2010年08月11日(水)
シリア通信 第2弾
中学校の関東大会も終わりました。男子団体個人の全中出場おめでとうございます。
詳細は中体連サイトでどうぞ。

まだまだ大会や合宿などが続きますが、ここで藤田さん、鈴木さんのシリア通信を掲載します。

西武台のみんな、お久しぶり! シリアの藤田一臣です。
インターハイ、おつかれさまでした。結果を掲示板で読ませてもらいましたが、みんな健闘したみたいで僕と雄太も喜んでいます。こちらは50℃以上の日々が続き、致死的な暑さの中で毎日を過ごしています。

さて、今回はシリアという国について簡単に説明します!
もうシリアで生活を始めて半年以上が経過したから、みんなからしたら「変わってる!」と思うようなことも、僕にとっては既に「普通のこと」になってしまってるんだけど、日本のことを思い出しながら、日本とちょっと違う点、全然違う点、日本と同じ点に分けて紹介してみます♪

【日本とちょっと違う点】
・パンが主食で、肉とか野菜をパンに巻いて食べる
→「ドネルケバブ」っていう料理は知ってるかな? トルコの料理なんだけど、シリアで食べるのもあんな感じで、羊の肉とトマト、ポテト、玉ねぎなどの野菜を薄いパンに巻いて食べる。本当に美味しい!!

・ゴキブリの動きがめちゃ遅い
→結構ゴキブリ出るんだけど、日本に比べて動きがのろい。。「こいつら逃げる気あんの?」って疑いたくなるほど。新聞紙丸めて一撃でしとめることができちまうね

・女性の肌の露出はよくない!
→都心部は外国人も多いのでそうでもないけど、村とか行ったらみんな顔以外は肌を出さない。目しか出してないとこもあるくらい。シリア人男性が今の時期に渋谷のセンター街歩いたら、日本人女性の露出の激しさに興奮して死んでしまうでしょう!

【日本と全然違う点】
・国民のほとんどがイスラム教徒。
→豚食べない、お酒飲まない、お祈りは1日5回、男は4人まで奥さん持っていい、女性は「ヒジャーブ」っていう髪の毛隠す布を被っている人が多い。街中にモスクがあって、お祈りの時間はみんなそこに集まってブツブツなんか唱えてます。

・街の中は大統領の顔写真だらけ!
→NHK教育テレビでやってる『フルハウス』に出てくる「ジョーイ・グラッドストーン」(知ってる?)に激似の大統領のポスターがあちらこちらに掲げてある。シリアでは、大統領の悪口言うとそれだけで反逆罪だか不敬罪に問われて下手したら死
刑になってしまいます。日本でも同じだったら、日本人は絶滅してしまうでしょうね。

・学校は小学校から男女別。同じ校舎を複数の学校が使っている。
→日本だと1つの学校に1つの校舎が当たり前だけど、シリアは1つの校舎を、時間帯を分けて2〜3校で使ってます。なかなかイメージできないだろうけど、午前中は男子だけ、午後からは女子、みたいな感じかな。ちなみに、小学校から留年あるんです! アホみたいにめっちゃ厳しいです、シリアの教育!! 

【日本と同じ点】
・大学生以上はみんなケータイ持ってる
→ケータイ料金って結構高いんだけど、みんな持っててよく喋ってます。ケータイの機能もちゃんとしてて、カメラついてるし、ネットもできるし、着うたとかもある。「ここ、ホントに途上国かいな?」と思わされますね。
・アニメ大好き! 
→子供から大学生くらいまで、みんな日本のアニメを観てて、しかもめちゃくちゃ詳しい! 僕なんかよりよっぽど色んなこと知ってて、たまにバカにされます。「おまえ、ルキアもしらねーのかよ!」とか(『BLEACH』に出てくるキャラ?)。この前ルフィーのコスプレ作ってあげたら、大学生たちめっちゃ喜んでたよ!
・カップルは公園でいちゃつきまくり!!
→シリアでは、婚前交渉は法律違反で捕まるんだけど、話を聞くと普通に行われているみたいです。。本当だったら人前でいちゃついたりとかも絶対NGなんだろうけど、堂々と手をつないで歩いてるカップルもよく見かけます。まぁ、男女が恋に堕ちちゃったら、国が違えど、宗教が違えど、大して変わらんってことなんでしょう。

☆今月の鈴木雄太選手☆
相変わらず、天然キャラ炸裂の鈴木選手ですが、今月は西武台のみんなを元気づけようと人肌脱ぎました! 彼なりの、インターハイ出場へのエールみたいです。何が描かれているか分かるかな?ちなみに切ったの僕ね、共同作業。

☆今月の藤田一臣選手☆
体育館が改修工事で使えなくて、全く練習がなくなり、自分の家でぼーっとしてまーす。暇になったら外に出てシリア人たちとちょっとおしゃべりするくらいです、あはは
来月は、僕がみんなのために人肌ぬぎます! 乞うご期待!!






西武台のインハイにエールを送るため、お二人で取り組んでいる姿です。

鈴木さんお疲れさまでした。










いただいたシリア通信はインハイ前のもので当方の都合により掲載が遅れましたこと、お詫び申し上げます。

今後の通信も楽しみにしています。
2010年8月11日 05時36分 | 記事へ | コメント(0) |
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2010年08月03日(火)
美ら島高校総体を振り返って
青天届く君の風 みなぎる闘志が夏に輝く

 痛いほどの陽射しと海をわたって吹く風、独特の琉球メロディーが流れる街で高校生スポーツの祭典が行われました。

 バドミントン競技は本島南部の糸満市で行われ,西崎運動公園体育館を中心に高校、中学校の体育館も会場となり、街全体をグルグル回りながらの日々でした。

 男女学校対抗戦は初戦から熱い戦いとなり、男子は連続してダブルスを先取しましたがシングルスでわずかに及ばず敗退しました。女子は少々固くなった初戦をクリアしましたが続く2回戦はどっちも譲らない接戦でした。最後は相手のミスに救われて3回戦に進み青森山田と対戦しました。この試合は体験,経験としてとても貴重な試合でした。高校生独特の熱い想いと絆を肌で感じたと思います。

 続く個人対抗戦、男子は現王園・大島組がチャレンジ、初戦からファイナルゲームにもつれましたが2回戦岡山ペアに惜しくも敗退しました。女子の小松・岡部組は1回戦長崎ペアに正面からぶつかり,とても1年生とは思えない闘いぶりでした。一方、2年生の飯高・俣野組は好調な滑り出し、2回戦で地元コザ高校ペアにはファイナルで逃げ切りました。ベスト8に進み、準々決勝ではウルスラペアに噛み付き善戦しました。

 シングルスはエース横尾選手が組み合わせで苦しみ、初戦から県大会レベルを遥かに超えた選手と対戦し、出だしこそ波に乗れませんでしたが、徐々に相手を追いつめ終盤は接戦でした。2年生秀穂は、初戦からファイナルで不安定な展開でしたが、4回戦で奇跡的な逆転でベスト8に入りました。準々決勝は優勝した選手に付いていくのが精一杯でした。猛暑の大会を乗り切る体力が課題です。詳細は大会サイトでどうぞ。

 中体連の大会中にも関わらずその貴重でわずかな時間を割いて、教え子である横尾選手の激励に小野先生までお出でいただき、さらに県の教育長にもお声をいただき恐縮に耐えません。大会への応援隊は総勢20名以上にもなり、選手と一緒に水族館に行き、平和学習の案内をしていただき、さらに食事を楽しんだりいつものインターハイでは味わえない雰囲気でした。

 そんな中、千葉県出身で中高と西武台の選手と競い合った秋山さんが現地で選手のサポートをして下さり、「西武台沖縄応援団長」になってくれました(写真掲示板参照)。西武台では11期生のみんなと同年齢、加藤選手や及川選手、女子は島田選手や真水選手(この前のコメント参照)の仲間でした。現在航空会社にお務めで、バドミントンがとても好きな素晴らしい方です。西武台ではありませんでしたが、中学生のときから知り合いで、年賀状のやり取りを続けてよかったと思っています。彼のサポートもこの美ら島総体の大きなニュースでした。
 秋山君、ありがとうございました。職場でもある空港では多忙にもかかわらず見送りまでしていただき感激しました。次回は奥様とお嬢様、そしてラケット、シューズと一緒に西武台に来て下さい。練習相手はたくさんいますよ。

 かつて「鉄の雨」が降り注いだと言われる悲しい激戦の地に、このように平和でたくましい青春の力と力の競い合いが、そして友情が育まれたことに、スポーツの持つ無限の可能性が大海原に広がっているような気がしました。

 写真などは後日フォトアルバムなどに掲載します。
 
 これまでご支援、ご協力をいただきました皆々様にこの場を借りまして深く御礼申し上げます。

 
2010年8月3日 19時12分 | 記事へ | コメント(0) |
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2010年08月02日(月)
夏休み前半戦 美ら島高校総体・中学県総体
沖縄県糸満市、美ら島高校総体です。

南国の強い日差しと突然の豪雨と風、いつものインターハイと一味変わった試合環境ですが元気にやっています。

団体戦、個人戦ともに健闘しました。
特に女子個人戦においてダブルス、シングルスともにベスト8に入る記録も達成しました。
結果詳細は美ら島沖縄総体のページでご覧下さい。

一方、中学生も頑張っています。
先日行われた千葉県総体で男女団体個人で関東大会への出場権を獲得しました。
千葉県中体連バドミントン専門部のサイトでどうぞ。

夏休み前半戦、まだまだ見どころ満載です!
 
2010年8月2日 05時18分 | 記事へ | コメント(3) |
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