株式投資に向く人と向かない人とは

株式投資に向く人と向かない人とは

　株式投資を始めると言っても、万人に勧められる訳ではありません。当然そこには向く人と向かない人とがいます。
　株式投資に向く人は、株式投資を通して知識を吸収し経験を重ね、何らかの成果が得られることでしょう。
　逆に株式投資に向かない人は、敢えて株式投資に手を出さない方が良いかも知れません。
　株式投資に向く人と向かない人の性質、要件について考察します。

株式投資に向く人の性質

　以下の要件に該当する方は株式投資に向いていると考えられます。

１．自分の行動に責任を持てる。

株式投資は自己責任ですから、株式投資を行った結果を自分で受け止められることが必要です。

２．物事の状況を自分で判断出来る。

自分の置かれた状況が安全域なのか危険域なのか、進むべきか留まるべきか、或いは撤退するべきか、状況を自分で判断することが必要です。

３．疑問点に対して自ら調査し、勉強することで解決出来る。

株式投資を行う上で生じる様々な疑問点に対して、自分で調べて、答えや解決策を探ることが必要です。

４．自分で物事を決断出来る。

投資対象の銘柄を自分で選び、仕切りや手仕舞いの投資タイミングを自分で決めることが必要です。

５．運用資金を保有している。

投資対象銘柄や株数に応じた運用資金を有していることが必要です。

　上記の要件をまとめると、株式投資に向くのは、自己完結型の人であると言えます。

株式投資に向かない人の性質

　以下の項目に該当する方は株式投資に向いていないと考えられます。（株式投資に向く人の条件の逆説となります。）

１．自分の行動に責任を持てない。

株式投資を行った結果、損失が出た場合に、現実を受け止められない人は株式投資に向きません。

２．物事の状況を自分で判断出来ない。

自分の置かれた状況を判断出来ない人は株式投資に向きません。

３．疑問点に対して自ら調査し、勉強することで解決出来ない。

疑問点に対し自力で調べられない人は株式投資に向きません。また、物事に疑問を抱かない人も株式投資に向きません。

４．自分で物事を決断出来ない。

物事を自分で決められない人は株式投資に向きません。

５．運用資金を保有していない。

投資対象に必要な運用資金を保有していない人は株式投資に向きません。

　上記の要件をまとめると、株式投資に向かないのは、他者依存型の人であると言えます。