南関東インターハイ『君の汗 輝く一滴 勝利の雫』、これだけで「暑い大会シーン」は容易にイメージできると思います。
会場ごとの感想を簡単にまとめると、
@ポートアリーナ:「快適」「大当たり」でした。だけど風が舞ってましたね。
AJFE:多くの方々が「JEF」と間違えたようです。
B天台:県大会感覚でこちら(地元勢)にとっては「やり易い」ですよね、ね?
C幕張総合高校:「ここって本当に高校なの?」が朝の挨拶でした。
D追浜高校:海の近くにある「真夏の高校」って感じがしました。
[練習会場]
宮野木体育館:一流の練習を拝見しました。
市原八幡公民館:合宿に来たようで良かったですね。
市原姉崎公民館:大和田コーチとOB高橋さんにはご協力を頂きました。
千葉ポートタワー
■学校対抗戦
男子:やはり3回戦札幌第一が予想通り「壁」でした。ダブルスはオーダーを工夫して1:1にして、シングルス勝負の展開でした。エース対決が見たかったですが、西武台のオーダーとしてはこれが考えれる最良でしたので「実力」の差だと思います。
女子:2回戦熊本中央戦はハラハラでした。今回の学校対抗戦は『ベテラン指導者』のチームがその健在ぶりを発揮していました。そのなかの一つ、古豪熊本中央はオーダーから選手の質まで、「さすが」と思わせるチームでした。第一シングルス岡部選手の「レッドカード」事件はこの対戦のすべてを変えたような気がします。
続く聖ウルスラ英智との対戦は、「やりにくいだろう」と考えたオーダーで臨みました。その点で1年生ペア、有川・小沼組その有利さをフルに生かしたと思いますが、逆に3年生ペアにとっては苦しい展開でした。
2日目の準々決勝はエアコンが効いた体育館なので、いつも暑すぎる体育館でプレーしている西武台選手にとっては心身ともに「凍る」経験を味わいました。選抜からの成長ぶりには目を見張る金沢向陽チームにエースダブルス、シングルスともに敗れ事実上の「完敗」でした。
■個人対抗戦ダブルス
男女ともダブルスのノウハウや実力そのものは確実の向上していると思いますが、あらためて「全国の壁」に正面から激突したような感じでした。
男子の森・山崎組は埼玉栄に、女子の桶田・片桐組は青森山田にそれぞれ力及ばず残念な結果に終わりましたが、特に桶田・片桐組は3回戦での激闘が全てを物語っているのではないでしょうか。
■個人対抗戦シングルス
何より女子の荒木選手に快挙には手放しで拍手を送りたいと思います。左右のバランスが著しく異なる組合せ、そのなかでも厳しい対戦をものにした荒木選手の集中力と底力には学ぶ事が多いのではないでしょうか。
また、大会前から苦しみ抜いた上村選手の第5位、好敵手を退けて9位に駒を進めた森選手が男子チームの「新記録」を樹立しました。
その他の選手もそれぞれ「自己新記録」「自己ベスト」が達成できたできた試合もありましたが、一方でこれまでにない「悔しさ」を味わったのもこの大会でした。
地元開催のプレッシャー、初めての大舞台、世界レベルの選手との対戦など、ただでさえ呼吸が乱れる中、朝一番から県大会決勝レベルのプレーが要求されるインターハイ。出場で来ただけでも喜ばしいことですが、これらの喜びと痛恨の『経験』がこれから生きる『指針』にもなるのでしょう。
結果詳細は全国高体連専門部サイトでどうぞ。
朝のランニングコース
インターハイの期間中に多くの皆様に会うことができました。
久しぶりのOB、OG、保護者の皆さん、地元野田市の方々、全国のバドミントン仲間。声をかけて頂いたり、話し込んだり、沢山の笑顔に出会うことができる楽しい日々でした。大声で応援を頂いたみなさん、ご支援、ご協力を頂いた皆様ありがとうございました。
■関東中学校バドミントン大会
同期間に中学生の関東大会も行われていました。
男子 団体・個人 2回戦
女子 団体・個人 初戦敗退
*結果詳細は大会HPでご覧下さい。
これまでの経験から、将来まで見通すと中学生の段階では「関東大会に出場する」ことで十分だと思います。さらに関東大会に出場しなくてもインターハイで活躍した選手もいくらでもいます。何でも良いから勝ちたい、早く結果を出したい、勝つことが全てだ、という「欲得」のブレーキを外し、「より高い技術」「鍛え上げられた精神力」「明るく元気な仲間づくり」というアクセルを踏み続けましょう。
■全日本ジュニア
続く大会は、
8/11日(月)・12日(火)全日本ジュニア新人の部千葉県予選会(中学生)
8/12日(火)・13日(水)全日本ジュニア千葉県予選会(中3〜高校生)
■新チーム
高校生の選手たちは翌日からすでに来夏に向けてスタートを切っています。
新チーム 第28期キャプテン 男子:都築直人 女子:荒木萌恵
■第28回夏季信州合宿
恒例の夏の信州合宿は8/17(日)〜20日(水)に行います。BBQ&山登りは19日に行います。新キャプテンの初仕事、新チームの「火入れ式」となります。ますます良い選手、若者たち、仲間になりますように。
以上、報告 高瀬 秀雄
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