現渡しとは(げんわたしとは)

信用取引における現渡しの意味、現渡しの目的とメリット、現渡しが株式相場に与える影響について解説しています。

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現渡しの意味

 現渡しとは、信用取引における信用売り或いは空売りの決済方法の一つで、反対売買としての買い返済を行わずに、信用売りと同じ銘柄の現物株を同じ株数だけ証券会社に差し入れて、信用売り時点の約定代金を受け取る決済方法のことです。
 現渡しは品渡し(しなわたし)とも呼ばれます。

現渡しの目的とメリット

 現渡しの目的は、信用売りにおける損失を回避することです。
 株価が今後下落すると予想して信用売りを行い、予想に反して値上りした場合、買い返済で決済すると、売値から値上がりした分が損失となります。
 しかし、現物株が手元にあって現渡しで決済すれば、損失を出さずに済むというメリットがあります。

現渡しが株式相場に与える影響

 信用取引における売り残が多い場合、目先は弱気で値下がりを期待している人が多いということです。しかし、空売りされた株は信用期日までに買い返済されるので、将来的に値上がりの要因となります。
 ところが、現渡しが大量に行われると売り残が急に減ります。売り残が減ると将来的に値上がりする圧力が弱くなります。

 現渡しとは反対の取引で、信用買い或いは空買いの決済で売り返済を行わずに、信用買いの建て玉代金を支払って現物株を引き取ることを現引き(げんびき)といいます。


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更新日:2014年02月13日 木曜日
作成日:2007年01月03日 水曜日

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