私的選手批評・内野手(2)

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51:小田智之 53:小谷野栄一 57:飯山裕志 61:野中信吾 62:池田剛基
65:山田憲

2003年11月08日UP
背番号 名前 ポジション 投打 年数 年齢 出身 身長 体重
51 小田智之 一、三塁手 右左 24 静岡・興誠高 178 70
管理者の認識
高校通算.480と抜群の打撃センスを買われて97年にドラフト2位で入団。昨年はファームで打率.281、10本塁打と中心打者に成長し、1軍でも初安打を千葉マリンで放つなど、1軍レベルに近づいてきた。課題は毎年言われるのだが守備で、2年前はエラーをしても小田なら仕方が無いと野次られていた程。徐々に向上しているようだが12失策とまだまだ1軍では・・・。
今シーズン感想と来季展望
 イースタンリーグでは、99安打で打率.347(リーグ2位))9本塁打、42打点(出塁率.413、長打率.530)と素晴らしい成績を残して、イースタンリーグ優勝に貢献、終盤に1軍に昇格してプロ入り6年目にして初打点を挙げた。課題と言われていた守備も昨季に比べれば格段に向上し、かなり安定感が増して安心してみていられるレベルまで達したと思う。
 はっきり言えばもうファームで燻っている時期ではないのだが、1軍のレギュラーが小笠原では荷が流石に重過ぎる。まずを代打での1軍定着が一番近道だと思われる。(代打での1軍定着もかなり厳しいと思うが・・・)
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2003年11月08日UP
背番号 名前 ポジション 投打 年数 年齢 出身 身長 体重
53 小谷野栄一 二塁手 右右 23 東京・創価大 177 83
管理者の認識
新東京大学野球リーグでベストナイン4回、打点王2回とリーグの代表選手で日米大学野球にも出場。。打撃面は、広角打法で左右に打ち分けるバットコントロールの良さが持ち味で、和田(現ダイエー)から4打数4安打を放ったことも。非常にガッツがあり積極的なプレーはかの広瀬を漂わせる。個人的見解を言えば、現在二塁手のレギュラーに一番近いと思われている田中賢のライバル、又は刺激剤として獲得したような印象がある。天才肌の田中賢に対し、泥臭い感じの小谷野。現状は、田中賢が1軍にいるが守備力では小谷野が上で、持ち前のミート力がプロで通用するようになったら、レギュラーを取れるのではないかと思う。
今シーズン感想と来季展望
 当てて安打を稼ぐアベレージヒッターと思っていたのだが、フタを開けてみたら、腰をドッシリ落とした打撃フォームからの力強いバッティングでヒット、ホームランを量産し、終わってみればイースタンリーグで最多となる111安打を放つなどルーキーながら打率.303で9位にランキングし、14本塁打(全体4位、チーム1位)、56打点(全体3位、チーム1位)の成績で、見事ビックホープ賞を手にした。終盤、1軍に昇格して4試合に出場しプロ初ヒットを放ち経験を積むと、コスモスリーグ(ファーム秋季リーグ)では4番を任され2本塁打を放つなど、その打撃センスは将来の主力打者としての期待が大きい。課題はコーチ曰く「横への俊敏な動きと、正確な送球」とやはり守備面にあるようだ。今季その打撃センスでスタメンセカンドを期待された田中賢介が守備面のミスからファーム落ちした経緯もあることとから秋季キャンプ、来季の春季キャンプでは守備面でもレベルアップが至上課題。
 来季はスタメンセカンドのポジションを取りに行く年になりそうだが、今季1軍で3割を放った木元が古巣セカンドでの出場を目指しているなど、ポジション争いが激化しそう。木元を1塁に追いやる意気込みでセカンドのポジションを取りに行って欲しい。最低でも開幕1軍は果たしたい。
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2003年11月08日UP
背番号 名前 ポジション 投打 年数 年齢 出身 身長 体重
57 飯山裕志 遊、外野手 右右 24 鹿児島・れいめい高 178 71
管理者の認識
守備力には定評のある内野手。昨シーズンは、自慢の守備力で開幕1軍を果たすも試合に出場することなくファーム落ち。1軍に昇格することは無かった。徐々に打撃も向上しているが、更なる向上が必要か?チーム内には、奈良原、古城、野中と同タイプの選手が多く、うかうかしては居られない。
昨シーズンは、雑誌のモデルを務めるほどイケメン顔(?)
今シーズン感想と来季展望
 内外野守れるユーティリティープレーヤーとして、去年に引き続き開幕1軍を果すも、4試合、1打数ノーヒットの成績を残して4月末にファーム落ち。ファームでは昨年中盤あたりから課題の打撃に変化の兆しが見え始めていたがその打撃が今季一気に開花した。今まで2割5分そこそこだった打率が一気に.328(リーグ3位)と跳ね上がり、今まで通算3本だった本塁打数も11本(長打率.578でリーグ2位)と増産しパワーアップぶりに目を疑ったほどだ。(本当にあの貧打の飯山か?)、特に注目したのが恐るべき勝負強さで、ここぞという所で売ってくれる打撃で76試合で51打点をたたき出すなど、リーグ優勝に大きく貢献した。走る方でも7盗塁とチーム2位の成績を出すなど3拍子そろった選手になりつつある。
 課題は守備面での確実性と、小技の確実性か?後は打撃が1軍で通用するかだろう。やはり幾ら好成績を残したと言っても所詮はファーム、小笠原、木元なみのパワーがあるとは思いづらいので、守備の確実性、小技をきっちり決められるところをしっかり鍛えて1軍定着を狙いたいところだ。また、走塁面も磨きをかけたい所でもある。タイプはやはり1、2番だと思う(今季ファームでチーム1の出塁率.415(リーグ2位)を考えれば納得。)
 しかし来季は彼にとってチャンスなのではと思っている。今季ショートを守った、金子、古城が揃って打撃面での成績を残せなかった。もし彼の打撃が1軍で通用すれば、元々守備は平均より上のレベルを維持しているので十分チャンスがあるのではないか?来季こそプロ初ヒットどころかスタメンに定着できる事を期待したい。
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2003年11月08日UP
背番号 名前 ポジション 投打 年数 年齢 出身 身長 体重
61 野中信吾 二、遊撃手 右右 20 佐賀・神埼高 171 69
管理者の認識
01年に横浜が獲得予定だったが、横槍を入れて獲得した内野手。その俊足と守備力は即1軍で通用するといわれ、ルーキー時に1軍キャンプに大抜擢さえるなど球団の期待は大きかったが、ファームスタートとなる。ファームではやはり高校卒1年目ということもあり力負け。終盤、1軍に昇格しプロ初安打を放ったが、未だ当分はファーム暮らしだろうか?
今シーズン感想と来季展望
 ファームの春季教育リーグではほぼスタメンショートで出場して活躍はしていたがまだプロとしてはパワー不足で非力なバッティングが目に付いた。イースタンリーグでは、レギュラー・飯山や、期待の若手・田中賢介が好調だった為、出場機会に恵まれず、代走や守備要員としての出場が多かった。しかし、小技や守備センスが高く、奈良原、古城の後釜と期待していたが、シーズンオフに交換トレードにより横浜ベイスターズへの移籍が決定した。
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2003年11月08日UP
背番号 名前 ポジション 投打 年数 年齢 出身 身長 体重
62 池田剛基 一塁手 左左 19 北海道・鵡川高 184 90
管理者の認識
04年移籍を睨んだ指名。高校通算39本塁打、内13本塁打が公式戦と集中力抜群の長距離砲で北海道では、駒大岩見沢の上伊沢敬太郎と双璧をなす。又、力任せのパワーヒッターというよりは、きちんとしたバッティング技術を持つ理論派。ただ体力的にも技術的にもプロの世界ではまだまだか?
今シーズン感想と来季展望
 ルーキーイヤーの今季はプロの身体作りに終始したと思われる。イースタンリーグ出場は殆どが代打の出場で15試合に出場し、16打数2安打、打率は.125ともう打撃が自慢の池田もまったく通用しなかった。守備は練習を見る限りお世辞にもセンスがあるとは言えない一塁守備を披露し、大丈夫なのかと不安になってしまった。秋季キャンプも鎌ヶ谷居残り組みとなるなど、まだまだプロに成り切れていないようだ。来シーズンはもう少し、身体を絞ってキレが出るようになって欲しい。イースタンリーグもまだまだ代打としての出場となると思うが、自慢の打棒の片鱗を見せて首脳陣に将来期待出来る事を見せて欲しい。打率は2割5分、1本ぐらいはホームランが見たいものです。
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2003年11月08日UP
背番号 名前 ポジション 投打 年数 年齢 出身 身長 体重
65 山田憲 三、遊撃手 右右 20 東京・東海大浦安 180 75
管理者の認識
走攻守3拍子揃った選手で、特に肩は必見。打撃センスも高く、二、三塁打の多い中距離ヒッター。高校2年時に甲子園で準優勝も経験。始めは球団も指名する予定は無かったみたいだが本人が好きな球団がファイターズという事で指名した経緯がある(たぶん)。昨年のルーキーシーズンはプロの水になれるのに精一杯だったようだが、徐々に力を付けてきている。結構掘り出し物で将来チームを背負って立つ才能とその勝負強さは「田中幸雄二世」とも。
今シーズン感想と来季展望
 ファームの春季教育リーグではスタメンサード出場し、勝負強いバッティングを披露し、1年間の成長の成果を見せたが、イースタンリーグでは小田の陰に隠れて出場機会に恵まれず、主に代打での出場が多かった。昨年よりは打席数で上回ったものの安打数が下回るなど、自慢の勝負強いバッティングが発揮できなかった。又、まだまだパワー不足だということも露見した。コスモスリーグ(ファーム秋季リーグ)では、出場機会を与えられ無いばかりか、代わりにルーキー・尾崎が出場するなど、後輩に抜かれて、立場的にもうかうかしていられない状況になりつつある。来季は、3年目と言えども勝負の年なのではないだろうか?全ての面でパワーアップをはかり、イースタンリーグでの出場機会を増やしたいものだ。
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