西誕百年 Dream Project  SAPPORO NISHI HIGH SCHOOL                                     

北海道札幌西高等学校創立100周年 34期特別企画 西高ドリームプロジェクト


最終選考会が終了しました。
最終選考会でプレゼンした学生の皆さんは、勉強や学祭で忙しい中、本当に頑張ってくれました。
34期は、皆さんの「希望」「熱意」「真剣さ」「パワー」に感動しました。
企画書の段階でも、いろんな「夢」に驚きましたが、プレゼンでは私達が考えていた以上に、まだ高校生なのに、
しっかり自分を見つめていて、そして未来に向かっている姿、堂々と自分の「夢」を言える姿に、驚き、感動して涙がでました。
発表してくれたみなさん、本当にありがとうございました。

<最終審査選出者 及び 応募タイトル> (敬称略)
西高山岳部 (代表 2年1組 山下 詩央里)
『富士山より高い山に登りたい!』


表彰式にて

選出された西高山岳部には、適宜「夢」の実現に向けて必要な資金を提供します。
活動の経過及び結果について、ホームページで公開していきます。


<ファイナリスト 及び 応募タイトル> (敬称略 学年・組・アイウエオ順)

  1年6組    荒巻 美千子       S.M.ENTERTAINMENTに入りたい!
  1年6組    本木 野乃花       世界を繋ぐアーティストになりたい
  1年6組    山崎 亘祐       国際ボランティアに参加したい
  2年1組    金子 真大       Deftechと共同で音楽を作りたい 
  2年4組    榊 智恵子       チパヤ村へのホームステイ

ファイナリストには、記念品を進呈しました。
さらに後日、1万円分の図書カードを送付いたします。


<最終選考の過程・選考理由>

 審査員が最終選考会の前日である7月14日に、最終選考会に進出した6組の応募「内容」につき、ドリームプロジェクト実施要項記載の
「選考基準」に則り事前審査し、70点満点で点数化しました。これをいわば各自の「持ち点」とし、これに当日のプレゼンテーションに
おける「熱意」「説得力」「共感度」等の観点から採点した合計30点満点(各審査員1人5点×6名)の「プレゼンテーション点(当日
点)」を加え、最終順位を決定しました。
 事前審査における「選考基準」は以下の通りです。

以下の各項目について個別的評価を加え、最終的には、それらに総合的評価を加え選考するものとします。
ⅰ)「夢」の評価
(ア)独創性 誰も見たことがない夢、面白い夢など
(イ)社会的影響(貢献)度 社会的ニーズに対する解決手段となっているなど
(ウ)目標の高さ 日本一になりたい、世界一になりたいなど
を評価基準とする。
ⅱ)応募内容が「夢」(ゴール)そのものであること、またはその「夢」(ゴール)への通過点であるということが整合的であること。
ⅲ)行動計画が、方法・手段、予算、設定期間等をふまえ、実現可能性の高いものであること。
   ⅳ)行動計画が、審査員に何をやっていくのかについてのイメージを与えることができる程度に、具体的であること。
ⅴ)行動計画が、社会的・一般的視点から高校生の活動として問題はないといえる程度の安全性を備えていること。

 事前審査においては、西高山岳部の「北海道内の高校で海外登山に挑戦した例はなく、道内初の挑戦をしたい」という内容が
「独創性」「目標の高さ」という点で、他の応募を一歩リードしました。これに続いて高い評価を受けたのが、山崎亘祐さんの「国連で
働き、貧困などから子供を守ること」という「夢」でした。「社会的影響度(貢献度)」の点において他の応募よりも高い評価を得、
また、「国際ボランティアに参加し、貧困地域での子供の様子を肌で感じておきたい」という内容も、「夢」との「整合性」が非常に
取れており、高評価の理由でした。他は、ほぼ横一線。いずれの応募も、よく練られており、特に最後の一週間、「企画書作成」に
向け、本当に頑張ってこられたんだなということを、審査員全員が実感できました。

 事前審査の段階では、山岳部が一歩だけリードしておりましたが、山崎さん以下全員がプレゼンテーション次第で「逆転」の可能性が
あるという状態で、いよいよ最終プレゼンテーションを迎えることとなりました。金子真大さんは、トップバッターという重圧の中、
プレゼン最後に、お得意のボイスパーカッションを披露してくれました。荒巻美千子さんも、緊張していた中「歌」を通し、自分の気持
ちを伝えてくれました。榊智恵子さんも、「チパヤ村」の生活を本当によく調べられており、「ホームステイ」への強い思いが伝わりま
した。ラストバッターの本木野乃花さんは、せっかく準備してきた映像素材の「音」が出ないというトラブルの中、自身がこれまで制作
してきたものを一生懸命PRしてくれました。本当にここまでよく準備してきたな、というのが審査員の総意でした。その中でも、
審査員を特に唸らせたのが山岳部の部長、山下詩央里さんと山崎亘祐さんのプレゼンでした。いずれも周到な準備がなされており、また
当日の堂々とした語りっぷりは圧巻でした。我々が、「プレゼンとはこうあるべきなんだ」と考えさせられるほどの出来栄えでした。
心から敬意を表したいと思います。ここでも甲乙つけがたい判断を迫られた中、プレゼンテーション点に限ると、今回の応募から更に
自分の将来像へと切り込んでいった点で、山崎さんがわずかにリードという審査結果でした。

 しかし、事前審査における「持ち点」とプレゼンテーション点の合計は、本当にわずか(実は1.5点)の差で、山岳部が上位となり、
最優秀賞は山岳部、次点に山崎さん、という最終結果となりました。審査員全員が、山岳部と山崎さんとのダブル受賞としたかった、
という思いの中での苦渋の決断でした。
 もちろん、残る4名のプレゼンも、担当アドバイザーはじめ、多くのギャラリーに感動を与えました。本企画の目的である、我々卒業
生と現役在校生との間における「夢の共有」はできたのではと思います。

 最後になりますが、今回、最終選考に残られた6組の皆さんはもちろん、残念ながら最終選考に残ることができなかった12組の皆さん
を含めた応募者全員が、真剣に自分達の「夢」と向き合っていただけたことを実感できました。これを機会に、自らの「夢」の実現に
向け、自ら道を拓いていかれることを、スタッフ一同、切に願っております。改めて、西高生の凄さ、素晴らしさに触れることができ、
感動しました。本当にありがとうございました。

                                               ドリームプロジェクト審査委員
                                                   審査委員長 岸田大輔



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