「教えて!」さんど〜んと来い!!
       〜ブンチョウ初心者を迷わせないぞ!〜

2007年8月(2008/05改)

≪極めて挑発的で長い前書き≫

 ブンチョウ(文鳥)を、何となくでも覚悟を決めてでも、初めて飼う人がいだきそうな疑問を、かゆくないところまで勝手に手を伸ばして答えてしまおうと言うのがコンセプトです。
 初心者ながら疑い深い人や、何の理屈もない話で洗脳済みの人から、「うそ言ってんじゃないか?」と疑われては片腹痛すぎるので、大雑把ながらいちいち理由を付し、その口をふさいでしまうつもりです。もしかしたらその内容が、他の『有識者』『専門家』だと勝手にあなた自身とそのお仲間だけが思い込んでいるお方の個人的意見と異なり、あまつさえ、それを批判どころか完璧に非難することになっていて、大いに不愉快に感じることがあるかもしれませんが、それは筆者の関知するところではありません。筆者は別段その方々に恨みはありませんし、おそらく個人的には尊敬している面も多々あるはずですが、根拠薄弱で経験的にも科学的にも論理的にも否定されるべき論説であれば、それが誰の意見であろうと否定するしかないだけです。
 筆者は、最近の飼育に関する「意見」もそれなりに
(聞きかじりを受け売りしたがる初心者以上に)承知した上で、その論理性と現実の飼育における利害得失などを自分なりに十分に考慮しながら、長年にわたり複数の文鳥を飼育しています。したがって、一つの偏った意見を疑いもせずに全面的に信じて真似するような無謀なことは出来ません。そもそも『有識者』(日常生活である飼育に関し、そのような特殊な権威の存在自体一切認めない)の意見などさまざまで、A氏とB氏では180度違うことなどありふれているといった実例がいくらでもあるという明白すぎる『事実』を知っていれば(飼育本を2、3冊も読めばそれくらいは分かるはず)、無批判に一つの意見を信じきることなど出来るはずもないのです(初心者はいろいろあるのを知らないだけ)
 そもそも、この際はっきり言ってしまえば、獣医さんにしても、ベテランの飼い主さんにしても、飼育本の筆者さんですら、飼育に関しては思い込みだけの部分が結構多いものなのです。しかも、こういった人々は、何しろご自分を有識者だと思っているためか、得てしてご自分の主張の矛盾に気がつかないことが多いようなのです。今一般の飼い主
(手のりの一羽飼いが多い)が直面している現実を知らなかったり、論理的思考も出来なかったりするような、「なんちゃって有識者」の人々の一人が発するあつかましいまでに大きな声を、批判力のない初心者が何となく信用して取り返しがつかない失敗をしないように、僭越ながら心から願うところです。
 もちろん、どのような人間でも主観的な思い込みから逃れることは出来ませんから、後にはわかる間違いを他人に薦めてしまうことがあっても、それは仕方がないことだと思います。しかし、なるべく思い込みをなくすように、常に心掛けていきたいと、自戒したいところです
(医学は進歩するなどと言って数年前に薦めていたことと間逆になっても反省なし、自分でそれで飼育出来ているからと言って初心者が下手に真似をして失敗しても反省なし、それで良いのだろうか?)

 ところで、獣医さんは治療のプロであって、飼育に関しては基本的に???の存在です。それはそうでしょう。日々さまざまな種類の動物の治療に従事している獣医さんに、特定の種類の動物の飼育について、一般的事項以上のウンチクを求める方に無理があることくらい、冷静に考えればわかるはずです。ところが、どういった「熱意」の発露なのか、わざわざ畑違いの学問分野についてまで専門家ぶった発言を繰り返し、初心者をミスリードしているとしか思えない獣医さんたちが存在しています(診察室と言う密室で好き勝手言っているらしい)。しかし、この人々は文鳥なら文鳥と言う特定の種類について、日々に飼育上の観察をしているわけではありませんから、思い込みを実践で訂正する飼育経験を持ち得ない立場であります。自分の専門的立場(飼い主から尊敬され信頼されるべき治療のエキスパート)を十分に自覚して、飼育についての発言は少し慎重であって欲しいところです。
 また、十年一日で同じことを繰り返すだけで専門家を気取るようなベテラン飼育者の中には、自分の方法論の思い込みを排除する努力など欠片もしない人がいるものです。そういった人々が思い込みだけで断定的な発言をしているのに気づいた時、立場が近いと思える筆者は失望を通り越して怒りすら覚えます。
 そこでこの読み物では、飼育経験もない
(もしくは小学生の時飼っていたレベル)にもかかわらず、細かな家庭での飼育指導を臆面も無くに繰り返す一部の獣医さんや、その言説を批判する経験も能力も知識もないにもかかわらず、簡単に信じ込みその内容を流布したがる、あえてはっきり言えば無知で未熟なだけの一部の飼い主さんや、ベテランでありながら思い込みが激しいだけの一部のペットショップさんや繁殖家さんなど、そういった自分の意見の特殊性についての客観的な検討を欠如させたままに、何も知らない初心者に対して飼育指導をしたがる迷惑千万な「なんちゃって有識者」に対し、遠慮せずにあからさまに嫌味をぶつけていきます。いい加減腹が立っているので(無知な初心者に受け売りの誰かのくだらぬご高説を聞かされたり、アホなペットショップの指導で生命の危機に追いやっている飼い主の嘆きを聞かされたり・・・)「反論出来るならうかがいたいものですな!」、と言いたいところなのです。

 さて、初心者は「教えて!」が好きで、それに対して、自信たっぷりな断定的な言い回しの答えを期待するもののようです。そこで、そのご要望に応えようと、ここでは【結論】を極めて断定的に提示することにしました。何にせよ、一言で片付くならこれほど素晴らしいことはないではありませんか!その点、筆者も「吾は悪事も一言、善事も一言、言いはなつ神」である一言主神を、心の底から尊敬する者ですから、諸手を挙げて賛成したいところです(こういうのを嫌味と言う)。つまり、この【結論】こそが、筆者自身の感情面での本音と言えます。「黙って俺様の言うとおりすれば良いのだ!」と言うわけです。まったく偉そうに!!
 しかし、自由民主主義社会の自立した個人なら、本当はその答えに至るプロセスこそが重要なはずです。なぜなら、答えを答えとして無思慮に受け取るだけでなく、自分自身の頭で判断することこそが自立した個人として求められるからです。まして、同じ論理的な証拠を検討しても、同じ結論に達するとは限らない『真実』を知っていれば、そのプロセスとプロセスを証拠付ける根拠の検討こそが、何よりも自分自身にとって重要となることは明白なのです。したがって、神とあがめる人のご託宣でもなければ、何様のお言葉であれ、それは多少とも検討の対象でなければならず、もしその尊敬すべきお方の言葉が後学が検討するためのプロセスの提示もないようなものなら、客観的には話にならず、またその論拠の検討も出来ない者は、自立的な個人とは言えないと断じて差し支えないものと信じます。
 そこで、ははなはだ面倒で腹立たしいことではありますが、自由民主主義社会の一員として、やむを得ずそれぞれ「極めて簡単」ながら【解説】を付します。言ってみれば、これが、言い訳がましいようでも、筆者が公に果たさねばならない論理的な側面です。その内容については、繰り返しますが、「反論出来るならうかがいたいものですな!」です。
 さらに、コメント的に【感想】を加えます。これは読んだらこういった反応が欲しいという、筆者の悲しい願望と言えるでしょう。他人に言われなくても言ってしまうわけです。

 さて、当初、『文鳥ことばで話そう!』同様に、すべて書いてから載せようと思っていたのですが、集中力が持続しそうもないので、時間をかけ、書きたいテーマに関してゲリラ的(順序不同・不定期)に載せていき、気がついたら完成していたら・・・良いなぁと思っています。
 とりあえず、次のようなテーマについて、思いついたことを書いていく予定です。書いたテーマはリンクしていきます。期待せずにお付き合い頂ければ幸いです。

※ 事の本質を言い当てるような嫌味は、極めて知的なものだと思っているので、言うのも言われるのも好きです。

≫基本的なこと
 1.魅力を教えて! 2.種類を教えて! 3.歴史を教えて!

≪弐≫こどものころ
 1.値段と入手方法を教えて! 2.選び方を教えて! 3.必要なものを教えて! 4.エサを教えて! 5.与え方を教えて! 6.いつまで続けるのか教えて! 7.付き合い方を教えて! 8.病気について教えて!

 【お悩み相談】
  ・ 餌づけする時間がないんですが・・・ ・ ペット禁止の集合住宅なんですが・・・ ・ お店の人に〜と言われたんですが・・・

≪参≫おとなになってから
 1.必要なものを教えて! 2.置く場所について教えて! 3.エサについて教えて! 4.野菜とかについて教えて! 5.サプリについて教えて! 6.嫁や婿が必要か教えて! 7.繁殖について教えて! 8.手乗りを「つくる」方法を教えて! 9.逃げた時のさがし方教えて! 10.病気について教えて! 11.病院について教えて! 12.入院・手術について教えて!

 【お悩み相談】
 ・ 昼間遊べないんですが・・・ ・ 噛んできて痛いんですが・・・ ・ 羽が抜けて変なんですが・・・ ・ その他なんか変なんですが・・・

 なお、文鳥の日常写真が、無意味な大きさで、もしかしたらテーマと無関係の気分次第で、むやみに貼られるかもしれませんが、これは綺麗なビジュアルがあるだけで喜ぶらしい人に対する嫌味です。日常は小奇麗ではいられません。まして、ウンコ製造機の小鳥を多数飼育し、部屋で遊ばせそれを写せばリアルなものになるのは避けられません。
 もちろん、すべてデジタルコンパクトカメラでフラッシュ撮影したものです
(わかる人にはわかるでしょうが、これも嫌味ですよ!)。当然大画面で他人様に見せるほどのものではありませんが、リアルな現場写真の実例として、深く考えずお笑い頂ければと思います。

文鳥団地の生活