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2015年 4月2日
桜の蜜を吸うヒヨドリです!!
庭の桜の木が大きくなりすぎて
夏に大量発生する毛虫に殺虫剤を噴霧するのが大変になってきたので、
昨年の夏についに写真のように相当えだを落としてやりました。
「桜切る馬鹿梅切らぬ馬鹿」と言いますが、これだけ強剪定したのに
たくましくも今年も咲いてくれました。
そのたくましいソメイヨシノにヒヨドリが蜜を吸いにやってきます。
ウグイスも姿は見えませんが近くで鳴いています。

これがそのヒヨドリです。 鳩より一回り小さいくらいの大きさです。
部屋の中から窓を少し開けてカーテンに隠れて撮っています。

細い枝に足を踏ん張り、細いくちばしで花の奥にある蜜を吸っています。

下を向いてる花には、逆さまに枝にぶら下がり器用に蜜を吸います。
写真では頭に日光が当たって白いカツラをかぶってるように見えています。

すぐそばのベランダではイチゴの蜜の香りが充満しているので
イチゴをつつかれないか心配です。
手前に2号機、奥に3号機と並んでいますが、
葉っぱの隙間から真っ赤なイチゴがちらほら見えています。

3号機のイチゴが分かりづらいので近くからもう一枚。
葉がこんなに伸びてきました。

今朝の収穫は中3日で228gです。
今日は小粒のイチゴが多いです。
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2015年 4月7日
エアーリフト式育苗器の試運転です!!
前回は発芽から育苗初期に使用する育苗器(今後は発芽器と呼びます)
を改良してミニトマトの苗を育てていますが、
株間を広げないとぎゅうぎゅう詰めになってきました。
育苗器改め発芽器
そこで今回作ったのが6月の定植まで使える株間を広げた育苗器です。
発芽器と同じ容器を使っていますが、
発芽器が48株育てられるのに対して育苗器は12株用になっています。
12株用育苗器3台と、12株まで間引いた発芽器を使えば
合計48株の苗が育てられるという訳です。
もう保温の必要はないのでヒーターは無くし、
容器内を循環する水流を早くするために容器の中央にエアーリフトを設けています。
エアーリフトはこちら

まずアクリル板に穴を開けます。 大きい穴がヤクルト容器が入る穴です。
間にある小さい穴は水が循環するための穴です。

横から見るとこんな感じになります。
ヒーターがないので仕切り版は1枚だけです。

仕切り版を裏返すとこのようになっています。
アクリルのパイプを接着した脚が4本と、
真ん中にはエアーリフトが見えています。

これがエアーリフトです。
アクリルのパイプにエアーチューブが挿入されています。
これは裏返した状態なのでアクリルパイプ内に放たれた気泡は
写真の下方向に登っていきます。

水を入れてまずは1台での試運転です。
すごい勢いで泡と水が噴き出しています。

噴き出し口のアップです。
アクリルパイプは水面から少し出ていますが、
そこから1cmくらいの水柱が立っています。
周りには波紋も広がり相当の流れがあるようです。

次は3台並べて試運転です。
1台のエアーポンプで3台のエアーリフトが運転できないかと、
3分岐バルブを買ってきました。
最初はバルブ調節レバーを全開から調整しましたが流量が多くて
不安定になってしまいます。
調節レバーを半開から微調整すると3台とも安定して作動しています。

ベランダ窓際では発芽器のミニトマト苗がこんな感じになっています。
そろそろ育苗器に引っ越しです。
引っ越しと言ってもヤクルト容器を引き抜いて育苗器にセットするだけです。
ヤクルト容器に開けたピンホールから根が出てきている株も少しありますが、
1本くらい根が出ていても根が絡まりあうことはありません。

最後に今朝の収穫です。
中4日で217gです。 寒の戻りで少し収量が落ちています。
雨も降っているし早々に切り上げました。
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2015年 4月11日
真冬の寒さの中で育苗器の改良です。
ここのところ真冬に逆戻りした寒の戻りが続いています。
左の写真は4月8日にまさかの雪が降ったときのベランダいちご園です。
2号機の温室ハッチには前半分に雪が積もっています。
右上の端に庭の桜が写っていますが、桜が散るころに雪が積もるとはびっくりです。
真冬用のダウンジャケットを出してきてカーポート作業場で育苗器の改良です。

問題は水位が下がってくるとエアーリフトの流量が減ることです。
上の写真では水位が3cmのときの様子ですが、気泡と気泡の間にある水の量が少なく
泡がはじけて水滴が飛び散る程度の水量になっています。

エアーチューブの挿入口の高さを出来る限り下げるように改造してみます。
これは改造前ですが、挿入口の右側にまだ余裕があります。

アクリルパイプの右側を5mmカットしました。
これで挿入口を5mm下げることが出来ます。
更に容器の底とアクリルパイプの下端との隙間を10mmから2mmに変更して
仕切り版に固定します。

これでエアーチューブ挿入口の高さは13mm下がった訳です。
もう一度組み立ててテストするとかなり流量が増えて
黒アクリル板の上に水が流れる川が出来ました。

エアーリフトのアップですが、左上方向に水が流れています。
栽培穴を通して水の吸い込み口が見えていますが、
容器の底から僅かに離れているだけです。

今度は水位が高いときのテストです。
アクリルパイプの上端、つまり水と気泡の出口は水面下にありますが、
問題なく作動しています。

同じく水位が高いときのエアーリフトのアップです。
水柱は立ちませんが水は持ち上げられています。
これ以上水位が上がっても同様に作動すると思われます。
なんか行けそうですね。

一方こちらは今日の午後久々の晴れ間が出たときの3号機です。
これはチャンスと、セーターも脱いで暖かい日差しの中で収獲しました。

その昼下がりの収穫です。
中3日で227gです。 まあこの寒の戻りの中ではいい方でしょう。
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2015年 4月17日
新しい育苗器に引っ越し完了です!!
寒の戻りで今週月曜日から風邪を引いてしまい、(今度は苗ではなく私自身です)
昨日までほとんど何もできませんでした。
昨日の午後から容器にアルミテープを貼りアオコがなるべく発生しないようにして、
溶液濃度もトマト育苗期用のec1.2に調整してあります。
今日はヤクルト容器ごと苗を移動してやれば引っ越し完了です。

発芽器を2階のベランダ窓際から持ってきました。
ヤクルト容器を1本づつ引き抜いて育苗器にセットしていきます。

ヤクルト容器には押しピンで開けたピンホールがあり、
養液だけがこの穴を通る予定でしたが
たまにこのように根もピンホールを通ってしまっています。
でもこの程度であれば根が隣の株と絡まるというようなことはなく簡単に移動できます。

株元の胚軸に当たる部分には夜間にヒーターの電源を抜いてしまっていて
苗が風邪を引いてしまった名残があります。
アントシアニン色で緑の茎と比べると少し細いようです。
風邪を引いた苗
でも何とかここまで育ちました。

一方こちらは3号機のイチゴ達です。
しばらく寒の戻りで大変でしたがもう大丈夫です。

こちらの銘柄は「女峰」です。
ちなみにひとつ前の写真では「とちおとめ」が見えています。

本日の収穫は中5日で287gです。
今日も美味しくいただきます。
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2015年 4月22日
今度はメロンに挑戦です!!
ミニトマトを育苗器に引っ越したところで、
空き家になった発芽器でメロン4株を種蒔きしました。
ベランダいちご園では水耕メロン栽培は初めてです。
露地栽培では一度経験はありますが、
500g程度にしか大きくならずその内再挑戦と思っていました。
その再挑戦を今年の夏、水耕栽培2号機を使ってやってみようと思います。
果たしてリベンジなるかのチャレンジです。

育苗器はエアーリフト方式にしたのでついでに発芽器もエアーリフト方式に改造。
ど真ん中に1本取り付けました。

種はナント種苗の「アニバーサリー」です。
ベランダdeシリーズのメロン版です。
鉢植えでもトンネル栽培でもできると簡単そうなところに惹かれて取り寄せました。

ヤクルト容器の口に差し込んだスポンジ苗床の温度が29℃になるように調整しました。
今から種まきだと10月収穫のハウス抑制栽培となります。
2号機の簡易温室でどこまでできるか挑戦です。

ピンセットで丁寧に種まきです。
スポンジ苗床のスリットに差し込んでやります。

これがうまく収穫できたときの「アニバーサリーメロン」です。
マスクメロンのような本格ネットメロンです。
2号機は雨がかからないのでネットメロンには打って付けです。

最後にイチゴの収穫ですが、寒の戻りの間の日照不足で収量がみるみる落ちてきました。
202gともう少しで200を割り込みそうです。
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2015年 4月27日
ななんと、天地が逆でした!!
ついに発芽と思ったら上に伸びているのは根っこです。
つまり、種の天地を逆にしてスポンジ苗床のスリットに差し込んでしまった。
という訳です。
これでは双葉はスポンジの中で開いてしまいます。
写真を撮ってからすぐに根をスポンジにもぐらせて植え直してやりました。
笑える初歩的ミスです。

スポンジ苗床から取り出したところです。 種の天地が分かりづらいです。
トマトのような小さい種だと天地を気にしなくても大丈夫ですが、
メロンの種くらい大きくなると自分で反転するのが大変なようです。

こちらは植える前の種です。 とんがってる方から根が出てきます。
これだと分かりやすいですね。
もし分かりづらい場合は長手方向を水平にしてやると根が下にもぐって行くようです。

他の3株は大丈夫でした。
スポンジ苗床の温度が29℃になる温度設定で。
黒いマフラーを掛けて暗くしてあります。
種蒔きから5日経過しています。
一方、ベランダは久々に暑いくらいのいい天気です。
日照不足で収量の落ちているイチゴですがこの強い日差しをたくさん浴びて
5月の最盛期を迎えてほしいと思います。
写真は3号機ですが葉柄はピンと伸びているし、葉の色艶も健康そのものです。
いい天気が続きさえすれば至福の時が訪れるはずです。

こちらは3号機の今朝の収穫。

こちらは2号機の収穫です。

両方合わせて223gです。
少しですが収量が上がり始めています。

一方こちらは1階のウッドデッキに引っ越したミニトマトの苗です。
壁際のアイビーと重なってボリュームが大きく見えていますが、
引っ越し当初と比べるとかなり生長しています。

これが引っ越しした日の様子です。
葉の緑も濃くなり、生い茂っているのが分かると思います。

ちらほら花も咲いてきました。
6月中旬にイチゴからこのレジナに切り替えます。
メロンは7月下旬に定植予定です。