業界トップグループ銘柄による3点チャージ投資法の検証

業界トップグループ銘柄による3点チャージ投資法の検証について解説しています。

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 業界トップグループ銘柄を対象として、3点チャージ投資法の損益を検証しました。業界トップグループ銘柄を対象銘柄とすることに関し、「3点チャージ投資法 完全攻略ワークブック」に以下の記述があります。

 市場参加者が多く、売られすぎた場合、反発する可能性が高いのが、各業界のトップクラスの銘柄です。なにしろ、業界トップ、あるいは二強、三強の一角を占める企業ですから、通常、業績はそう悪くありません。それと、こうした銘柄は古くからの根強いファンが多く、株価が割安と見ると、買いに回る投資家が多いのです。こうした買いが反発の起爆剤になるケースは多く、3点チャージ投資法向きと言えます。(p.129)

3点チャージ投資法は、乖離率ボリューム・レシオ(VR)相対力指数(RSI)の3つのテクニカル指標を使用して底値を予測して買う、逆張り投資法です。

投資法検証時の共通的な条件は、投資法検証における共通規則を参照下さい。

相場動向の判断には3点チャージ指数を参照下さい。

対象銘柄

 業界トップグループ銘柄として以下の銘柄を検証対象としました。以下の銘柄は「3点チャージ投資法 完全攻略ワークブック」のp.130に紹介されています。

業界トップグループ企業銘柄一覧
No. コード 会社名 業種 特徴
1 2502 アサヒビール 食料品 ビールシェア1位。
2 2503 キリンビール 食料品 ビールシェア2位、発泡酒トップ。
3 2593 伊藤園 食料品 茶葉製品・緑茶飲料の最大手。
4 2802 味の素 食料品 調味料国内最大手。
5 3382 セブン&アイHD 小売業 国内最大の流通コングロマリット。
6 3861 王子製紙 パルプ・紙 業界二強の一角。板紙首位。
7 3893 日本製紙 パルプ・紙 王子製紙と並ぶ業界二強の一つ。
8 5201 旭硝子 ガラス・土石製品 板ガラス・ブラウン管・自動車ガラスの最大手。
9 5202 日本板硝子 ガラス・土石製品 住友系。板ガラス世界首位。
10 5401 新日本製鐵 鉄鋼 粗鋼生産世界3位。
11 5411 JFEHD 鉄鋼 粗鋼生産量は新日鉄と双璧。
12 7911 凸版印刷 その他製品 印刷業界トップを二分。
13 7912 大日本印刷 その他製品 印刷業界首位。
14 8031 三井物産 卸売業 総合商社業界で三菱商事と覇権を争う。
15 8058 三菱商事 卸売業 総合商社首位。
16 8267 イオン 小売業 総合スーパーで最大手。
17 8801 三井不動産 不動産業 総合不動産首位。
18 8802 三菱地所 不動産業 三井不動産と並ぶ総合不動産の雄。
19 9433 KDDI 情報・通信業 携帯電話auが主力で国内シェア2位。
20 9437 NTTドコモ 情報・通信業 携帯電話シェア6割弱。


投資成績(業界トップグループ銘柄)

 業界トップグループ銘柄を売買対象として、過去の株価データを使用した仮想売買による損益の検証結果です。

3点チャージ投資法の損益(対象銘柄:業界トップグループ企業銘柄)
投資期間 トレード数 1トレード
平均損益
年間損益 勝率 平均保有
日数
2006/01/01~2006/12/31 0 \0 \0 0% 0
2005/01/01~2005/12/31 0 \0 \0 0% 0
2004/01/01~2004/12/31 4 \20,450 \81,800 75% 114
2003/01/01~2003/12/31 3 \43,233 \129,700 100% 56
2002/01/01~2002/12/31 6 \-31,767 \-190,600 17% 86
2001/01/01~2001/12/31 17 \-10,364 \-176,191 53% 27
2000/01/01~2000/12/31 7 \95,249 \666,746 71% 37
1999/01/01~1999/12/31 4 \72,600 \290,400 75% 20
1998/01/01~1998/12/31 12 \110,375 \1,324,500 100% 19
1997/01/01~1997/12/31 16 \15,017 \240,278 44% 42
1996/01/01~1996/12/31 1 \67,637 \67,637 100% 5
1995/01/01~1995/12/31 4 \41,650 \166,600 75% 28
1994/01/01~1994/12/31 0 \0 \0 0% 0
1993/01/01~1993/12/31 3 \262,595 \787,786 100% 27
1992/01/01~1992/12/31 6 \118,127 \708,759 100% 75
1991/01/01~1991/12/31 0 \0 \0 0% 0
1990/01/01~1990/12/31 28 \-4,642 \-129,985 50% 57
合計 111 \3,967,430
平均 7 \35,743 \233,378 63% 46


考察

 年間平均トレード数は7で少ないですが、国際優良銘柄に比べると増えています。トレード数がゼロの年は4回あり、国際優良銘柄と同様に、上昇トレンドの時期は殆ど買いシグナルは出ません。

そもそも対象銘柄の母数が20と少ないので、致し方無い面があります。トレード数をコンスタントに確保したい場合は対象銘柄の母数を増やす必要があります。

平均年間損益は\233,378で、ちょっとした、お小遣い程度です。ノートパソコンや薄型テレビ、DVDレコーダー等、デジタル家電の何れかが毎年買える金額です。

平均勝率は63%で、日経225銘柄を対象として3点チャージ投資法の損益を検証した場合の平均勝率60%より若干向上しています。

株式投資でコンスタントに利益を上げたい方にとっては、業界トップグループ銘柄での3点チャージ投資は、若干物足りないと思います。他の銘柄グループと組み合わせれば、投資機会が増え、銘柄選択次第では一定の利益を確保出来ると思います。

業界トップグループ銘柄は、主婦の方、普段はお勤めで投資判断に時間が取れない方、大きなリスクは取れない定年退職者の方などには適した投資対象だと思います。


仮想売買による損益検証はパイロン を使用して行いました。


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作成日:2007年04月22日 日曜日
更新日:

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