顔と背甲に霧を吹きかけています。
寒くなった冬期にヘルマンリクガメの死亡率が高くなる傾向があります。
ヘルマンリクガメは人に馴れる個体が見られます。

夏季:室内での無加温飼育
冬期:室内での加温飼育

生体数 0~5頭 
生体サイズ ベビー個体、ヤング個体
室温  夏期30~35℃(エアコンなし)
冬期15~20℃(ファンヒーターなし)
ホットスポット 35~40℃
ケージ   400Lコンテナ
90cmガラスケージ(ヤング個体)
60cmガラスケージ(ベビー個体)
マット ヤシガラマット(乾燥)
ヒーター セラミックヒーター100W
パネルヒータ15W(冬季)
サーモスタット 空気中30℃設定
ホットスポット パネルヒーター付き石板プレート38℃設定(冬季)
紫外線 UV蛍光管 
UVLED
照明 LED電球(昼光色)100W相当
タイマー 点灯時間8時~16時
エサ皿 φ20cm+柵皿φ14cm×2セット
水皿 φ15cm×2セット
シェルター なし

ニシヘルマンリクガメ
学名:Testudo hermanni hermanni
生息地:スペイン(マヨルカ島、メノルカ島、イビサ島、本土)、フランス(コルシカ島、バール県)、イタリア(サルデーニャ島、シチリア島、アプーリア州、トスカーナ州)
生産地:ドイツイタリア
甲長:19cm

肢爪:5544
ヘルマンリクガメの肢の爪の数
左から順に左前肢爪
5、右前肢爪5、左後肢爪4、右後肢爪4
入荷:ニシヘルマンリクガメは地中海のスペイン、フランス、イタリアなどの島や半島に生息し、昔はドイツのCBが主流でしたが最近はイタリアのCBも出回るようになりました
ドイツCBの頃より♀個体が希少です
特長:アダルトサイズではヒガシヘルマンリクガメより小型
です
背甲は濃い黄色と黒色のコントラストが綺麗で、腹甲は全体が真っ黒な黒斑になります
餌:野菜(小松菜、青梗菜、水菜、人参、レタス、キャベツ、バジルパウダー)と添加物(炭酸カルシウム、整腸剤)です

給餌:ほぼ毎日午前中(数日抜いても大丈夫)霧吹きと共に
ケージ:90cmガラスケージで飼育中
流通:★★★
価格:★★★★
丈夫:★★★
耐寒:★★
産卵:★★
ワシントン条約CITESⅡ
レッドリストnt近危急種

ニシヘルマンリクガメは、スペイン、フランス、イタリアの地中海沿岸や地中海に浮かぶ島に生息するヘルマンリクガメで、ヒガシヘルマンリクガメより小型です。最近のEUCBの外観は、背甲の黄色が濃く黒の面積が広い個体が殆どで、黒色と黄色の色彩が明瞭です。腹甲の黒い斑紋は縦2列に連続して繋がります。ニシヘルマンリクガメは顔の頬の部分が黄色くなります。

ニシヘルマンリクガメの生息地は、野生個体の保護がされているため、ワイルド個体が入荷することがありません。近年は、ドイツのブリーダーが高齢化したためかドイツCBの入荷が減っています。ヒガシヘルマンリクガメと比べると価格が高くなります。ニシヘルマンリクガメのCB個体は産地別(国、地域、島)に繁殖されています。ドイツCBでは♀個体が著しく少なく希少です。国内CBでは♀個体も見られます。一昔前は、背甲の淡い黄色の面積が広い個体も入荷していました。淡い黄色の面積が広い個体は国内で繁殖が行われて国内CBで出回ることがあります。

ドルクスラボではスペイン本土産、スペインのマヨルカ島産、フランスのコルシカ島産を飼育していましたが、現在はイタリアのアプーリア産を飼育しています。ニシヘルマンリクガメの餌は、主に季節の野草類や葉物野菜、ニンジン、果実、花、炭酸カルシウムなどを与えています。リクガメフードも好みますが、尿酸が増えるので与えていません。低タンパクな餌でゆっくりじっくり育てています。餌を与えるときに霧吹きで顔と背甲に霧を吹きかけています。冬眠はできないと思われるので、冬期の寒い時期は室内で加温飼育をしています。

夏季:室内での加温飼育
冬季:室内での加温飼育

生体数 0~5頭 
生体サイズ ベビー個体、ヤング個体
室温  夏期25~30℃(エアコンなし)
冬期20~25℃(ファンヒーターなし)
ホットスポット 35~40℃
ケージ  125Lコンテナ
90cmガラスケージ(ヤング個体)
60cmガラスケージ(ベビー個体)
マット ヤシガラマット(乾燥)
ヒーター セラミックヒーター100W
パネルヒーター5W(冬季)
サーモスタット 空気中30℃設定
ホットスポット パネルヒーター付き石板プレート38℃設定(冬季)
紫外線 UV蛍光管 
照明 LED電球(昼光色)100W相当
タイマー なし
エサ皿 φ20cm+柵皿φ14cm
水皿 φ15cm
シェルター 大30cm

ダルマティアヘルマンリクガメ
学名:Testudo hermanni hercegovinensis
生息地:クロアチア、ボスニアヘルツェゴビナモンテネグロ
生産地:ヨーロッパ連合
甲長:17cm
流通:★★
価格:★★
丈夫:★★★★
耐寒:★★★★
産卵:★★
ワシントン条約CITESⅡ
レッドリストnt近危急種

ダルマティアヘルマンリクガメはヒガシヘルマンリクガメのシノニムとされています。
ダルマティアヘルマンリクガメはクロアチアやボスニアヘルツェゴビナの海岸沿いに生息するヘルマンリクガメで、ヒガシヘルマンリクガメとはDNAが100%一致しますが、鼠蹊甲板がありません。最大甲長も17cm程度で小型のヘルマンリクガメです。側頭部が白色、尻尾が錨型、胸甲板と肩甲板との境が曲線的、腹甲の黒斑が外側にある、ギリシャリクガメに似て臀甲板が1枚の個体が居るなどの特長があります。
ダルマティアヘルマンの特長:甲長17cm 尾先端錨 KeyHoll
ダルマティアヘルマンリクガメの特長  
(なし) 甲長17cm ヒガシヘルマンより小型でニシヘルマンと同じ位のサイズ
尾先端錨 尾の先端が顕著に錨状になっている
KeyHoll 第5椎甲板の白色部分が鍵穴に似た形で幅が広い
側頭部白色 首に近い側頭部が白色化している
胸甲堺曲線 肩甲板と胸甲板の境界線がRに曲がる
ギリシャ風 背甲の模様がギリシャリクガメに似る
鼠蹊甲板無 後ろ足付け根に小さな三角形の甲羅が存在しない
腹甲黒外側 腹甲の黒色斑が外側に点在する
腹縦堺同長 胸甲板の中央境界線と股甲板の中央境界線の長さが同じ
臀甲板1枚 ギリシャリクガメのように臀甲板が1枚
ダルマティアヘルマンリクガメとヒガシヘルマンリクガメ、ニシヘルマンリクガメの特長を表にして比較してのページで詳しく解説しています。

ワシントン条約CITESⅡのためにクロアチアやボスニアヘルツェゴビナでのワイルド個体の採集は禁止されています。過去にもダルマティアヘルマンリクガメとしての輸入履歴はありません。CITESⅡになる前の遥か昔にクロアチアやボスニアヘルツェゴビナで採集された個体がヨーロッパで繁殖されて、ヒガシヘルマンリクガメのCB個体に混ざって輸入されることがあります。現地のワイルド個体だけでなくヨーロッパのCB個体でもヒガシヘルマンリクガメとの交雑個体が見られます。


ダルマティアヘルマンリクガメの特長で鼠径甲板の無い個体が殆どですが、鼠蹊甲板が右側若しくは左側だけの個体や、両側ともに鼠蹊甲板がある個体も存在します。この様な特長の個体はヒガシヘルマンリクガメとして販売することがあります。
ダルマティアヘルマンリクガメも、主に季節の野草類や葉物野菜、ニンジン、果実、花、炭酸カルシウムなどを与えています。リクガメフードも好みますが、尿酸が増えるので与えていません。低タンパクな餌でゆっくりじっくり育てています。餌を与えるときに霧吹きで顔と背甲に霧を吹きかけています。飼育環境はヒガシヘルマンリクガメと共通です。
夏季:室内での無加温飼育
冬期:室内での加温飼育

生体数 2~30頭 
生体サイズ ベビー個体、ヤング個体
室温  夏期30~35℃(エアコンなし)
冬期15~20℃(ファンヒーターなし)
ホットスポット 35~40℃
ケージ   400Lコンテナ
90cmガラスケージ(ヤング個体)
60cmガラスケージ(ベビー個体)
マット ヤシガラマット(乾燥)
ヒーター セラミックヒーター100W
パネルヒーター15W(冬季)
サーモスタット 空気中30℃設定
ホットスポット パネルヒーター付き石板プレート38℃設定(冬季)
紫外線 UV蛍光管 
UVLED
照明 LED電球(昼光色)100W相当
タイマー 点灯時間8時~16時
エサ皿 φ20cm+柵皿φ14cm×2セット
水皿 φ15cm×2セット
シェルター なし

アラブギリシャリクガメ
学名:Testude gracea terrestris
生息地:シリアトルコイラク
輸入国:シリア、レバノン、ヨルダン
甲長:18cm
入荷:アラブギリシャリクガメはシリアやトルコで採集されたワイルド個体がシリア便やヨルダン便、レバノン便などで入荷します
長年にわたり、イスラエル軍がシリアのダマスカス空港を爆撃、もう入荷しないかもしれないと言われて3年が経ちます
特長:体形は甲高で、上から見ると丸い体形です
成長線はやがてシームになり淡褐色、暗褐色、黒色で個体差があります
初生甲板の暗斑の色とシームの色は必ずしも一致していません
色彩はギリシャモザイクの森林系と暗斑やモザイクが薄い砂漠系(イエローアラブ)がいます
森林系の特長:(森林に生息して落ち葉の下に隠れやすいようにモザイク模様がある)

砂漠系の特長:(砂漠に生息して砂の色と同化しやすいように黒斑やモザイクが薄い)

砂漠系のアラブギリシャリクガメはイエローアラブギリシャリクガメやゴールデンアラブギリシャリクガメとして入荷することがあります
餌:ギリシャリクガメの餌は野菜(小松菜、青梗菜、水菜、人参、レタス、キャベツ、バジルパウダー)と添加物(炭酸カルシウム、整腸剤)です
給餌:ほぼ毎日午前中(数日抜いても大丈夫)霧吹きと共に
ケージ:125Lコンテナで飼育中
  流通:★★★
価格:★
丈夫:★★★★
耐寒:★★
産卵:★★
ワシントン条約CITESⅡ
レッドリストVU危急種(Ⅱ)

テレストリス種のギリシャリクガメはアラブギリシャリクガメ、アンタキヤギリシャリクガメ、レバントギリシャリクガメの3種類がいます。アラブギリシャリクガメはシリア北部やトルコ南部に生息します。アラブギリシャリクガメの特長は甲高、丸体形で、甲長20cm(飼育下では18cm)を超えます。アラブギリシャリクガメと一緒に入荷するアンタキヤギリシャリクガメやレバントギリシャリクガメの甲長は16cm程度です。ギリシャリクガメはヘルマンリクガメと柄が似ている個体もいますが、ギリシャリクガメは臀甲板が融合しています。また、後肢大腿部にイボがありますので、ヘルマンリクガメと見分けがつきます。森林に生息する森林系アラブギリシャリクガメはギリシャモザイクの綺麗な柄の個体がいます。砂漠に生息する砂漠系アラブギリシャリクガメの黄色い個体をイエローアラブギリシャリクガメと呼ぶことがあります。全身が黒化したブラックギリシャリクガメもいます。アラブギリシャリクガメのブラックはシームの黒色が広がった個体で、黒艶の個体です。

アラブギリシャリクガメ【アラブ】(モザイク)の特長甲長20cm 甲高 丸ドーム 腹斑点在 黄茶黒 髭模様 突起鱗 フレア無

アラブギリシャリクガメ【アラブ】(モザイク)の特長  
(なし) 甲長20cm アンタキヤギリシャリクガメやレバントギリシャリクガメより大型
甲高 甲羅は高く盛り上がる
丸ドーム 甲羅は幅広く丸いドーム状
腹斑点在 腹部の暗斑は点在する
髭模様 口の周りが黒ずんで髭に見える
突起鱗 脚の鱗は丸くなく尖る
フレア無 後部の縁甲板は外に広がらない
黄茶黒 背甲は黄色茶色黒色が混ざる
シーム黒 背甲のシームは黒色または茶色で幅広く太い
モザイク 背甲はギリシャモザイク模様
アラブギリシャリクガメ【アラブ】(イエロー)の特長甲長20cm 甲高 丸ドーム 腹斑点在 髭模様 突起鱗 フレア無

アラブギリシャリクガメ【アラブ】(イエロー)の特長  
(なし) 甲長20cm アンタキヤギリシャリクガメやレバントギリシャリクガメより大型
甲高 甲羅は高く盛り上がる
丸ドーム 甲羅は幅広く丸いドーム状
腹斑点在 腹部の暗斑は点在する
髭模様 口の周りが黒ずんで髭に見える
突起鱗 脚の鱗は尖る
フレア無 後部の縁甲板は外に広がらない
黄/橙 イエロー又はオレンジの単色に近い個体
シーム無 背甲のシームは無い又は細い
暗斑無 背甲の初生甲板は無い又は小さい
ドルクスラボではアラブギリシャリクガメとして入荷した個体で、アラブギリシャリクガメ【アラブ】(モザイク)、アラブギリシャリクガメ【アラブ】(イエロー)、アラブギリシャリクガメ【アンタキヤ】、アラブギリシャリクガメ【レバント】の何れにも該当しない或いは共通の特長を持つアラブギリシャリクガメをアラブギリシャリクガメ【テレストリス】と称しています。
アラブギリシャリクガメ、アンタキヤギリシャリクガメ、レバントギリシャリクガメの特長を表にして比較しのページで詳しく解説しています。

現在もシリア便やヨルダン便でワイルドWC個体が度々入荷しています。シリア便やヨルダン便で輸入されたギリシャリクガメは様々な国や地域で採集された個体が集められていますので、亜種名不明のギリシャリクガメも含まれます。アラブギリシャリクガメは、ワイルド個体が数多く流通していますが、近年は輸入元の政治情勢が不安定なため、何時入荷が無くなってもおかしくない状態です。

アラブギリシャリクガメは低温に弱く冬眠はできません。また、産地が不明なため、加温飼育が無難です。最近になってヨーロッパや国内でテレストリスギリシャリクガメとして流通しているCB個体は、アラブギリシャリクガメと思われます。ギリシャリクガメは人によく馴れる個体が見られます。アラブギリシャリクガメのアダルト♂個体は♀個体に甲羅アタックをします。甲羅が当たる音が昼夜聞こえるようになると♀個体へのストレスになりますので、アダルトの♂個体は分離して飼育するようにします。ギリシャリクガメだけに限りませんが、自然採集のWC個体には寄生虫が宿っていることがあります。寄生虫は駆虫したほうが健康に良いのですが、駆虫薬は大切な腸内細菌も駆除してしまうので駆虫は慎重に行う必要があります。ギリシャリクガメは、主に季節の野草類や葉物野菜、ニンジン、果実、花、炭酸カルシウムなどを与えています。リクガメフードも好みますが、尿酸が増えるので与えていません。低タンパクな餌でゆっくりじっくり育てています。ギリシャリクガメは腸が弱いため、餌に整腸剤を添加しています。餌を与えるときに霧吹きで顔と背甲に霧を吹きかけています。
ギリシャリクガメの死亡率は夏期に高くなる傾向があります。

夏季:室内での加温飼育
冬季:室内での加温飼育

生体数 0~10頭 
生体サイズ ベビー個体、ヤング個体
室温  夏期30~35℃(エアコンなし)
冬期15~20℃(ファンヒーターなし)
ホットスポット 35~40℃
ケージ   125Lコンテナ
90cmガラスケージ(ヤング個体)
60cmガラスケージ(ベビー個体)
マット ヤシガラマット(乾燥)
ヒーター セラミックヒーター100W
パネルヒーター5W(冬季)
サーモスタット 空気中30℃設定
ホットスポット パネルヒーター付き石板プレート38℃設定(冬季)
紫外線 UV蛍光管 
UVLED
照明 LED電球(昼光色)100W相当
タイマー 点灯時間8時~16時
エサ皿 φ20cm+柵皿φ14cm
水皿 φ15cm
シェルター 大30cm

アンタキヤギリシャリクガメ
学名:Testude gracea terrestris
生息地:シリア、レバノン、ヨルダントルコ、イスラエル
輸入国:シリア、レバノン、ヨルダン
甲長:16cm
入荷:アンタキヤギリシャリクガメはシリア、レバノン、ヨルダンなどで採集されたワイルド個体がアラブギリシャリクガメに混ざってシリア便やヨルダン便、レバノン便などで入荷します
特長:体形は甲高で、上から見ると長丸です
ギリシャモザイクの他に黒艶消しのブラックギリシャがいます

餌:野菜(小松菜、青梗菜、水菜、人参、レタス、キャベツ、バジルパウダー)と添加物(炭酸カルシウム、整腸剤)です
給餌:ほぼ毎日午前中(数日抜いても大丈夫)霧吹きと共に
ケージ:125Lコンテナで飼育中
流通:★★
価格:★★
丈夫:★★★
耐寒:★★
産卵:★★
ワシントン条約CITESⅡ
レッドリストVU危急種(Ⅱ)

アンタキヤギリシャリクガメはアラブギリシャリクガメのシノニムとされています。
アンタキヤギリシャリクガメはアラブギリシャリクガメと生息域が重なり、シリアやトルコ、イスラエル、ヨルダン、レバノンなどに生息します。アンタキヤギリシャリクガメは甲高、長丸体形で甲長は16cm程度でアラブギリシャリクガメより小型です。背甲の柄はギリシャモザイクの個体とブラックの個体がいます。ブラックの個体は、背甲と腹甲が共に全面的に艶のない黒褐色で、暗斑やシームも濃い黒色にならない特長のある個体でモザイクとは判別が容易です。下の写真の個体がアンタキヤギリシャリクガメ(ブラック)です。

アンタキヤギリシャリクガメの特長:甲長16cm 甲高 モザイク 頭斑無 髭模様 丸型鱗 フレア無
アンタキヤギリシャリクガメの特長  
(なし) 甲長16cm アラブギリシャリクガメより小型でレバントギリシャリクガメと同じ位のサイズ
甲高 アラブギリシャと同様に甲高になる
頭斑無 頭部に斑模様は入らない
髭模様 口の周りが黒ずんで髭に見える
丸型鱗 脚の鱗は尖らずに丸くなる
フレア無 後部の縁甲板は外に広がらない
長丸 アラブギリシャより幅が狭く長丸になる
モザイク 初生甲板やシームが黒く地色が黄や橙のギリシャモザイクの個体
(下記の個体とは違う特長)
黒褐色 暗斑が淡く全体が艶のない黒褐色の個体
(上記の個体とは違う特長)
腹斑大 腹甲の黒班は中央部に大きく広がる
アンタキヤギリシャリクガメ、アラブギリシャリクガメ、レバントギリシャリクガメの特長を表にして比較しのページで詳しく解説しています。

頭数は僅かですがシリア便やヨルダン便でアラブギリシャリクガメと一緒にワイルドWC個体が入荷しています。2021年1月に産地国のレバノンからアラブギリシャやアンタキヤギリシャと一緒に初めて入荷しました。テレストリス系のギリシャリクガメは1年に1度程度の不安定な入荷でしたが、2020年12月のシリア便と2021年1月のレバノン便、2021年2月にヨルダン便と3か月連続で入荷したのは珍しいです。

シリア便やヨルダン便でアラブギリシャリクガメと一緒にワイルドWC個体が僅かに入荷しています。レバノン便でも僅かに入荷しています。
色彩はモザイク柄やイエロータイプのアンタキヤギリシャの入荷が殆どですが、極稀にブラックタイプが入荷します。アンタキヤギリシャのブラックタイプは背甲も腹甲も全体的に艶消しの暗褐色です。この色彩のギリシャリクガメは古くからブラックギリシャとして入荷していて見分けが付くので、亜種として分類されてもおかしくないと思われます。

アンタキヤギリシャリクガメは、主に季節の野草類や葉物野菜、ニンジン、果実、花、炭酸カルシウムなどを与えています。リクガメフードも好みますが、尿酸が増えるので与えていません。低タンパクな餌でゆっくりじっくり育てています。ギリシャリクガメは腸が弱いため、餌に整腸剤を添加しています。餌を与えるときに霧吹きで顔と背甲に霧を吹きかけています。
ギリシャリクガメは人によく馴れる個体が見られます。

夏季:室内での加温飼育
冬季:室内での加温飼育

生体数 0~5頭 
生体サイズ ベビー個体、ヤング個体
室温  夏期30~35℃(エアコンなし)
冬期15~20℃(ファンヒーターなし)
ホットスポット 35~40℃
ケージ   125Lコンテナ
90cmガラスケージ(ヤング個体)
60cmガラスケージ(ベビー個体)
マット ヤシガラマット(乾燥)
ヒーター セラミックヒーター100W
パネルヒーター5W(冬季)
サーモスタット 空気中30℃設定
ホットスポット パネルヒーター付き石板プレート38℃設定(冬季)
紫外線 UV蛍光管 
UVLED
照明 LED電球(昼光色)100W相当
タイマー 点灯時間8時~16時
エサ皿 φ20cm+柵皿φ14cm
水皿 φ15cm
シェルター 大30cm

レバントギリシャリクガメ
学名:Testude gracea floweri
生息地:イスラエル、レバノン
輸入国:シリア、レバノン、ヨルダン
甲長:16cm
流通:★★
価格:★★
丈夫:★★★
耐寒:★★
産卵:★★
ワシントン条約CITESⅡ
レッドリストVU危急種(Ⅱ)

レバントギリシャリクガメはアラブギリシャリクガメのシノニムとされています。
アラブギリシャリクガメと生息域が重なり、イスラエル、レバノンなどに生息します。
レバントギリシャリクガメは扁平、第2第3椎甲板が平らで甲長は16cm程度、アラブギリシャリクガメより小型です。背甲の柄は、初生甲板の黒斑が小さくシームも薄い個体がいます。縁甲板は緑褐色で、背甲は淡褐色です。
レバントギリシャリクガメの特長:甲長16cm 幅広 扁平 椎甲板平 鱗丸 四角
レバントギリシャリクガメの特長  
(なし) 甲長16cm アラブギリシャリクガメより小型でアンタキヤギリシャリクガメと同じ位のサイズ
シーム少 背甲シームの暗斑は少なく細い帯状
暗斑小 初生甲板にある暗斑は小さい
淡褐色 背甲の色は薄いイエロー、ベージュ、オリーブなどの淡褐色
鱗丸 脚部の鱗は尖らずに丸みを帯びている
幅広 特に♀個体は幅が広くなる
四角 腹甲から見て台形や五角形ではなく少し長い四角形
扁平 アラブギリシャやアンタキヤギリシャより背高は低くやや扁平
縁甲板緑 縁甲板は淡い緑褐色
椎甲板平 第2第3椎甲板を正面から見ると平
レバントギリシャリクガメ、アラブギリシャリクガメ、アンタキヤギリシャリクガメの特長を表にして比較しのページで詳しく解説しています。

頭数は僅かですがシリア便やヨルダン便でアラブギリシャリクガメと一緒にワイルドWC個体が入荷しています。2021年1月に産地国のレバノンからアラブギリシャやアンタキヤギリシャと一緒に初めて入荷しました。テレストリス系のギリシャリクガメは1年に1度程度の不安定な入荷でしたが、2020年12月のシリア便と2021年1月のレバノン便、2021年2月にヨルダン便と3か月連続で入荷したのは珍しいです。

レバントギリシャリクガメは、主に季節の野草類や葉物野菜、ニンジン、果実、花、炭酸カルシウムなどを与えています。リクガメフードも好みますが、尿酸が増えるので与えていません。低タンパクな餌でゆっくりじっくり育てています。ギリシャリクガメは腸が弱いため、餌に整腸剤を添加しています。餌を与えるときに霧吹きで顔と背甲に霧を吹きかけています。
ギリシャリクガメは人によく馴れる個体が見られます。

夏季:室内での加温飼育
冬季:室内での加温飼育

生体数 0~5頭 
生体サイズ ベビー個体、ヤング個体
室温  夏期30~35℃(エアコンなし)
冬期15~20℃(ファンヒーターなし)
ホットスポット 35~40℃
ケージ   125Lコンテナ
90cmガラスケージ(ヤング個体)
60cmガラスケージ(ベビー個体)
マット ヤシガラマット(乾燥)
ヒーター セラミックヒーター100W
パネルヒーター5W(冬季)
サーモスタット 空気中30℃設定
ホットスポット パネルヒーター付き石板プレート38℃設定(冬季)
紫外線 UV蛍光管 
UVLED
照明 LED電球(昼光色)100W相当
タイマー 点灯時間8時~16時
エサ皿 φ20cm+柵皿φ14cm
水皿 φ15cm
シェルター 大30cm
コーカサスギリシャリクガメ
別名:イベラギリシャリクガメ
別名:トルコギリシャリクガメ
学名:Testude gracea ibera

生息地:トルコ、ギリシャ、ブルガリア、ルーマニア、北マケドニア、アルバニア、コソボ、セルビア、ジョージア、アルメニア、イラン、ロシア、グルジアアゼルバイジャン
生産地:ヨーロッパ連合、ドイツ、スロベニア
甲長:20cm
流通:★★★
価格:★★★
丈夫:★★★
耐寒:★★★★
産卵:★★
ワシントン条約CITESⅡ
レッドリストVU危急種(Ⅱ)

コーカサスギリシャリクガメはトルコに生息するギリシャリクガメの最大亜種で甲長は27cm(飼育下で20cm)になります。トルコに生息するのでトルコギリシャリクガメと呼ばれたり、コーカサス地方に生息するのでコーカサスギリシャリクガメと呼ばれたり、学名がイベラなのでイベラギリシャリクガメと呼ばれたりします。背甲は盛り上がらず扁平。ベビー個体はクリーム色の体色ですが成長とともに黒い面積が増えて、ヤング個体では綺麗なギリシャモザイクになり、アダルト個体で甲羅全体が黒化します。殆どは寒さに強く冬期は冬眠しますが、国をまたいで分布域が広いので耐寒性も様々と思われます。

近年のコーカサスギリシャリクガメはEUCB個体が流通しています。CB個体でも耐寒性が強く、アダルト個体では屋外で飼育ができます。

コーカサスギリシャリクガメも主に季節の野草類や葉物野菜、ニンジン、果実、花、炭酸カルシウムなどを与えています。リクガメフードも好みますが、尿酸が増えるので与えていません。低タンパクな餌でゆっくりじっくり育てています。腸が弱くガスがたまることもあるので、餌には整腸剤を添加しています。餌を与えるときに霧吹きで顔と背甲に霧を吹きかけています。
コーカサスギリシャリクガメも人によく馴れるリクガメです。

ヤング個体では淡褐色の個体も、成長と共にアダルト個体では黒化してきます。
夏季:室内での無加温飼育
冬期:室内での加温飼育

生体数 2~5頭 
生体サイズ アダルト個体
室温  夏期30~35℃(エアコンなし)
冬期15~20℃(ファンヒーターなし)
ホットスポット 35~40℃
ケージ  400Lコンテナ
90cmガラスケージ
マット ヤシガラマット(乾燥)
ヒーター セラミックヒーター100W
パネルヒーター15W(冬季)
サーモスタット 空気中30℃設定
ホットスポット パネルヒーター付き石板プレート38℃設定(冬季)
紫外線 UV蛍光管 
UVLED
照明 LED電球(昼光色)100W相当
タイマー 点灯時間8時~16時
エサ皿 φ30cm+柵皿φ19cm
水皿 φ15cm×2
シェルター 大30cm、中20cm

キレナイカギリシャリクガメ
別名:キレーネギリシャリクガメ
学名:Testude gracea cyrenaica

生息地:リビア
生産地:エジプト
甲長:17cm
流通:★★
価格:★★★
丈夫:★★
耐寒:★
産卵:★
ワシントン条約CITESⅡ
レッドリストVU危急種(Ⅱ)

キレナイカギリシャリクガメは北アフリカのリビアに生息するギリシャリクガメで、甲長17cmの小型亜種です。背甲は高く盛り上がり
ヒョウモンリクガメのような斑模様の個体と、黒色班の幅広いチュニジアギリシャリクガメに似た模様の個体がいます。黄色の面積が広く美しいのでキレナイカイエローと呼ばれています。小型種で黄色が大変奇麗なため、人気があります。

産地のリビアは日本と国交がなくキレナイカギリシャリクガメが入荷するのはエジプト動物園からになります。数年前は大型のWCアダルト個体だけが輸入されていましたが、近年はCBヤング個体が主流になりました。価格は年々値上がりしています。

飼育環境ですが、北アフリカに生息するグラエカ種のギリシャリクガメは、多少湿度かあり換気されている環境が必要です。乾燥した環境では鼻水や呼吸器障害を起こすことがあります。周囲が乾燥してくると、地面に穴を掘って湿り気を保持しようとします。イベラ種(イベラギリシャリクガメ)やテレストリス種(アラブギリシャリクガメ)とは明らかに生息環境が違うので、一緒に飼育しないようにします。入荷はエジプト動物園から、アダルト個体とヤング個体が入ります。温暖なアフリカ産で飼育には加温が必要です。キレナイカギリシャリクガメも腸が弱く、寄生虫がいることが多いので飼育に難があるカメです。リビアと日本は国交がなく、現地の生息環境が分からないリクガメです。何を食べているのか、何を摂取しているのかも不明です。エジプト動物園では餌に何を与えていたか分かりませんが、温浴をすると尿酸が多く出てくるので、高タンパクなリクガメフードなどが与えられていた可能性があります。飼育する上で温浴が効果的なことから、入荷直後は体内の尿酸を排泄するために定期的な温浴が必要と思われます。飼育するときの餌はリクガメフードを避けて、野草や野菜、果物で飼育することが良いと思われます。但し、野菜や野草の食欲がない個体がいますので、この場合は少量のリクガメフードを野菜や野草に混ぜて与え、何れは野菜や野草だけで飼育できるように食性を変える必要があります。繁殖は国内での孵化例がありますが、持ち腹の♀個体から生まれた卵が孵化したもので、国内での繁殖個体は見られません。

夏季:室内での加温飼育
冬季:室内での加温飼育

生体数 0~3頭 
生体サイズ
室温  夏期30~35℃(エアコンなし)
冬期15~20℃(ファンヒーターなし)
ホットスポット 35~40℃
ケージ 125Lコンテナ
マット ヤシガラマット(乾燥)
ヒーター セラミックヒーター100W
パネルヒーター7W(冬季)
サーモスタット 空気中30℃設定
ホットスポット パネルヒーター付き石板プレート38℃設定(冬季)
紫外線 UV蛍光管 
UVLED
照明 LED電球(昼光色)100W相当
タイマー 点灯時間8時~16時
エサ皿 φ20cm+柵皿φ14cm
水皿 φ15cm
シェルター 大30cm
オオフチゾリリクガメ
別名:マルギナータリクガメ
学名:Testude marginata marginata
生息地:ギリシャ、アルバニア、イタリア
生産地:ヨーロッパ連合、ドイツスロベニア、イタリア
甲長:22cm
入荷:ヨーロッパで繁殖したCB個体が出回ります
♀個体が希少です
餌:フチゾリリクガメの餌は野菜(小松菜、青梗菜、水菜、人参、レタス、キャベツ、バジルパウダー)と添加物(炭酸カルシウム、整腸剤)です
給餌:ほぼ毎日午前中(数日抜いても大丈夫)霧吹きと共に
冬眠:アダルト個体は冬に冬眠が可能です
ケージ:125Lコンテナと400Lコンテナで飼育中
流通:★★★★
価格:★★
丈夫:★★★
耐寒:★★★★
産卵:★★
ワシントン条約CITESⅡ
レッドリストlc低危険種

オオフチゾリリクガメはギリシャ広域に生息します。甲長30cm(飼育下で22cm)になる地中海リクガメの最大種です。一般的にはマルギナータリクガメと呼ばれています。背甲板はギリシャモザイクで、側甲板はヤング個体では白色の面積が広く大変綺麗なリクガメです。アダルト個体は黒色化し、後部縁甲板が広がります。

入荷するのは、以前はドイツCB個体で、ほとんどが♂個体になります。♀個体は非常に少なく見かけません。近年は国内CB個体が出回ります。ギリシャ北部寒冷地の個体は冬眠する個体もいます。オオフチゾリリクガメは流通量もやや多く、大型になったアダルト個体は耐寒性もあります。

オオフチゾリリクガメは梅雨時期の多湿に弱いとされていますが、季節による湿度の影響で体調を崩すことはなさそうです。乾燥した環境で飼育しているので、温浴をさせると食欲も排泄も増すようですが、体ごと入る大きな水容器があれば、自ら水浴びをして排泄しています。水容器から水があふれて床材を濡らすことがないように注意すれば、多湿の心配もありません。温浴は、脱水症状の改善と薬浴および寄生虫の検査に有効と思いますが、リクガメにとってはストレスとなり、オオフチゾリリクガメでは高温でショック死することもあります。排泄も未消化の食べた物まで出てしまい、健康に良くありません。必ずしも温浴が必要とは思われません。餌を与えるときに霧吹きで顔と背甲に霧を吹きかけています。
♂のアダルト個体は、他のチチュウカイリクガメと比べて温和で狂暴になりません。♂のアダルト個体でも複数飼いができます。オオフチゾりリクガメは、主に季節の野草類や葉物野菜、ニンジン、果実、花、炭酸カルシウムなどを与えています。リクガメフードも好みますが、尿酸が増えるので与えていません。低タンパクな餌でゆっくりじっくり育てています。オオフチゾリリクガメは体格は大きいですが、臆病な個体も見られます。

ヤング個体では縁甲板などで白色の面積が広がり、黒と白のコントラストが綺麗です。成長と共にアダルト個体では黒化してきます。
夏季:室内での無加温飼育
冬期:室内での加温飼育

生体数 0~5頭 
生体サイズ ベビー個体、ヤング個体
室温  夏期25~30℃(エアコンなし)
冬期20~25℃(ファンヒーターなし)
ホットスポット 35~40℃
ケージ  400Lコンテナ
90cmガラスケージ(ヤング個体)
60cmガラスケージ(ベビー個体)
マット ヤシガラマット(乾燥)
ヒーター セラミックヒーター100W
パネルヒーター15W(冬季)
サーモスタット 空気中30℃設定
ホットスポット パネルヒーター付き石板プレート38℃設定(冬季)
紫外線 UV蛍光管 
UVLED
照明 LED電球(昼光色)100W相当
タイマー 点灯時間8時~16時
エサ皿 φ20cm+柵皿14cm
水皿 φ15cm
シェルター 大30cm

ペロポネソスフチゾリリクガメ
学名:Testude marginata weissingeri
生息地:ギリシャ
生産地:ドイツ
甲長:20cm
流通:★
価格:★★★★★
丈夫:★★★★
耐寒:★★★
産卵:★★
ワシントン条約CITESⅡ
レッドリストlc低危険種

ペロポネソスフチゾリリクガメはオオフチゾリリクガメのシノニムとされています。
ペロポネソスフチゾリリクガメはギリシャ南西部ペロポネソス地方にのみ生息する最大甲長25cm(飼育下で20cm)のフチゾリリクガメの小型亜種です。オオフチゾリリクガメとの模様の違いは、見分けが困難です。ペロポネソスフチゾリリクガメの方が背甲の黒色の部分が茶褐色で、周りの白の面積が広いように感じます。アダルト個体は黒色化し、♂の後部縁甲板が広がります。

入荷したのはドイツCB個体で、ほとんどが♂個体です。♀個体は見かけません。近年は、ドイツのブリーダーが高齢化して引退した影響なのか?ドイツCBを見なくなりました。ペロポネソスフチゾリリクガメはオオフチゾリリクガメと比べて流通量は少なく、価格も高価です。

ペロポネソスフチゾりリクガメも、主に季節の野草類や葉物野菜、ニンジン、果実、花、炭酸カルシウムなどを与えています。リクガメフードも好みますが、尿酸が増えるので与えていません。低タンパクな餌でゆっくりじっくり育てています。餌を与えるときに霧吹きで顔と背甲に霧を吹きかけています。
ペロポネソスフチゾリリクガメはギリシャ南西部に生息するため、冬期の冬眠は疑問なので、室内で加温飼育をしています。

ヤング個体では縁甲板などで白色の面積が広がり、黒と白のコントラストが綺麗です。成長と共にアダルト個体では黒化してきます。
夏季:室内での加温飼育
冬季:室内での加温飼育

生体数 2頭 
生体サイズ アダルト個体
室温  夏期30~35℃(エアコンなし)
冬期15~20℃(ファンヒーターなし)
ホットスポット 35~40℃
ケージ  400Lコンテナ
60cmガラスケージ
マット ヤシガラマット(乾燥)
ヒーター セラミックヒーター100W
パネルヒーター15W(冬季)
サーモスタット 空気中30℃設定
ホットスポット パネルヒーター付き石板プレート38℃設定(冬季)
紫外線 UV蛍光管 
UVLED
照明 LED電球(昼光色)100W相当
タイマー 点灯時間8時~16時
エサ皿 φ30cm
水皿 φ15cm×2
シェルター 大30cm

パンケーキガメ属
パンケーキガメ
学名:Malacochersus tornieri
生息地:ケニア、タンザニア
輸入国:ザンビア
甲長:15cm
流通:★★★
価格:★★★★★
丈夫:★★★
耐寒:★★
産卵:★
ワシントン条約CITESⅠ
レッドリストVU危急種(Ⅱ)

パンケーキガメは1属1種のアフリカ大陸中央部ケニア、タンザニアに生息する小型のリクガメです。最大甲長17cm(飼育下で15cm)程度です。パンケーキガメは、生息地のタンザニアでは、主に草類や落ち葉、多肉植物などを食べています。生息地での活動時間は、11時から14時までで、朝夕は活動していません。
パンケーキガメは第18回ワシントン条約締約国会議COP18でCITESⅠに昇格しています。環境省への登録及びマイクロチップの挿入が義務付けられています。輸入はされていません。

ケニア産の採集ができなくなり、タンザニア産がザンビアから入荷していました。ワシントン条約CITESⅠで採集と入荷はなくなりました)
様々な放射柄が綺麗なカメで、超扁平で甲羅が柔らかいのが特長です。岩場の多い丘陵地や低山地、サバンナなどに棲み、隙間の狭い石でできたシェルターに好んで入ります。ワイルドWC個体が多く入荷していました。、国産CBは産卵数が少ない(年間1個程度)ので貴重です。産卵数が少ないので国内の個体数が減少すると思われます。

南半球の熱帯地方のカメで、一年を通して暑い環境に棲み、寒さに強くないので通年室内で加温飼育します。ケージ内に広く浅い水皿を置いておくと、水を飲んだり水浴びを好んでします。拒食状態でも水はよく飲みますので、脱水状態にならないように水皿は必須です。拒食状態の時は臭いの強いキュウリなどに反応して、リーフレタスなどを食べるようになります。温浴は嫌うので、脱水症状がなければ温浴は必要ないと思います。代わりに体全体が浸かる浅い水容器を設置します。パンケーキガメの動きは俊敏で、立体的に活動するため、脱走に注意が必要です。パンケーキガメは安価で流通量も多く入手し易いリクガメでしたが、入荷した直後のワイルド個体は寄生虫も多く、ストレスで拒食になることもあり、国内での長期飼い込み個体の方が安心です。♂同士は縄張り争いが激しく、殺されることもあり、♂同士の同居は絶対にできません。温和な♀同士は多頭飼育が可能です。♂1頭に♀複数頭のハーレム状態で飼育できます。
夏季:室内での加温飼育
冬季:室内での加温飼育
生体数 0頭 
生体サイズ
室温  夏期30~35℃(エアコンなし)
冬期15~20℃(ファンヒーターなし)
ホットスポット 35~40℃
ケージ 125Lコンテナ
マット ヤシガラマット(乾燥)
ヒーター セラミックヒーター100W
パネルヒーター7W(冬季)
サーモスタット 空気中30℃設定
ホットスポット パネルヒーター付き石板プレート38℃設定(冬季)
紫外線 UV蛍光管 
UVLED
照明 LED電球(昼光色)100W相当
タイマー 点灯時間8時~16時
エサ皿 φ20cm+柵皿φ14cm
水皿 φ15cm
シェルター 中20cm
セオレガメ属
ニシベルセオレガメ
学名:Kinixys belliana nogueyi
生息地:ガーナ、カメルーン、トーゴ、ギニア、コートジボアール、コンゴ、セネガル、中央アフリカ、ナイジェリア、マリ、リベリア
生産地:ガーナトーゴ
甲長:22cm 
特長:前肢の爪が4本あるのがニシベルセオレガメ
前肢の爪が5本あるのがヒガシベルセオレガメ
餌:野菜(小松菜、青梗菜、水菜、人参、レタス、キャベツ、バジルパウダー)と添加物(炭酸カルシウム、整腸剤)の他にキノコも与えています
給餌:ほぼ毎日午前中(数日抜いても大丈夫)霧吹きと共に

ケージ:125Lコンテナで飼育中
  流通:★★
価格:★
丈夫:★★★★★
耐寒:★
産卵:★
ワシントン条約CITESⅡ

セオレガメ属は背甲の後部にヒンジと呼ばれる蝶番があり、背甲を動かすことができます。ベルセオレガメはセオレガメの中でも流通量の多いカメで、ヒガシベルセオレガメとニシベルセオレガメの2亜種がいます。ニシベルセオレガメはアフリカ大陸の西部に広範囲に生息しています。主に雨季や乾季のあるサバンナ気候帯のやや湿度の高い森林や乾燥した藪地に生息しています。水場で泳ぐこともあります。多様な生息地に棲むため、飼育環境も産地を参考にして決める必要があります。ニシベルセオレガメとヒガシベルセオレガメの見分け方は、前脚の指(爪)の数で、ニシベルセオレガメが4本、ヒガシベルセオレガメが5本なので容易に見分けがつきます。最大甲長も22㎝以下で小型のカメです。

ガーナからワイルドのアダルト個体やヤング個体が入荷します。ニシベルセオレガメは流通量は少ないですが、アフリカ大陸に広く分布する一般的なカメのため、価格は安価です。

ニシベルセオレガメはやや神経質で、床材に潜って出てこないことが多いです。
ある程度の湿度が必要です。朝の食事と時に霧吹きで背甲を濡らしています。
アフリカの熱帯産ですが、常に高温にする必要はなく室内であれば20℃でも耐えられるので丈夫なカメです。
食性は雑食で、野菜、野草、果実、多肉植物、キノコ、昆虫、巻貝、肉などを食べます。キノコの中ではシメジ茸が好物です。朝や午前中は活動せず、暗い夜に餌を食べることがありますので、夕方に餌が残っていても片付けずに置いておきます。野菜が乾燥しても食べています。
餌を与えるときに霧吹きで顔と背甲に霧を吹きかけています。
初生甲板は淡褐色で成長線が黒ですが、成長と共に黒い成長線の周辺に白色の放射模様が入る個体も居ます。
夏季:室内での加温飼育
冬季:室内での加温飼育
 
生体数 0~2頭 
生体サイズ
室温  夏期30~35℃(エアコンなし)
冬期20~25℃(ファンヒーターなし)
ホットスポット 35~40℃
ケージ 125Lコンテナ
マット ヤシガラマット(やや湿潤)
ヒーター セラミックヒーター100W
パネルヒーター7W(冬季)
サーモスタット 空気中30℃設定
ホットスポット パネルヒーター付き石板プレート38℃設定(冬季)
紫外線 UV蛍光管 
UVLED
照明 LED電球(昼光色)100W相当
タイマー 点灯時間8時~16時
エサ皿 φ20cm+柵皿φ14cm
水皿 φ15cm
シェルター 中20cm

ヒョウモンガメ属
バブコックヒョウモンガメ
学名:Stigmochelys pardalis
生息地:ウガンダ、ザンビア、タンザニア
生産地:ザンビア
甲長:40cm 
入荷:ザンビアからワイルド個体が入荷します
餌:野菜(小松菜、青梗菜、水菜、人参、レタス、キャベツ、バジルパウダー)と添加物(炭酸カルシウム、整腸剤)の他にキノコも与えています
給餌:ほぼ毎日午前中(数日抜いても大丈夫)霧吹きと共に
ケージ:125Lコンテナで飼育中
  流通:★★★★
価格:★★
丈夫:★★★★★
耐寒:★
産卵:★
ワシントン条約CITESⅡ

ヒョウモンガメ属のバブコックヒョウモンガメ(シノニム)は流通量の多いカメで、他にソマリアヒョウモンガメ(シノニム)がいます。バクコックヒョウモンガメはアフリカ大陸の東部から南部にかけて広範囲に生息しています
最大甲長は40cmに達する中型のカメです。

ザンビアからワイルドのヤング個体が入荷します。流通量も多くアフリカ大陸に広く分布する一般的なカメのため、価格は安価です。

バクコックヒョウモンガメは温和で人によく馴れます。ある程度の乾燥にも耐えられるのでマットには深く潜りません。ケージから出して部屋で遊ばせたりもできます。
アフリカの熱帯産ですが、常に高温にする必要はなく室内であれば20℃でも耐えられるので丈夫なカメです。
食性は草食で、野菜、野草、果実などを食べます。朝から活発に活動しています。餌はその日に食べきれる量を朝1回与えています。
餌を与えるときに霧吹きで顔と背甲に霧を吹きかけています。
ヤング固定では白色の面積が少ないですが、成長と共に部分的に白色化する個体がいます。
夏季:室内での加温飼育
冬季:室内での加温飼育
 
生体数 0~3頭 
生体サイズ
室温  夏期30~35℃(エアコンなし)
冬期20~25℃(ファンヒーターなし)
ホットスポット 35~40℃
ケージ 125Lコンテナ
マット ヤシガラマット(乾燥)
ヒーター セラミックヒーター100W
パネルヒーター7W(冬季)
サーモスタット 空気中30℃設定
ホットスポット パネルヒーター付き石板プレート38℃設定(冬季)
紫外線 UV蛍光管 
UVLED
照明 LED電球(昼光色)60W相当
タイマー 点灯時間8時~16時
エサ皿 φ20cm+柵皿φ14cm
水皿 φ15cm
シェルター 中20cm

インドリクガメ属
セレベスリクガメ
学名:Indotestudo forstenii
生息地:インドネシア
生産地:EU
甲長:27cm 
特長:同じインドリクガメ属のエロンガータリクガメに似ていますが、エロンガータリクガメには項甲板があり、セレベスリクガメには項甲板がある個体と無い個体がいます
エロンガータリクガメの肩甲板の継ぎ目の長さと胸甲板の継ぎ目の長さはほぼ同じなのに対し、セレベスリクガメの胸甲板の継ぎ目の長さは肩甲板の継ぎ目の長さより短くなります
縁甲板の後ろ側がギザギザしています
餌:ミックスベジタブル(人参、とうもろこし、グリーンピース)、昆虫(ジャイアントミルワーム)、キノコ、果物(バナナ)、野菜(小松菜、青梗菜、水菜、人参、レタス、キャベツ、バジルパウダー)と添加物(炭酸カルシウム、整腸剤)などを与えています
給餌:ほぼ毎日午前中(数日抜いても大丈夫)霧吹きと共に

ケージ:125Lコンテナでヤシガラマットを多湿にして飼育中
飼育歴のあるミズガメ
バタグールガメ科
イシガメ属
二ホンイシガメ
学名:Mauremys japonica
生息地:日本
生産地:日本
甲長:18cm
水深:甲長の2倍
流通:★★★★★
価格:★
丈夫:★★★★★
耐寒:★★★★★
産卵:★★
ワシントン条約CITESⅡ
レッドリストnt近危急種

ニホンイシガメは日本の固有種で半陸棲種です。甲羅の色は黄褐色や暗褐色など様々で、♀約18cmは♂約12cmより大きくなります。♂♀判別は尾の長さや甲長で判別します。ベビー個体では♂♀判別は困難です。背甲は扁平で、各椎甲板中央に1本のキールがあります。中央部のキールに沿って黒い模様が入ります。種子島産の個体は黄色みが強く、甲羅の厚み(高さ)があるのが特長です。♂の老齢個体は甲羅の色が黒化します。

ワイルドのアダルト個体とCBのベビー個体が出回ります。甲長20cmを超える♀のアダルト個体は年齢も20歳を超えていて産卵ができるサイズです。都道府県によってはレッドデータブックに登録されている絶滅危惧種です。
を参照してください。ニホンイシガメは、海外への輸出が禁止されています。

ドルクスラボで飼養しているのは鹿児島県種子島産で県の準絶滅危惧種に指定されています。天気の良い日はよく日光浴をしています。夏期の暑さは苦手で、活動が鈍ります。適温は18℃~24℃。冬期は水冬眠も土冬眠もできます。ミズガメが深い水深で水冬眠するときは、肺呼吸ではなく、水中で皮膚呼吸をしています。国産種のため、ワイルド個体もCB個体も入手できます。価格も安く、耐寒性もあり、屋内での飼育は難しく、屋外飼育が適しています。屋外では、飼育水がバクテリアで緑水(グリーンウォーター)になるため、皮膚病の予防になります。食性は雑食性で、飼育下では配合飼料の他にエビ、肉(牛ハツ)、昆虫などを食べています。

夏季:ベランダでの屋外飼育
冬季:屋内での水冬眠

アメリカヤマガメ属
コスタリカアカスジヤマガメ
別名:マンヤマガメ
学名:Rhinoclemmys pulcherrima
manni
生息地:コスタリカ、ニカラグア
生産地:コスタリカ
甲長20cm
水深:体高の2分の1
流通:★★★★★
価格:★
丈夫:★★★★★
耐寒:★★
産卵:★★

コスタリカアカスジヤマガメはコスタリカやニカラグアに生息する小型のアメリカヤマガメ属の亜種です。背甲はやや盛り上がり、褐色で赤い筋状の輪状(C字)紋が甲羅ごとに広がります。

ベビーからやや育ったワイルド個体が昔から流通しています。

アカスジヤマガメは陸棲傾向の強いミズガメで陸飼いになります。水を飲んだり水浴びをよくしますので、大きな水容器が必要です。最大甲長は飼育下で15㎝程度の小型種のため、飼育スペースが広くなくても飼うことができます。草食系のミズガメで、リクガメと同じ野菜や野草を食べます。配合飼料や昆虫も時々与えます。寒さに弱いので冬期は加温飼育します。

夏季:屋内での加温飼育
冬季:屋内での加温飼育

バーバーアカスジヤマガメ
学名:Rhinoclemmys pulcherrima barbouri
生息地:メキシコ
生産地:香港
甲長20cm
水深:体高の2分の1
流通:★
価格:★★★
丈夫:★★★★★
耐寒:★★
産卵:★★

バーバーアカスジヤマガメはメキシコに生息する固有種で、小型のアメリカヤマガメ属の亜種です。背甲は幅広く扁平で、色は褐色で赤い筋状の輪状(C字)紋が無い地味な模様です。腹甲は赤い筋の模様が入ります。

激レア種でメキシコからの入荷はなく、香港からベビーのCB個体が入荷しました。

アカスジヤマガメは陸棲傾向の強いミズガメで陸飼いになります。水を飲んだり水浴びをよくしますので、大きな水容器が必要です。最大甲長は飼育下で15㎝程度の小型種のため、飼育スペースが広くなくても飼うことができます。草食系のミズガメで、リクガメと同じ野菜や野草を食べます。配合飼料や昆虫も時々与えます。寒さに弱いので冬期は加温飼育します。

夏季:屋内での加温飼育
冬季:屋内での加温飼育

生体数 2頭 
生体サイズ ヤング個体
室温  夏期25~35℃(エアコンなし)
冬期15~20℃(ファンヒーターなし)
ホットスポット 35~40℃
ケージ 125Lコンテナ
60cmガラスケージ
マット バークチップ(湿潤)
ヒーター セラミックヒーター100W
サーモスタット 空気中30℃設定
ホットスポット パネルヒーター付き石板プレート38℃設定(冬季)
紫外線 UV蛍光管 
照明 LED電球(昼光色)100W相当
タイマー 点灯時間8時~16時
エサ皿 φ10cm
水皿 φ20cm
シェルター 小10cm
アジアハコガメ属
チュウゴクセマルハコガメ
学名:Cuora flavomarginata flavomarginata
生息地:中国
生産地:中国、日本、台湾
甲長:17cm
水深:体高の2分の1
流通:★★★
価格:★★★
丈夫:★★★★
耐寒:★★★★
産卵:★★
ワシントン条約CITESⅡ
レッドリストEN絶滅危惧種(IB)

セマルハコガメは中国、台湾、日本(沖縄県石垣島)に生息します。背甲は楕円でドーム状、色彩は暗褐色で初生甲板に赤褐色が残ります。側頭部には黄色い帯が入ります。国別に特徴がないため、地域個体差の判別は困難です。腹甲には蝶番があり、閉じると密閉した箱になります。

中国から輸入されたチュウゴクセマルハコガメが多く流通します。日本産のヤエヤマセマルハコガメは国の天然記念物に指定されていますので、捕ることや飼うことだけでなく、触ることも出来ません。

セマルハコガメは半陸棲で泳ぎは上手くありません。水を飲んだり水浴びはよくしますので大きな水容器が必要です。セマルハコガメは流通量も多く、人によく馴れて、丈夫で飼い易いミズガメです。食性は肉食傾向の強い雑食性です。飼育下では、配合飼料の他にエビ、肉(牛ハツ)、昆虫、野菜、野草、キノコなどなんでもよく食べます。

夏季:屋内での無加温飼育
冬季:屋内での加温飼育

生体数 0頭 
生体サイズ アダルト個体
室温  夏期25~35℃(エアコンなし)
冬期15~20℃(ファンヒーターなし)
ホットスポット 35~40℃
ケージ 400Lコンテナ
マット ヤシガラマット(湿潤)
ヒーター セラミックヒーター100W
パネルヒーター15W(冬季)
サーモスタット 空気中30℃設定
ホットスポット パネルヒーター付き石板プレート38℃設定(冬季)
紫外線 UV蛍光管 
UVLED
照明 LED電球(昼光色)100W相当
タイマー 点灯時間8時~16時
エサ皿 φ20cm+柵皿φ14cm
水皿 φ30cm+φ10cm
シェルター 中20cm×3
ヌマガメ科
アメリカハコガメ属
ガルフコーストハコガメ
学名:Terraoene calorina major
生息地:アメリカ
生産地:メキシコ、日本
甲長:20cm
水深:体高の2分の1
流通:★★★★
価格:★★★
丈夫:★★★★
耐寒:★★★★★
産卵:★★
ワシントン条約CITESⅡ
レッドリストVU危急種(Ⅱ)

ガルフコーストハコガメはアメリカに生息するアメリカハコガメ属の中で最大種です。甲長は20㎝を超える個体もいます。広い陸地の飼育スペースが必要です。背甲色は薄茶色のノーマル系とイエロー系、ブラック系で放射模様が殆どない個体もいます。顔や脚には白色や黄色の斑点が現れます。♂のアダルト個体は目が赤くなります。
腹甲には蝶番があり、箱のように閉じることができます。

以前はメキシコCB個体がいましたが、ワシントン条約でCITESⅡになってからワイルド個体の入荷はなくなり、国内CBが出回っています。アメリカハコガメの中で最大種のため、卵の大きさも大きく、孵化したベビー個体も大きいために比較的繁殖し易いミズガメです。価格も他のアメリカハコガメと比べて安価です。

ガルフコーストハコガメのアダルト♂は♀の脚や首に噛みつくので、繁殖期以外はなるべく別に飼育します。アメリカハコガメ属の食性は、幅広い雑食性で、飼育下では配合飼料や肉(牛ハツ)、エビ、昆虫などを食べてています。水を飲んだり水浴びをよくしますので大きな水容器が必要です。床材は、アジア産のセマルハコガメのように湿らせる必要はありません。

夏季:屋内での無加温飼育
冬季:屋内での加温飼育

生体数 4頭 
生体サイズ アダルト個体
室温  夏期25~35℃(エアコンなし)
冬期15~20℃(ファンヒーターなし)
ホットスポット 35~40℃
ケージ 400Lコンテナ
マット ヤシガラマット(湿潤)
ヒーター セラミックヒーター100W
パネルヒーター15W(冬季)
サーモスタット 空気中30℃設定
ホットスポット パネルヒーター付き石板プレート38℃設定(冬季)
紫外線 UV蛍光管 
UVLED
照明 LED電球(昼光色)100W相当
タイマー 点灯時間8時~16時
エサ皿 φ10cm×2
水皿 φ30cm+φ10cm
シェルター 大30cm×3

ミツユビハコガメ
学名:Terraoene calorina triunguis
生息地:アメリカ
生産地:日本
甲長:12cm
水深:体高の2分の1
流通:★★★★
価格:★★★
丈夫:★★★★
耐寒:★★★★
産卵:★★
ワシントン条約CITESⅡ
レッドリストVU危急種(Ⅱ)

ミツユビハコガメはアメリカの寒冷地に生息する小型のアメリカハコガメ属の亜種で、後脚の指が3本のため、ミツユビハコガメと呼ばれます。稀に後脚の指が4本のミツユビハコガメもいます。寒さに強く冬眠します。放射模様が発達します。顔や脚には赤い斑点が現れます。♂のアダルト個体は目が赤くなります。

ワシントン条約でCITESⅡになってからワイルド個体の入荷はなくなり、国内CB個体が流通します。

ミツユビハコガメは、泳ぎは上手くなく陸飼いになります。水を飲んだり水浴びをよくしますので、大きな水容器が必要です。最大甲長が12㎝程度の小型種のため、飼育スペースが広くなくても飼うことができます。飼育下では、配合飼料や肉(牛ハツ)、エビ、昆虫などを食べています。活きたレッドローチを追いかけて食べたりします。床材は、アジア産のセマルハコガメのように湿らせる必要はありません。

夏季:屋内での無加温飼育  
冬季:屋内での加温飼育

生体数 9頭 
生体サイズ アダルト個体、ヤング個体
室温  夏期25~35℃(エアコンなし)
冬期15~20℃(ファンヒーターなし)
ホットスポット 35~40℃
ケージ 400Lコンテナ
マット ヤシガラマット(湿潤)
ヒーター セラミックヒーター100W
パネルヒーター15W(冬季)
サーモスタット 空気中30℃設定
ホットスポット パネルヒーター付き石板プレート38℃設定(冬季)
紫外線 UV蛍光管 
UVLED
照明 LED電球(昼光色)100W相当
タイマー 点灯時間8時~16時
エサ皿 φ10cm×2
水皿 φ30cm+φ10cm
シェルター 中20cm×4

トウブハコガメ
学名:Terraoene calorina calorina
生息地:アメリカ
生産地:日本
甲長:15cm
水深:体高の2分の1
流通:★★★
価格:★★★★
丈夫:★★★★
耐寒:★★★★★
産卵:★★★
ワシントン条約CITESⅡ
レッドリストVU危急種(Ⅱ)

トウブハコガメはアメリカハコガメ属の基亜種で黄色の放射柄の綺麗な陸棲のミズガメです。ミツユビハコガメより少し大きくなりますが、甲長15㎝程度の小型のミズカメです。アダルト個体は顔や脚に赤い斑点が現れます。♂のアダルト個体は目が赤くなります。寒さに強く冬眠します。

アメリカハコガメ属はCITESⅡになってから輸入がなくなり、国内CB個体が流通しています。以前は、アメリカハコガメ属の中で最も流通量の多いハコガメでしたが、近年は数が減り価格も高くなっています。

トウブハコガメも、泳ぎは上手くなく陸飼いになります。水を飲んだり水浴びをよくしますので大きな水容器が必要です。飼育下では、配合飼料や肉(牛ハツ)、エビ、昆虫などを食べています。床材は、アジア産のセマルハコガメのように湿らせる必要はありません。

夏季:屋内での無加温飼育
冬季:屋内での加温飼育

生体数 2頭 
生体サイズ アダルト個体
室温  夏期25~35℃(エアコンなし)
冬期15~20℃(ファンヒーターなし)
ホットスポット 35~40℃
ケージ 400Lコンテナ
マット ヤシガラマット(湿潤)
ヒーター セラミックヒーター100W
パネルヒーター15W(冬季)
サーモスタット 空気中30℃設定
ホットスポット パネルヒーター付き石板プレート38℃設定(冬季)
紫外線 UV蛍光管 
UVLED
照明 LED電球(昼光色)100W相当
タイマー 点灯時間8時~16時
エサ皿 φ10cm×2
水皿 φ30cm+φ10cm
シェルター 中20cm×4

ヨーロッパヌマガメ属
キボシヌマガメ
別名:ヨーロッパポンドタートル
学名:Emys orbicularis orbicularis

生息地:イタリア、トルコ、スロベニア、カザフスタン、ウズベキスタン、クロアチア
生産地:スロベニア
甲長:20cm
入荷:スロベニア便でCBのヤング個体が入荷します
餌:ミズガメフードの他にジャイアントミルワーム、乾燥ミルワーム、乾燥ミズアブが好物です
陸置きの餌も浮上性の餌も食べます
給餌:晴れた日の午前中(雨の日は与えません。数日抜いても大丈夫)
環境:冬は冬眠が可能です
サステナブルに年間を通して電気代0円で飼育しています
ケージ:250Lコンテナでベランダ飼育中
流通:★★★
価格:★★
丈夫:★★★★★
耐寒:★★★★★
産卵:★★
レッドリストnt近危急種

キボシヌマガメはヨーロッパヌマガメの基亜種で、ヨーロッパヌマガメの中では最も多く流通しています。背甲は黒色で細かい黄色の放射模様があります。耐寒性があり、水質に敏感ではないため、国内での飼育に向いていて、大変飼い易いカメです。

時々、ヨーロッパCBのアダルト個体とヤング個体が入荷することがあります。国内での繁殖例も多数あります。

ニホンイシガメと同様の飼育環境で飼うことができます。泳ぎは上手で、日光浴を好みます。食性は雑食性で、配合飼料や肉(牛ハツ)、エビ、昆虫などを食べています。

夏季:ベランダでの屋外飼育
冬季:屋内での水冬眠

冬眠中の11月から4月にご購入される際はこのホームページに記載している
冬眠中のミズガメのお取り扱いについて
を必ずお読みください。

キスイガメ属
ノーザンダイヤモンドバックテラピン
別名:キタキスイガメ
学名:Malaclemys terrapin terrapin

生息地:アメリカ
生産地:アメリカ
甲長:15cm
水深:甲長の2倍以上
流通:★★★
価格:★★★
丈夫:★★★
耐寒:★★★★★
産卵:★★★★★
ワシントン条約CITESⅡ
レッドリストnt近危急種

ノーザンダイヤモンドバックテラピンはアメリカ産のキスイガメで、アメリカ北東部の汽水域に生息して、冬期は冬眠できます。白い顔に細かい黒点が現れます。ダイヤモンドバックテラピンは、人によく懐くカメで、泳ぎが上手く水面に顔を出して餌を要求します。人の手から餌を食べたり、陸に上がり餌をくわえたり日光浴をしたりします。バクテリアが発生した緑水(グリーンウォーター)で飼育しないと、首や脚、尾に白く皮膚病ができることがあります。CB個体では汽水ではなく淡水でも飼育できます。

アメリカからCBのベビー個体が入荷します。ノーザンダイヤモンドバックテラピンはオルナータダイヤモンドバックテラピンやコンセントリックダイヤモンドバックテラピンと比べると色彩が地味ですが、耐寒性があり、丈夫で人によく馴れ、飼い易いキスイガメです。

ノーザンダイヤモンドバックテラピン以外のキスイガメは寒さに弱く殆どの亜種は冬眠できません。キスイガメの産卵数は他のカメと比べ、より多く生みます。食性は肉食傾向の強い雑食性です。浮上性の配合飼料もよく食べます。

夏季:ベランダでの屋外飼育
冬季:屋内での水冬眠

冬眠中の11月から4月にご購入される際はこのホームページに記載している
冬眠中のミズガメのお取り扱いについて
を必ずお読みください。
チズガメ属
キタクロコブチズガメ
学名:Graptemys nigrinoda nigrinoda
生息地:アメリカ
生産地:アメリカ
甲長:15cm
水深:甲長の2倍以上
流通:★★★
価格:★
丈夫:★★★
耐寒:★★★★
産卵:★
ワシントン条約CITESⅢ
レッドリストnt近危急種

キタクロコブチズガメはアメリカのアラバマ州やミシシッピ州に生息する水棲種です。チズガメ属の中では最小種。♀個体約15cmは♂個体約10cmより大きくなります。背中の中央に黒いコブ(突起)が並びます。甲羅には黄色の細い輪状斑紋が入ります。冬季は無加温で冬眠します。泳ぎも上手く、陸に上がり、日光浴をよくします。

流通量はあまり多くありませんが、USCBのベビー個体が流通しています。

食性は雑食性で、配合飼料や肉、エビ、昆虫などを食べています。

夏季:ベランダでの屋外飼育
冬季:屋内での水冬眠

ニセチズガメ
別名:ハイイロチズガメ
別名:グレーマップタートル

学名:Graptemys pseudogeographica
生息地:アメリカ
生産地:アメリカ
甲長:20cm
入荷:アメリカからCB個体のベビーが入荷します
餌:ミズガメフードの他にジャイアントミルワーム、乾燥ミルワーム、乾燥ミズアブ
給餌:晴れた日の午前中(雨の日は与えません。数日抜いても大丈夫)
環境:冬は冬眠が可能です
サステナブルに年間を通して電気代0円で飼育しています
ケージ:250Lコンテナでベランダ飼育中
流通:★★
価格:★
丈夫:★★★★★
耐寒:★★★★★
産卵:★★
ワシントン条約CITESⅢ

ニセチズガメはアメリカの中北部に生息するチズガメの中では27cm(飼育下で20cm)まで成長する最大種です。後部縁甲板の鋸歯状突起はアダルト個体でも残ります。♀は♂より遥かに大きくなります。

チズガメは全般に入荷が減ってきています。グレーマップタートルの中では、流通量が少なく、大量に入荷するミシシッピチズガメと一緒に入荷します。価格も安く、飼い易いミズガメです。

日本の気候に順応して一年を通じて野外飼育ができます。泳ぎは上手く、水飼いになります。日光浴を好みます。ベビー個体は屋内で無加温飼育していて、気温が上がる日は配合飼料を食べています。

夏季:ベランダでの屋外飼育  
冬季:屋内での水冬眠

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ドロガメ科
ニオイガメ属
ミシシッピニオイガメ
学名:Sternotherus carinatus
生息地:アメリカ
生産地:アメリカ
甲長:12cm
水深:甲長の2倍
流通:★★★★★
価格:★
丈夫:★★★★★
耐寒:★★★★★
産卵:★★★

ミシシッピニオイガメはアメリカのミシシッピ州やフロリダ州に生息する水棲種です。ニオイガメ属の中では小型種。背甲はやや細長い楕円形で、色彩は青みがかかり、フロリダ州などの南部の個体は黒化します。首の側面には2本の黄色い条線がある。最大甲長は10cm程度の小型で丈夫で飼い易いカメです。♀個体も♂個体とほぼ同じ大きさで大きくなりません。

USCBのベビー個体が多く流通します。価格も安く、丈夫で飼い易いミズガメです。CB個体が大量に入荷しますが殆どが♀個体で♂は見かけません。

主に水中で水底を這うように生活し、陸には殆ど上がりません。温暖な気候のフロリダ州でも水温が低い環境に生息する個体は、冬季は水冬眠します。アダルト♂個体も温和なので、多頭飼いも可能です
食性は雑食性で、沈下性の配合飼料や貝、肉(牛ハツ)、エビ、昆虫などで飼養しています。
夏季:ベランダでの屋外飼育
冬季:屋内での水冬眠

アメリカ産CBのアダルト♂♀個体がいます。

冬眠中の11月から4月にご購入される際はこのホームページに記載している
冬眠中のミズガメのお取り扱いについて
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スジクビニオイガメ
学名:Sternotherus minor peltifer
生息地:アメリカ
生産地:アメリカ
甲長:10cm
水深:甲長の2倍
流通:★★
価格:★★★★★
丈夫:★★★★★
耐寒:★★★★★
産卵:★★★

ヒメニオイガメの亜種スジクビヒメニオイガメはスジクビニオイガメとして独立種になりました。
スジクビニオイガメはアメリカ南東部に生息する小型で綺麗なミズカメです。背甲はやや幅広い楕円形で、ワイルド個体では、巨頭化している個体もいます。最大甲長は10cm程度の小型で丈夫で飼い易いカメです。♀個体も♂個体とほぼ同じ大きさで大きくなりません。

流通量は少ないですが、アメリカのワイルド個体が入荷します。また国内CBが出回るようになりました。

水中で生活し、沈水木や岩底を好み、陸には殆ど上がりません。冬期は水冬眠します。価格は高価です。食性は動物食の強い雑食性。飼育下では沈下性の配合飼料や肉(牛ハツ)、エビ、魚、昆虫(ジャンボミルワーム)などで飼養しています。顎の力が強く、特に貝類を好みます。

夏季:ベランダでの屋外飼育
冬季:屋内での水冬眠

ドロガメ属
ミスジドロガメ
学名:Kinosternon baurii
生息地:アメリカ
生産地:アメリカ
甲長:11cm
水深:甲長の2倍
流通:★★★
価格:★
丈夫:★★★★
耐寒:★★★★
産卵:★★

ミスジドロガメはアメリカのフロリダ州に生息する水棲種です。ドロガメ属では小型種です。3本の筋が背甲にあります。♂の尾の先端は棘状に尖ります。頭部は小さく側頭部に2本の線が走ります。最大甲長は10cm程度の小型で丈夫で飼い易いカメです。♀個体も♂個体とほぼ同じ大きさで大きくなりません。

アメリカ産のワイルド個体が流通していましたが、近年は入荷がほとんどなくなってきています。

フロリダ州は温暖な地域ですが、 冷水域に生息しているので冬季は冬眠する個体もいます。♀が多い傾向にあります。水底に泥が堆積した環境に生息し、陸にある餌を食べるときと日光浴をするとき以外は、陸には殆ど上がりません。ドロガメの方がニオイガメよりも日光浴を好みます。食性は雑食性で配合飼料や肉(牛ハツ)、エビ、昆虫などで飼養しています。

夏季:ベランダでの屋外飼育
冬季:屋内での水冬眠

飼育歴のあるトゲオアガマ
アガマ科
トゲオアガマ属
オルナータトゲオアガマ
別名:ニシキトゲオアガマ
学名:Uromastyx ornatus
生息地エジプト、イスラエル
生産地:エジプト

全長:37cm
入荷:エジプトからのワイルド個体が入荷します。
特長:♂の色彩が綺麗で地色は緑色、青色が混ざります。♀は地味な色彩で茶色い地色になります。♂も♀も5~7本の点又はバンド状の黄斑が横に並びます。
餌:草食系のトカゲです。リクガメと同じ野菜や野草を食べます。レンズ豆などの豆類も食べます。乾燥した配合飼料や乾燥昆虫も食べます。ジャイアントミルワームなどの活き虫は好物です。
性格:警戒心の強いアガマ(オセラータ、エジプト)もいますが、オルナータは比較的大人しいアガマです
ケージ:90cmガラスケージで飼育中
流通:★★★
価格:★★★★
丈夫:★★
耐寒:★★★
産卵:★★
ワシントン条約CITESⅡ

オルナータトゲオアガマはエジプトやイスラエルに生息する草食系トカゲです。サウジアラビヤやイエメンに生息するフィルビートゲオアガマと2亜種に分類さます。

ワイルド個体が流通します。♂は色彩が綺麗で、緑色・青色・黄色が混ざります。♀は茶色・黄色で地味な色彩になります。♂♀ともに5~7本のバンド状のイエロー斑が連続して並びます。

昼間はスポットライトで部分的に高温50℃を維持します。ワイルド個体でも人に良く馴れています。エサはリクガメと同じ野草野菜の他、レンズ豆などの小さなマメ類や穀類も食べます。トゲオアガマは固い乾燥豆を砕く顎を持っています。フードも水でふやかさずに乾燥した固いままで与えています。

夏季:屋内での加温飼育
冬季:屋内での加温飼育


フィルビートゲオアガマ
学名:Uromastyx ornata philbyi
生息地:サウジアラビア、イエメン、シリア
生産地:シリア
全長:35cm  
流通:★★★
価格:★★★★
丈夫:★★★★
耐寒:★★★
産卵:★★
ワシントン条約CITESⅡ

フィルビートゲオアガマはサウジアラビヤやイエメンに生息する草食系トカゲです。エジプトやイスラエルに生息するオルナータトゲオアガマと2亜種に分類されます。

ワイルド個体が流通します。♂は色彩が綺麗で、強い光の下で顔が鮮やかな青色に発色します。♀は黒褐色で地味な色彩になります。背中がオレンジの個体や、5~7本のバンド状のイエロー斑が連続して並ぶ個体がいます。

昼間はスポットライトで部分的に高温50℃を維持します。ワイルド個体でも人に良く馴れています。エサはリクガメと同じ野草野菜の他、レンズ豆などの小さなマメ類や穀類も食べます。トゲオアガマは固い乾燥豆を砕く顎を持っています。フードも水でふやかさずに乾燥した固いままで与えています。

夏季:屋内での加温飼育
冬季:屋内での加温飼育

 
オセラータトゲオアガマ 
別名:クジャクトゲオアガマ
学名:Uromastyx ocellata

生息地:スーダン、ソマリア、エジプト
生産地:スーダン
全長:35cm  
流通:★★
価格:★★
丈夫:★★★
耐寒:★★★
産卵:★★
ワシントン条約CITESⅡ

オセラータトゲオアガマはスーダンやソマリア、エジプトに生息する草食系トカゲです。赤みが強い個体が多く、緑や青にも発色するのでクジャクの羽のように見えます。

ワイルドのヤング個体とアダルト個体が稀に入荷します。♀も背中が発色する個体がいますが、顎から腹部全体が白色なので見分けがつきます。

昼間はスポットライトで部分的に高温50℃を維持します。ワイルド個体でも人に良く馴れています。エサはリクガメと同じ野草野菜の他、レンズ豆などの小さなマメ類や穀類も食べます。トゲオアガマは固い乾燥豆を砕く顎を持っています。フードも水でふやかさずに乾燥した固いままで与えています。

夏季:屋内での加温飼育  
冬季:屋内での加温飼育

ニシサバクトゲオアガマ
別名:モロッコトゲオアガマ
学名:Uromastyx acanthinura nigriventris

生息地:モロッコ、アルジェリア、西サハラ
生産地:マリ
全長:41cm
流通:★★★
価格:★★★
丈夫:★★★★★
耐寒:★★★
産卵:★★
ワシントン条約CITESⅡ

ニシサバクトゲオアガマはモロッコ、アルジェリア、西サハラに生息するトゲオアガマで、アダルト個体では、体色が黄色、赤色、緑色など様々なものがいます。頭部は黒くなりますが、10年前に流通していたオールドタイプと呼ばれる個体は、頭部にも色彩が乗っていました。

この個体はマリで採集されたワイルド個体で黄色の発色が始まっています。♂も♀も非常に美しい体色が現れるので、体色での雌雄判別は困難です。

丈夫で飼い易く、人に良く馴れています。エサはリクガメと同じ野草野菜の他、ミルワームなどの昆虫や、レンズ豆などの小さなマメ類や穀類も食べます。トゲオアガマは固い乾燥豆を砕く顎を持っています。フードも水でふやかさずに乾燥した固いままで与えています。

夏季:屋内での加温飼育
冬季:屋内での加温飼育

エジプトトゲオアガマ
学名:Uromastyx aegyptia aegyptia
生息地:エジプト、イスラエル、ヨルダン
生産地:エジプト
全長:75cm
流通:★★★★
価格:★★
丈夫:★★★★★
耐寒:★★★
産卵:★★
ワシントン条約CITESⅡ

エジプトトゲオアガマはエジプト、イスラエル、ヨルダンに生息するトゲオアガマです。サウジアラビア、イエメン、イラク、シリア、カタール、クウェートに生息するコウロトゲオアガマ。オマーン、アラブ首長国連邦に生息するシモフリトゲオアガマの3亜種に分類されています。ベビー個体やヤング個体では胴体に6~7本の白い横縞がありますが、アダルト個体では消失して、♂♀共に灰色の体色になります。アダルト個体では体長が75cmを超えるトゲオアガマの中で最大種です。飼育下でも成長が早く3~4年で40cmに成長し、10年で60cm位になります。

エジプトのFHベビー個体とヤング個体が入荷します。エジプトのFH個体はワイルド個体と比べて丈夫で飼い易いです。ベビー個体は警戒心が強いですが、成長と共に人に良く馴れていきます。

エサはリクガメと同じ野草野菜の他、ミズアブ幼虫、コオロギ、ミルワームなどの昆虫も食べます。トゲオアガマは固い乾燥豆を砕く顎を持っています。フードも水でふやかさずに乾燥した固いままで与えています。

夏季:屋内での加温飼育
冬季:屋内での加温飼育

ディスパートゲオアガマ
学名:Uromastyx dispar dispar
生息地:スーダン、エジプト、チャド、ニジェール
生産地:スーダン
全長:37cm
流通:★★★★
価格:★★
丈夫:★★★
耐寒:★★★
産卵:★★
ワシントン条約CITESⅡ

ディスパートゲオアガマはアフリカ大陸北東部から北西部までの広い地域に生息するトゲオアガマです。マリ、アルジェリアに生息するマリトゲオアガマ。モロッコ、アルジェリア、モーリタニア、西サハラに生息するオビトゲオアガマ。モーリタニアに生息するhodhensisの4亜種に分類されています。アダルト個体では♂の背中が黄色く発色し、頭部と四肢、尾は黒化します。♀は砂色で地味な色彩です。

この個体はスーダン産ワイルド個体で、丈夫で飼育し易いトゲオアガマです。人に良く馴れています。

エサはリクガメと同じ野草野菜の他、ミズアブ幼虫やミルワームなどの昆虫や、レンズ豆などの小さなマメ類や穀類も食べます。トゲオアガマは固い乾燥豆を砕く顎を持っています。フードも水でふやかさずに乾燥した固いままで与えています。

夏季:屋内での加温飼育  
冬季:屋内での加温飼育

サハラトゲオアガマ
別名:ゲイリートゲオアガマ
学名:Uromastyx geyri

生息地:アルジェリア、マリ、ニジェール
生産地:ガーナ
全長:35cm 
流通:★★★★★
価格:★
丈夫:★★
耐寒:★★★
産卵:★★
ワシントン条約CITESⅡ

サハラトゲオアガマはアフリカ大陸北部のアルジェリア、マリ、ニジェールなどに生息するトゲオアガマで、トゲオアガマの中では最も安価で最も多く流通しています。ゲーリートゲオアガマとも呼ばれます。♂の発色はレッド系とイエロー系があり、頭部から背中、腹部、脚、尾の先端まで全身が派手に発色する個体もいます。メスの発色は地味で腹部は発色しません。

アダルト個体のレッドタイプとイエロータイプが定期的に入荷しています。入荷したばかりのアダルト個体は、痩せていなくてもストレスから拒食する個体がいるので、様々な餌を与えて、早めに立て直します。入荷したばかりでは、ヤング個体の方が環境に馴れやすく、丈夫で、餌付くのでお勧めです。

エサはリクガメと同じ野草野菜の他、ミズアブ幼虫やミルワーム、コオロギなどの昆虫や、レンズ豆などの小さなマメ類や穀類、リクガメフードやフトアゴフードなども食べます。トゲオアガマは固い乾燥豆を砕く顎を持っています。フードも水でふやかさずに乾燥した固いままで与えています。

夏季:屋内での加温飼育  
冬季:屋内での加温飼育 

飼育歴のあるヤモリ
イシヤモリ科
ミカドヤモリ属
マモノミカドヤモリ
別名:チャホウアミカドヤモリ
別名:モッシージャイアントゲッコー
学名:Mniarogekko chahoua
生息地ニューカレドニア
生産地:チェコ

全長:25cm
入荷:チェコからのCB個体が入荷します
特長:体の模様は樹皮に擬態するのに役立っています
眼が大きく、尾が長くゼンマイのように巻いています

置き餌:果物(マンゴー、バナナ)、ゼリー(昆虫ゼリー)、配合飼料(レパシー)
撒き餌:活き昆虫(コオロギ、レッドローチ、デュビア、ワラジムシ)
挿し餌:配合飼料(レオパゲル)

性格:大人しくハンドリングができます
ケージ:30cmで高さのあるガラスケージで飼育中
飼育歴のあるトカゲモドキ
トカゲモドキ科
アジアトカゲモドキ属
ヒョウモントカゲモドキ
別名:レオパードゲッコー
学名:Eublepharis macularius
生息地インド、パキスタン
生産地:アメリカ
、国内
全長:15cm
入荷:アメリカからのCB個体が入荷します。
特長:可動する瞼を持つヤモリです
繁殖を繰り返して様々なモルフ(色彩、柄)が作られています
CB個体は♀が多く♂は希少です
置き餌:ゼリー(カップゼリー)
撒き餌:活き昆虫(ミルワーム、コオロギ、レッドローチ、デュビア、ワラジムシ)
挿し餌:配合飼料(レオパゲル)

性格:馴れている個体はハンドリングができます
ケージ:プラケース
飼育歴のあるカエル
アマガエル科
フトアマガエル属
フトアマガエル
別名:メキシコフトアマガエル
学名:Pachymedusa dacnicolor
生息地:メキシコ
生産地:オランダ
メキシコに固有分布する1属1種
体長:8~10cm
性別:♂の吻端は尖り、夜に鳴きます :♀の吻端は丸い
樹上棲
入荷:大きめのツリーフロッグで人気種ですが入荷は極少なく稀です
今年は5年ぶりの入荷です
特色:背中が緑(暗いと深緑)背中に白斑が点在
虹彩は黒く細かく白斑点があります
成体は耳線が垂れ下がります
環境:23~30℃(冬期はパネルヒーターで加温)
餌(撒き餌):コオロギ、レッドローチ、ハニーワーム
給餌:1週間に2回(大食漢なので与えすぎに注意)夕方霧吹きと共に
ケージ:60cmガラスケージ(樹上棲用のビバリウム)で飼育中
アマガエル属
スナドケイアマガエル
別名:ワキマクアマガエル
別名:キマダラアマガエル
学名:Dendropsophus ebraccatus
生息地:メキシコ、コロンビア、ニカラグア
生産地:メキシコ、ニカラグア
メキシコに固有分布する1属1種
体長:2~2.5cm
性別:♂少し小型:♀少し小型
樹上棲
特色:茶色と黄色のツートンカラー
背中の模様が砂時計のように見えあるのでスナドケイアマガエルと呼ばれます
小型種ですが30cm以上ジャンプしますので脱走に注意
環境:23~28℃(冬期はパネルヒーターで加温)
餌(撒き餌):コオロギ、ワラジムシ
給餌:1週間に2回夕方霧吹きと共に
ケージ:飼育ケースで飼育しています
アオガエル科
コケガエル属
ベトナムコケガエル
別名:コケガエル
学名:Theloderma corticale
生息地:ベトナム
生産地:ベトナム
ベトナムに固有分布する
体長:6~8cm
性別:♂よりも♀が大型
山地の渓流沿いに棲み、樹上棲だが浅い水辺を好む
入荷:入荷は減っていてベトナムWCとEUCBが稀に入荷する
特長:背中にイボが沢山ある
体色:苔と同化した緑色と深緑色

環境:23~30℃(冬期はパネルヒーターで加温)
餌(撒き餌):コオロギ、レッドローチ、ハニーワーム
給餌:1週間に2回夕方霧吹きと共に
ケージ:60cmガラスケージ(樹上棲用のビバリウム)で飼育中
アカガエル科
アルキガエル属
セネガルガエル
学名:Kassina senegalensis
生息地:セネガル、ケニア、トーゴ、ナミビア、南アフリカ
生産地:トーゴ
体長:2.5~4cm
地上棲
特長:小型で胴長体形、後肢が短い
後肢の筋肉が発達していないのでジャンプができず歩いているアルキガエル属
体色:薄茶色の地色に黒の三条線、臀部や脇腹や肢に黒斑があります
南アフリカ産は体長5cmになります
環境:20~26℃(夏期の猛暑日は保冷剤)
餌(撒き餌):コオロギ、ワラジムシ
給餌:1週間に2回夕方霧吹きと共に
ケージ:飼育ケースで飼育しています
ヒメアマガエル科
ナゾガエル属
コガタナゾガエル
学名:Phrynomantis microps
生息地:トーゴ、セネガル、ナイジェリア、マリ、ガーナ、コンゴ、中央アフリカ、カメルーン
生産地:トーゴ
体長:3~5cm
性別:♂3.5cm、♀4.5cm
地上棲

特長:中型のヒメガエル科に属するカエルでかつては分類など不明な点があったため謎ガエルの名が付きました
体色:黒の地色に背中が赤茶色です
ゴムのようにも見えるため英語ではラバーフロッグと呼ばれます

体からは毒を分泌するので直接手で触れないように注意します
環境:20~26℃(夏期の猛暑日は保冷剤)
上部に蓋のあるアクリルケージで飼育しています
土を厚く敷き、表面が乾いたら湿らせます
餌(撒き餌):コオロギ、ハニーワーム、ワラジムシ、デュビア
給餌:1週間に2回夕方霧吹きと共に
ケージ:飼育ケースで飼育しています
飼育歴のあるイモリ
トラフサンショウウオ科
トラフサンショウウオ属
オビタイガーサラマンダー
学名:Ambystoma mavortium mavortium
生息地:アメリカ
生産地:チェコ、EU(ヨーロッパ連合)
体長:18~25cm
性別:尾の形状♂幅太先端幅細♀幅細
肛門周辺♂膨らむ♀幅狭い
陸棲

特色:黒地に黄色や茶色の横帯状の模様が入ります
環境:20~28℃(夏期の猛暑日は保冷剤)
陸棲用のビバリウムで飼育しています
ウェットシェルターで保湿します
餌(撒き餌):コオロギ、レッドローチ、ミルワーム、デュビア
餌(挿し餌):ハニーワーム、レオパゲル、パックマンフ―ド、レオパブレンド
給餌:1週間に2回(大食漢なので与えすぎに注意)夕方霧吹きと共に
ケージ:60cmガラスケージ(陸棲用のビバリウム)で飼育しています
イモリ科
サラマンドラ属
ムジハラファイアーサラマンダー
学名:Salamamdra infraimmaculata
生息地:イラン、イラク、トルコ、イスラエル、レバノン、シリア
生産地:シリア、レバノン、日本
体長:22~30cm
性別:尾の形状♂幅太先端幅細♀幅細細かく刻んだ
陸棲

特長:背中には黒地に黄色の斑模様が入ります
腹部には模様が入りません
環境:20~26℃(夏期の猛暑日は保冷剤)
ウェットシェルターで保湿します
餌(撒き餌):コオロギ、ワラジムシ
給餌:1週間に2回夕方霧吹きと共に
ケージ:飼育ケースで飼育しています
 
飼育しているクワガタ
クワガタムシ科
ドルクス属
チョウセンヒラタクワガタ
学名:Dorcus consentaneus
生息地:長崎県厳原町(対馬)
全長:♂47mm
流通:★
価格:★
丈夫:★★★★
耐寒:★★★★
産卵:★★★
採集可能
採集危険度:地上性で飛翔できないと思われます

チョウセンヒラタクワガタは長崎県の対馬に生息するヒラタクワガタで朝鮮半島や済州島、珍島、中国にも生息します。冬期は成虫で越冬します。寿命は2年前後。対馬には固有種のツシマヒラタクワガタが生息します。ツシマヒラタクワガタは大型で80mmを超えることがありますが、チョウセンヒラタクワガタは小型です。大あごの内歯は根元で発達し、鋸歯状の小さな内歯が並びます。体色は黒褐色です。

ツシマヒラタクワガタの生息域は島全体に広く、パイントラップで採集できます。チョウセンヒラタクワガタは海岸沿いの限られた小さな林に生息している希少種です。夏期の採集では、ツシマヒラタクワガタは多数採れましたが、チョウセンヒラタクワガタは生息ポイントが分からないため採れていません。

成虫のエサは昆虫ゼリーやパイナップルなど、幼虫のエサは菌糸マットや発酵マットです。

スジブトヒラタクワガタ
学名:Dorcus metacostatus
生息地:鹿児島県伊仙町(徳之島)、宇検村(奄美大島)、瀬戸内町(請島)、瀬戸内町(加計呂麻島)
全長:♂65mm
流通:★★★
価格:★
丈夫:★★★★
耐寒:★★★★
産卵:★★
採集可能
採集危険度★★★★:島内にはハブが生息します

スジブトヒラタクワガタは鹿児島県の奄美大島と徳之島とその周辺の島々に生息するヒラタクワガタです。冬期は成虫で越冬します。寿命は2年前後。上翅には明確な縦筋があります。体色は灰褐色です。内歯は先端寄りにあり先端との間に鋸歯状の小さな内歯が並びます。
奄美大島には固有種のアマミヒラタクワガタも生息します。徳之島にも固有種のトクノシマヒラタクワガタが生息します。スジブトヒラタクワガタの活動のピークは7月でアマミヒラタクワガタやトクノシマヒラタクワガタよりも早い時期に活動します。

スダジイやタブ、アカメガシワの樹液に集まります。夏の採集では樹上のバナナトラップで採集できました。奄美大島と徳之島にはアマミコクワガタやトクノシマコクワガタ、アマミノコギリクワガタやトクノシマノコギリクワガタ、ルイスツノヒョウタンクワガタ、アマミマルバネクワガタ(採集禁止)などもいます。


成虫のエサは昆虫ゼリーやバナナなど、幼虫のエサは菌糸マットや発酵マットです。

ダイトウヒラタクワガタ 
学名:Dorcus titanus daitoensis
生息地:沖縄県北大東村(北大東島)、南大東村(南大東島)
全長:♂51mm
流通:★★★
価格:★
丈夫:★★★★
耐寒:★★★★
産卵:★★★
採集可能
採集危険度★★:島内は地面に洞窟の穴が開いています

ダイトウヒラタクワガタは沖縄県の北大東島と南大東島に生息する固有種です。冬期は成虫で越冬します。寿命は2年前後。小型のヒラタクワガタで、体色は赤褐色です。内歯は根元で発達します。

冬期にモクマオウの倒木を材割すると、幼虫と新成虫の両方が採れます。北大東島と南大東島には固有種のダイトウマメクワガタも生息します。


成虫のエサは昆虫ゼリーなど、幼虫のエサは菌糸マットや発酵マットです。

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不定期ですがサイズアップや♀確定などで価格が更新されます
性別判定(地中海リクガメ属)
アダルト個体♂♀判別
♂:オス確定個体
♀:メス確定個体

 定期的に判定して100%一致、或は直近で4回連続同一判定
♂?:オスと思われる暫定♂個体
♀?:メスと思われる暫定♀個体

 定期的に判定して75%以上一致、或は直近で3回連続同一判定
?:性別不明個体
 定期的に判定して75%に満たない
地中海リクガメ属のベビー個体は多くの個体で♀の特長が出ています。
ベビー個体やヤング個体は、成長と共に尻尾が伸びて判定が判定になることがよくあります。
成長速度の個体差でヤング個体ではまだ判明しないことがあります。
アダルト個体で性別が判明します。但し、例外もあります。
ホルスフィールドリクガメやヘルマンリクガメでは10.0cm~
ギリシャリクガメやオオフチゾリリクガメでは12.0cm~

♂が少ない亜種・♀が少ない亜種(地中海リクガメ属)
 ♂♀同等の亜種  ダルマティアヘルマンリクガメ
レバントギリシャリクガメ
キレナイカギリシャリクガメ
♀が少ない亜種    ホルスフィールドリクガメ
ヒガシヘルマンリクガメ
アラブギリシャリクガメ
アンタキヤギリシャリクガメ
コーカサスギリシャリクガメ
 ♀が著しく少ない亜種  ニシヘルマンリクガメ
オオフチゾリリクガメ
ペロポネソスフチゾリリクガメ
印:シノニム(旧亜種名)
ドルクスラボではベビー個体やヤング個体を輸入業者から入荷する際は、♀と思われる個体(♀?)を選別しています。多頭数いる中では♂個体は簡単に選別できます。


温度依存性決定(TSD)
TSD:Temperature-dependent sex determination
カメの性別は卵から孵化するまでの周囲温度で決まります。
人工繁殖のCB個体はブリーダーが意図的に性別を決めて孵化させることができます。
ドイツのブリーダーは意図的かは分かりませんがTSD♂個体だけを放出しています。
温度(℃) 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34
ヒガシヘルマンリクガメ    
アラブギリシャリクガメ        
コーカサスギリシャリクガメ          

地中海リクガメ♂♀判別シート(記入例)
尻尾  ♂は長く横に折り曲げる
  ♀は太く短く真っ直ぐ
排泄腔 ♂の肛門は臀甲板の外に出る
  ♀の肛門は臀甲板の内側
腹甲 - ♂は窪みができてくる
- ♀は平ら
臀甲板  ♂は内側に巻く
♀は外側に反る
肛甲板    ♂は鈍角に広がる
♀は鋭角に広がる
縁甲板  M ♂は後ろから見てM字型
  ♀は後ろから見て横一文字
♂は丸い目
♀は切れ目
ペニス 露出確認
判定 ♂? 暫定♂個体
不定期ですが♂♀判別をしています。♂♀判別のご依頼がある個体はその都度♂♀判別を実施します。
お買い上げ頂きました個体の性別判定が、後から変わる可能性もありますが、交換や返金は致しかねますので、ご了承願います。最終的な性別判定はお客様ご自身の判定でお願いしています。 
個体の説明
飼込個体:当店で1年以上飼育している個体です。
人馴個体:人に良く馴れている個体です。
CB個体:海外ブリーダーまたは国内ブリーダーによる繁殖個体です。
WC個体:天然個体を生息地で採集したワイルド個体です。
FH個体:ワイルド♀個体が産んだ卵を人工孵化させた個体です。
特選個体:輸入された多くの個体の中から特別に綺麗な個体を選別した推薦個体です。
美個体:色柄が綺麗な個体です。
珍個体:色柄が珍しい個体です。
希少個体:入荷が少なく市場に出回っていない種類の個体です。
繁殖個体繁殖中の♂♀ペア個体です。
産卵個体
産卵経験のある♀個体がいる繁殖中の♂♀ペア個体です。 
四つ指:リクガメは前指5本ですが前指4本の個体もいます(爪飛びではありません)。
:問合せ件数(例:1件3件)
多甲板
一般的には、孵化した時から甲羅の枚数が多い個体を多甲板と称します。甲羅の枚数が少ない個体を少甲板と称します。甲羅の位置がずれている個体を甲ズレと称します。
ドルクスラボでは、背甲にある椎甲板助甲板の枚数が異なるときに対象としています(値引き対象になります)。縁甲板や臀甲板の枚数は目立たないため対象外とさせて頂きます。頂甲板は細く曲がって成長する事もあるため、甲ズレの対象外とさせて頂きます。擦れや傷などもワイルド個体や老齢個体には時々見られますので、軽微の場合は対象外とさせて頂きます。予めご了承願います。 
生産年月と生産地(採集地、輸出国)
EUCB
:ヨーロッパ連合繁殖個体
UZCB
:ウズベキスタン繁殖個体
SLCB
:スロベニア繁殖個体
MKCB:北マケドニア繁殖個体
BDCB:ドイツ繁殖個体
ITCBイタリア繁殖個体
NLCB:オランダ繁殖個体
USCB:アメリカ繁殖個体
USWC:アメリカ採集個体
EGWC:エジプト採集個体
EGFH:エジプト卵採集個体 
SYWC:シリア及び周辺国採集個体(シリア便)
JDWC:ヨルダン及び周辺国採集個体(ヨルダン便)
LBWCレバノン及び周辺国採集個体(レバノン便)
GHWC:ガーナ採集個体
TGWC:トーゴ採集個体
ZMWCザンビア採集個体
MLWC:マリ採集個体
SDWC:スーダン採集個体
HKCB香港繁殖個体
国内CB:日本繁殖個体
当店CB:ドルクスラボ繁殖個体
SALEのご説明
SALEにはSALEサマーSALE年末SALE新春SALEなどがあります
↘10%値引き(期間約3日間)
↘10%値引き(期間1日間)
SALE
7日前頃SALE開催ご案内します
SALE
7日前頃値引き対象個体発表します
SALE5日前から商談可能です
開催日当日にSALEをお知らせすることもあります
SALE対象個体には又はを表示します
ご注文SALE期間中のみとさせていただきます
商談中売約済の個体でもキャンセルになることがあります
SALE期間中にご注文頂ければキャンセル後に10%値引きします
冬眠中のミズガメのお取り扱いについて
ドルクスラボのミズガメ(ヨーロッパヌマガメ、ダイヤモンドバックテラピン、チズガメ)は11月から4月まで水冬眠をしています。この期間中に上記のミズガメをご購入頂きましたお客様への注意事項です。
水冬眠の方法は小さな個体は30cm水槽に大きな個体はコンテナボックスにミズガメの背甲が隠れる深さまで水を入れて、昼夜10℃の薄暗い場所で管理しています。
冬眠中は餌を与えません。水交換は水が汚れたら2か月に1回程度。
ミズガメは水中で寝ていたり、半分起きていることもあります。
冬眠中のカメをご購入されたときは2つの選択肢があります。
その1「水冬眠を継続する」
同様に30cm水槽やコンテナボックスにミズガメの背甲が隠れる深さまで水を入れて、昼夜10℃の薄暗い場所で管理して下さい。冬眠中は餌を与えません。
気温が上昇した4月頃に屋外又は屋内の水槽に移動します。水温を管理して、急激な温度変化がないようにします。腸は長期間休んでいたので、餌はすぐには与えず、気温の高い午前中に少しずつ餌を与えていきます。
その2「加温飼育する」
急激な温度変化を避けて、少しずつ水温を上げて、加温した水槽に移動します。
腸が働きだして腸内の残物の排泄を確認してから少しずつ餌を与えます。餌を沢山与えるよりも、食べた餌を消化吸収させて排泄させることが重要です。
翌年の秋から再び水冬眠させるには
冬眠に備えて夏から9月までは十分に餌を与えて栄養を付けます。体重の減ったミズガメや体調の悪いミズガメは冬眠をさせずに加温飼育にします。
10月頃から気温が下がり始めると、屋外のミズガメは餌を食べる量が減ってきます。11月下旬までの1か月間は餌を抜いて、天気の良い日の日光浴で腸内に残った餌を消化排泄させます。
11月下旬に屋内の30cm水槽やコンテナボックスに1頭づつミズガメを入れて管理します。
商談中
”商談希望”のご依頼を頂いて、現物確認又は引き渡しを検討している個体です。
同一種で購入ご希望頭数の2倍の頭数まで確保できます。

商談期間は依頼後5日間以内とさせていただきます。ご自身の商談期間中は続けて商談の予約はできません。商談期間が過ぎた日から商談の予約を承ります。
商談中の個体は他のお客様でも”商談希望”が可能です。但しキャンセル待ちで、ご注文はできません。キャンセル待ちがお一人の時はキャンセル待ち1と表示されます。商談中の5日間の期間内にご注文がない場合は商談の権利はキャンセル待ちのお客様に移ります。商談のキャンセルがあったときはキャンセル待ちでの商談開始日はキャンセル日の翌日からになります。尚、キャンセル待ちがないときは、商談中の5日間を過ぎますと他のお客様でもご注文できるようになります。この時はホームページの”商談中”表示を削除致します。
同一個体での表示例
A様1月1日商談希望:”1月6日まで商談中A様
B様1月3日商談希望:”キャンセル待ち1(1月7日~1月12日まで商談中)B様
C様1月5日商談希望:”キャンセル待ち2(1月13日~1月18日まで商談中)C様
A様1月1日商談希望:”1月6日まで商談中A様
A様1月5日商談希望:(ご自身の商談期間中は続けての商談予約はできません)
A様1月1日商談希望:”1月6日まで商談中A様
A様1月7日商談希望:”1月12日まで商談中A様
A様1月1日商談希望:”1月6日まで商談中A様
B様1月3日商談希望:”キャンセル待ち1(1月7日~12日まで商談中)B様”
A様1月5日キャンセル :”1月6日~1月11日まで商談中B様
売約済の表示は売切れるまでの間表示します。
ご注文を頂いてから個体のお引渡し及び発送は生き物ですので10日間以内とさせて頂きます。

売約済みの個体も商談中と同様にキャンセル待ちができます。

売切れ
の表示は当月の間表示します。
注文キャンセル
ご商談やご注文を頂き現物確認をした後でもキャンセル料は発生しません。
現物確認をしてからご購入もキャンセルもできます。
但し、ご購入(お持ち帰り及び発送)した後での返品返金は致しかねます。
保証期間
(1)宅配便での死着保証は到着日の当日までにご連絡(ビデオ映像)を頂いた場合のみとなります。
(2)お受取りはご注文日から10日間以内にお願い致します。ご注文日から10日間を過ぎてもお受け取りできないとき注文キャンセルになります。お受取日を決めてから再度ご注文をお願い致します。
動物愛護法の遵守と対面販売
動物の愛護及び管理に関する法律

この法律では、動物(カメなどの爬虫類や、哺乳類、鳥類)のみだりな殺傷、虐待、遺棄の禁止を義務付けています。カメやトカゲなどの爬虫類は、この法律で事業所での現物確認と生体の説明が義務付けられています。現物確認と生体の説明を受けていないと通信販売はできません。
事業所やブラックアウト!やレプタイルエキスポなどの展示会で現物確認と生体の説明を受けている方への通信販売は可能です。
現在の在庫とブラックアウト!・レプタイルエキスポ出品記録はこちら
また、ペットショップ様などの第1種動物取扱業を取得している方への通信販売は可能です。
カメなどの爬虫類を家畜として「繁殖」「研究」「食用」目的にする場合は動物愛護法の適用外になり、通信販売が可能になりますが、愛玩動物(ペット)として販売する場合は「繁殖」「研究」「食用」目的での通信販売は行えません。
第1種動物取扱業をお持ちでない一般の方やお客様から、カメなどの爬虫類を多頭数買い取ることはできません。但し年間1回、買取量で1頭は業としてみなされません。
イモリとカエル(両生類)、クワガタ(昆虫類)は動物愛護法の適用外です。現物確認の必要はありません。通信販売が可能です。
橋本駅での待ち合わせ
橋本駅から事業所まで車でご案内いたします。
事業所へ直接お越し頂くことはお断りしています。
電車でお越しのお客様(橋本駅2階連絡通路内待ち合わせ場所)

100円均一ショップの入り口周辺でお待ちしています。
車でお越しのお客様(橋本駅周辺待ち合わせ場所)
橋本駅南東300mアリオ橋本店でお待ちしています。
アリオの駐車場は2時間まで無料です。
待ち合わせ時間
全日:午前10時~12時

全日:午後13時~17時
全日
夜間18時~21時
橋本駅路線一覧(所要時間、運賃)
JR横浜線(八王子駅から10分170円、町田駅から快速で10分220円、新横浜駅から快速で30分470円)
JR相模線(厚木駅から30分320円、茅ヶ崎駅から60分580円)
京王相模原線(新宿駅から準特急で40分440円)
東京駅から60分640円
名古屋駅から120分10360円
大阪駅から180分13620円
羽田空港第1ターミナル駅から100分1000円
粗品プレゼント
カメをお買い上げ頂いたお客様に粗品を差し上げています。
カメマスク(品切れ)

内側のポケットから不織布を入れられます。
カメ巾着袋(品切れ)

大小2サイズあります
カメトートバッグ、カメカードケースなどもあります。
カメサコッシュ(品切れ)
カメペンケース
(品切れ)

カメキーホルダー、カメバッジ、カメクリアファイル、ボールペン、麻袋などもあります。
第1種動物取扱業(動物取扱責任者の氏名、メールアドレス、電話番号、登録番号)
第1種動物取扱業の登録を都道府県知事(政令指定都市は市長)に行っています。

所在地:相模原市緑区原宿2‐19‐4
登録に係る第1種動物取扱業の種別:販売
登録の年月日:平成29年4月7日
有効期間の末日:令和9年4月6日
その他の関連資格
愛玩動物飼養管理士
販売士

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2024.3.27更新