■ 一人で練習

一、立禅(りつぜん)

陳式太極拳では練習に入る前に立禅(りつぜん)を行い、心を落ち着かせてから練習を行います。

やり方は
(1)両足を肩幅に開き、両手を静かに胸前まで上げて、大きなビーチボールを抱えるようにして、肩の力を抜きます。
(2)両方の指先は 10から 15 センチ開けてリラックスさせると自然と指先が開き、親指が上を向きます。
(3)この状態で股関節と膝をゆるめて、2 センチ程下に沈み、目を閉じて静かに自分の呼吸を数えます。

座禅と同様、何も考えない、何も思い浮かべない為の修行なのですが、なかなかそうはうまく出来ません。
そこで呼吸を数えます。目安は 6秒吸って、2秒止めて、12秒で吐いて 1回と数えます。ですから一分三呼吸になります。
最初は3分間行います、気持ちが落ち着き、集中力がつきますよ。
慣れてきたら深度を深くして、時間を延ばせば脚力もつきます。

さあ貴方もやってみませんか

立禅に集中される杉山先生