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2016年 7月5日
アニバーサリーメロン定植完!!
しばらくご無沙汰してしまいましたが、
高級メロンの代名詞、マスクメロン系のアニバーサリーの苗6株を
2号機に定植しました。
今年の種は去年収穫した時のメロンから自家採種しています。
厳選した8粒の種は全部発芽して豊作の期待をふくらましてくれています。
今日は霧雨の降る少し涼しいお天気で、
ベランダ窓際の育苗器で育った苗達にはとても優しい日差しです。

苗達のゆりかごです。
もう棚のスペースからはみ出して前へ上へとツルを伸ばしています。

ツルの巻きひげを丁寧にほどいて1株づつ取り出します。
根をヤクルト容器から取り出すととぐろを巻いた根が出てきます。

株を支えるのに、今までは濾過マットを巻き付けていましたが、
今回はパイプ保温用のパイプカバーを使ってみます。
1mの長さで84円です。 これを3cmくらいでカットします。

カットしたパイプカバーを株元のスポンジに巻き付けると、
こんな感じになります。

それを栽培穴に押し込むと、この様にしっかりと固定されます。

次に濾過マットを5cm角に切って、
パイプカバーを6cmくらいにカットします。

濾過マットを丸めてパイプカバーを巻き付けると、
パイプカバーの穴はなくなります。
これを栽培穴に押し込むと、背の高い円柱が出来上がります。

この円柱を使ってツルがズレ落ちないようにすることができます。
去年は同じ目的のために、
割り箸に濾過マットを巻き付けましたが
ぷくぷくの水しぶきを割り箸が吸い上げてしまって
根元から徐々に黒くなってしまいました。
発泡製のパイプカバーならそういうことはないでしょう。
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2016年 7月9日
いきなりの猛暑日です!!
7月5日にメロンの苗6株を定植しましたが、
七夕の7日には朝からカンカン照りの猛暑日となってしまいました。
写真は7日朝9:00ごろです。
手前の4株はオーニングのお陰で大丈夫ですが、
オーニングの陰の外のこの2株は一気に萎れてしまいました。
去年は種蒔きから
75日目で定植しましたが、
今年は47日目の定植で苗がまだひ弱です。

急いで遮光率90%の遮光シートを掛けてやりました。
まっ黒に見えてる部分までオーニングの陰ができています。
その向こうは直接日光があたって灰色に見えています。
板切れを挟んで風通しを確保しています。

中の様子はこんな感じ。
遮光シートを被せて2時間くらい経過したところです。
一番奥の萎れた2株が息を吹き返しました。
いやはや、危機一髪です。
次の日、7月8日は曇りです。
曇りでもたまに日が差すので、
遮光率50%の遮光シートを掛けてやりました。
今年は早めに定植することで逞しいツルに育てようとしています。
ですが、それで枯らしてしまっては元も子もありません。
4日前に室内の育苗器から出てきたばかりなので
まだまだしばらくは手がかかりそうです。
今日は朝から大雨です。
今度は遮光シートの代わりに雪崩ガードを載せて集中豪雨に備えています。
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2016年 7月14日
「レジナ」が色づいてきました!!
約1ヶ月前に花が咲き始めた3号機のミニトマト「レジナ」です。
ところどころ赤く色づいてきて
ようやく我家のベランダもトマトのシーズンを迎えました。
3号機には16の栽培穴があり、16株のレジナを育てています。
温室ハッチは夏場はずっと開けっ放しです。
雨の時もベランダの一番奥で軒下になるので開けっ放し。
唯一、台風の時だけは温室ハッチを閉じて落果を防ぎます。

真ん中あたりの株です。

左端の株です。
7月5日に定植したアニバーサリーメロンは
だいぶ逞しくなってきました。
しかしまだ50%カットの遮光ネットは外せません。
今日のような猛暑日ではものの30分くらいで萎れてきます。
7月5日の写真と比べると
9日間ですごく生長しているのが分かります。
この写真を撮ったときは強烈な日差しでしたが、
しばらくすると今度は雷がなって急に雨が降ってきました。
この位置は軒下に入っていないのですぐに温室ハッチを閉じてやります。

雄花の一番花が咲きました。

こちら、同じ株の2番花です。
花を咲かせる余裕が出てきました。
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2016年 7月18日
やっと初収穫です!!
4〜5日前から色づきはじめたミニトマト「レジナ」がこの2日の夏日で
一気に熟してきました。
お昼の生野菜として2人分の量を初収穫しました。
今日は昨日よりさらに気温が上がって猛暑日です。
お昼近くの収穫になってしまったので汗ダラダラ、
今冷房の効いた部屋でクールダウン中です。
3号機の全景(収穫前)はこんな感じ。
緑の中に赤い色が入ってくると一気ににぎやかになってきます。
まだ青い果実も沢山見えているのでこれからもっとにぎやかになってきます。
いよいよ今年もトマトの夏がスタートです。

鈴生りトマトです。

こちらも鈴生り。

初収穫は透明容器6gを引いて126gです。
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2016年 7月22日
トマトサビダニ発生です!!
今週始めに初収穫したばかりのミニトマト「レジナ」に
早くもサビダニが発生してしまいました。
真ん中あたりが特にひどいです。
株元近くではサビ色に枯れて小さくなった葉が葉柄ごと落っこちています。
ダメージを受けている葉柄も折取ってやると
真ん中あたりはスカスカになってしまいました。
3枚の写真はスカスカになった状態のものです。

真ん中あたりの株です。

その左端の株です。
この後、収穫できるものは全て収穫してコロマイトを散布しました。
果たして復活できるでしょうか。

透明容器1個では入りきらず、2回に分けて計ります。
1回目は13g引いて440gです。

2回目は13g引いて295gです。
隣りのお皿が1回目の収穫です。
両方を合計すると735gです。
調子いいと思っていたんですが、困った急展開になってしまいました。
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2016年 7月25日
今度は2号機がえらいことに!!
3号機のミニトマトはコロマイト散布後も芳しくなく心配ですが、
しばらくほっておいた2号機のメロンが一気に生長、
栽培室から溢れだしてきています。
強い日差しに萎れていたころとは見違えるような逞しさです。
特に株元近くから伸びた脇芽がたくさんあります。
この脇芽はその都度切ってやらないといけませんでした。
不要な脇芽を欠いてやって本ヅルだけにしてやりました。
ゴミ箱に押し込んでも溢れるくらい脇芽カキをして
やっと栽培室がスッキリしました。
株元からツルをたどっていって本ヅルと脇芽を見分けるのも
最初の写真のようんな状態からだと大変です。
こまめに脇芽カキをしてやらないと後で苦労をします。
後は残った本ヅルを均等にレイアウトしてやらないといけません。

ツルの固定方法でいい方法を思いつきました。
以前はパイプカバーで高い円柱を作っていましたが、
もっと少ない資材で出来る確実な方法です。

この様に濾過マットの短冊でツルを囲い、
短冊の両端をパイプカバーの穴に差し込みます。
これでツルはしっかり固定されます。

以上が2日前にやった作業です。
その時に雌花が咲いていましたので
人工授粉をしてやりました。
これは今朝の写真ですがほんの少し膨らんだような気がします。

こちらは今朝咲いていた雌花です。
今シーズン、2個目の人工授粉です。
計画では1株から2個のメロンを育てて
6株あるので合計12個のメロンを皮算用しています。
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2016年 7月29日
重症の4株を撤去しました!!
真ん中あたりの4株はコロマイト散布後も芳しくないので、
サビダニの勢力範囲を縮小するために散布後2日で諦め撤去しました。
その他の株はコロマイトで枯れるスピードが落ちてきました。
今日はサビダニにコロマイト耐性を獲得させないように、
イオウフロアブル水溶液を散布します。
これも天然成分のサビダニ、うどん粉病などに効果のある殺虫剤です。

こちらが硫黄を主成分としたイオウフロアブル原液です。
400倍希釈の水溶液を600t作って3号機のサビダニに散布して、
2号機のうどん粉病にも散布してやりました。

今日の収穫です。
透明容器6gを引いて183gの収穫です。
念のため収穫後に散布しています。