代用有価証券掛目引き下げとは(だいようゆうかしょうけんかけめひきさげとは)
信用取引における代用有価証券掛目引き下げについて解説しています。 |
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代用有価証券掛目引き下げとは、信用取引における規制措置の一つで、委託保証金を代用有価証券で差し入れている場合の、掛目を引き下げる措置のことです。
例えば、上場株券の掛目が80%であったときに、掛目を70%に引き下げるというようなことです。
掛目は担保を現金に換算するとした場合の換算率です。この換算率を下げるということは、担保価値を今までよりも小さくするということです。
証券取引所は、市況全体が過熱していると判断した際に、信用取引の過熱を抑える為に、全体規制として掛目の引き下げを実施します。
また、証券会社は独自の基準をもって個別銘柄への規制措置を実施します。
個別銘柄の掛目引き下げについて具体的な事例としては、2006年1月のライブドア・ショック発生後に、マネックス証券がライブドア及びライブドアの関連会社銘柄の掛目を70~80%から一気に0%に引き下げたことが挙げられます。
時価の70~80%あった担保価値が急にゼロになった訳ですから、ライブドア関連の銘柄を代用有価証券として担保に入れていた人は、急に追証が発生して大変な目に遭ったと思います。
マネックス証券がライブドア関連銘柄の掛目を0%に引き下げたことについて、2006年1月19日に、与謝野経済財政・金融担当相が「投資家にとって困惑の極み」と苦言を呈しました。
これに対しマネックス証券は2006年1月25日、ライブドア関連5社の株式に対する代用有価証券の掛目変更が、「個人投資家や市場関係者に影響を与えたことを心苦しく思う」とのコメントを発表しました。また、結果的に市場に波紋を広げたことを受け、「今後は十分に配慮して、慎重に対応したい」と述べています。
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作成日:2007年07月21日 土曜日
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