IP(インターネットプロトコル)
IP プロトコルは元々イーサネットバージョン2の上で動くように作られました。イーサネットについては別に説明があります。
いろいろな IP のプロトコルグループがイーサネットタイプによって区別されます。IP には 8000( 16 進数)が割り当てられています。
IEEE がイーサネットのために 802.3 標準を開発したとき、開発者たちはイーサネットタイプの番号を SAP 識別子で置き換えました。
そこで IP サブネットにアクセスするためには、802.3 の中に埋め込まれたオリジナルのイーサタイプが必要となりました。
これが、バージョン2イーサネットを使わないほとんどの IP フレームの中に SAP がある理由です。
IP は OSI の第3層で動作し、IP ネットワークに対してルーティングの機能を提供します。
通信デバイスには IP アドレスが割り当てられています。そのアドレスによって、ネットワーク(サブネットに分割されているかもしれませんが)やホストを識別します。
ホストとは IP ネットワークにおける通信デバイスのことです。この用語はもともと、大型中央コンピュータを指していました。
今日では、IP アドレスを持ち、IP によって通信をする、PC、プリンタ、ゲートウェイ、ファイルサーバなどを指します。
アドレスの枠組みから説明を始めます。ルーティング機能の説明をし、サブネットを作るアドレスの概念についても解説をします。
IP の障害解析は、ルーティングの障害解析と言えます。
IP アドレスの仕組
二進数による IP アドレスとアドレスの構造です。
IP によるルーティング
IP はルーティングテーブルによってどのように転送されるのでしょうか
サブネットマスク
ネットワークの論理的分割−サブネット−は IP アドレスのどの部分を使ってあらわされるのでしょうか。
ネットワークアドレスを示すためのビットと、ノードを表現するためのビットとがあります。
アドレスのクラス分け
仕様によって決められたアドレスクラスの基礎についてです。
アドレスクラスを分けるために3つのサブネットマスクを使います。
サブネットを作る
ネットワーク、サブネットワーク、ノード表現のメカニズムと設定方法についてです。
特別なアドレスマスク
標準でないアドレスマスクによってアドレスのクラスを拡張します。
以前には「非標準」と言われていましたが、今日では「標準」的な使い方になってしまいました。
予約アドレス
ノードを示すためには使えない、特別な IP アドレスについてです。
可変長サブネットマスク
可変長サブネットマスクの設定についてです。
TCP/IP ネットワークの障害解決
IP 障害の障害解決方法についてです。
IP のルーティングテーブル
転送は、ルーティングテーブルの中身に従って、どのように行われるのでしょうか。
物理アドレス
ARP について。IP を使ってネットワークインターフェイスカードのアドレスを得る仕組です。
ARP の項参照。
IP サービスタイプ
IP ヘッダのサービスタイプの説明です。