速度制限は毎秒 100 メガビット !

　テレビ会議でフルモーションビデオを使用するためには、少なくとも１秒間に 25 M ビットの速度が要求されます。 ということは、既存の 10 M ビットイーサネットで通信できる、リアルタイムビデオの品質はお粗末なものであるということです。 毎秒 100 M の速度を使えば、一つのウィンドウで一斉配信されるプレゼンテーションを見ながら、他の３つのウィンドウで３人と会議することができるでしょう。 それで合計、100 M ビットになります。

　毎秒 6 M ビットの帯域を要求するファイルサーバについて考えてみましょう。それだけで、10 M ビットイーサネット帯域の 60 % を使用します。 100 M イーサネットなら、このサーバは高い割合でインターフェイスにデータを流し込むことができるのです。

　10 M イーサネットから 100 M イーサネットへの移行は、産業の発展から考えても明白なことです。 このページでは 100 M イーサネットの技術について説明します。

この項目で説明すること

100M イーサネットの紹介
100 M イーサネットと 10 M イーサネットの違い
100 M イーサネットを既存の 10 M イーサネットへ統合
10 M イーサネットから 100 M イーサネットへの移行
データの符号化
障害解決
信号の符号化