マーク・ワインスタインに学ぶ株式投資の教訓

マーク・ワインスタインに対するインタビューから株式相場の教訓となる文言を抽出しコメントを加えて考察します。

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マーク・ワインスタイン

 米国トップトレーダーが語る株式投資・ビジネス成功の秘訣、マーケットの魔術師シリーズ第1巻に登場するトレーダー、マーク・ワインスタインのインタビューの中から株式投資の教訓となる文言を抽出し、コメントを加えて考察します。

うまい話には落とし穴がある

◆何の疑いも抱かず人を信用してはいけない。優秀なトレーダーになるために自立心は不可欠。(p.321)

コメント
 他人の情報や投資方法などを、参考にすることは悪いことではありませんが、鵜呑みにしてはいけません。
 自分で情報や状況の良し悪しを検証したり、判断したりする必要があります。
 基本的に、他人がリスク無し又は低リスクで、大儲け出来るうまい話を持ってくることは、有り得ません。
 儲け話を持ち掛けるには、裏にそれなりの訳があると疑うべきでしょう。

原因と結果の法則

◆運が悪いというだけで、大失敗することはまずない。失敗には必ず理由がある。(p.324)

コメント
 失敗を運のせいにすると解決策は生まれません。そこには進歩はありません。失敗の原因を分析して解決策を見出すことで、今後同じ失敗を繰り返すことを防げます。
 世の中の全ての事象は、原因と結果の法則で動いていると言われています。別の言い方をすれば因果応報です。
 良い考え方をしてよい行いをすれば、その人には良い出来事が訪れ、悪い考え方をして悪い行いをすれば、その人には悪い出来事が訪れると思います。
 失敗したら立ち止まり、自分のやり方がどうだったか反省し、やり方を改善して前に進みましょう。

テクニカル指標と相場の地合い

◆常に単独でうまくいくテクニカル分析なんてありはしない。それぞれの指標がどのような時に機能するのかを理解しておくべきだ。(p.328)

コメント
 あるテクニカル指標はトレンドが明確な時に機能し、別の指標はトレンドが無い時(もみ合いの時)に機能します。それぞれの指標の特性を理解して、組み合わせて判断するのが良いでしょう。
 上記教訓を整理すると以下のようになります。
(1)テクニカル指標は単独で用いるとダマシがあり、信頼性が必ずしも高くないので、他の指標で補完するように組み合わせて用いた方が良い。
(2)テクニカル指標はトレンドによってはうまく機能しない場合があるので、その時々のトレンドに適応した指標を用いること。

自制心

◆傲慢にならないこと。傲慢になってしまったら、リスク・コントロールはできない。(p.330)

コメント
 株式投資で大きな利益を上げると、自分には才能がある、自分はうまいなどと天狗になりがちです。
 そうすると気持ちが大きくなって普段より大きなポジションを持ち、そのポジションに相応なリスク管理が疎かになると、少しのミスで予想以上の大きな損失を被ることがあります。
 一般的に大きな成功の後に大きな失敗が起こり易いと言われています。うまく行っているときこそ気を引き締めた方が良いでしょう。

模倣と工夫

◆独自性を持つこと。(p.330)

コメント
 初めのうちは他人のやり方を真似をしても構いません。それが早く上達するこつでもあります。
 しかし、ある分野において類似する手法が多数ある場合、それに埋没してしまいます。自分なりに工夫して自分のスタイルを確立することが大切です。

仕切り

◆機が熟すまでトレードはしない。(p.330)

コメント
 自分にとって優位性があると納得出来るタイミングで仕掛けるということです。常に相場に参加している必要はありません。
 取引回数が多過ぎると、証券会社に支払う手数料は確実に積み上がりますが、利益が積み上がるとは限りません。

継続

◆一度儲けてもそれで満足し切ってはいけない。何よりも難しいのは儲け続けることである。(p.330)

コメント
 株式投資において、ビギナーズ・ラック(beginner's luck)は時々起こり得ますが、優位性がある投資方法、売買ルールに沿って取引しない限り、長続きしません。
 トレーダーにとって大切なのは相場の世界で長く生き延びることです。その為には日々勉強を怠ることなく精進しなければなりません。

失敗から学ぶ

◆どうして損してしまうのかを学ぶべきだ。(p.330)

コメント
 自分が何故損失を出すのか、その理由が分からない限り、進歩しようがありません。逆に損する理由が分かれば、それに対する対策が立てられ、その教訓を糧にして前進することが出来ます。

損切り

損切りを早くすること。ほとんどのトレーダーは損の出ているポジションを長く持ち過ぎる。一方で利食いは余りにも早く入れてしまう。本当は全く逆だ。(p.330)

コメント
 プロのトレーダーは損小利大を追求し、仮に勝率が低くても損益はプラスになります。素人は損大利小となりがちで、仮に勝率が高くても一回の大きな損失で損益はマイナスになってしまいます。
 利益が出せるときに出来るだけ利益を増大させられるように、トレンドに追従することが必要で、その為にはトレイリング・ストップ(trailing stop)を用いることです。

ウィザード人脈

なし

新マーケットの魔術師に学ぶ株式投資の教訓(シリーズ第2巻)

マーケットの魔術師に学ぶ株式投資の教訓
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更新日:2014年06月27日 金曜日
作成日:2006年09月15日 金曜日

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