Interview



木曽の鼓動 は とまらない。



〜フェスをつくるということ

      と 企画をするということ〜



長野県は木曽町にあるキャンプ場を舞台にした、
木曽鼓動』というフェスがあります。

今回は、このフェスの企画者である上村さん
に色々とお話をうかがってきました。

フェスの作り方にはじまって、
ちょこっと「企画とは なんぞな?」
―― みたいな話 も しています。


企画のコツがつかめたら、
生活や仕事にもやくだつ、かも?


(全9回で おおくりします!)




 1 ) わたしはフェスなんて作りません!


 2 ) 現実逃避フェスティバル

 3 ) お金のあつめかた

 4 ) 分業をする

 5 ) みんながヒトツになるには?

 6 ) 主催者むきの性格

 7 ) 優先すべきことは、なに?

 8 ) ブッキングのフシギ

 9 ) なぜフェスを作るのか






◆上村 智仁(かみむら ともひと)さんプロフィール

長野県・木曽町にあるキャンピングフィールド「木曽古道」にて
毎年開催されている野外フェスティバル『木曽鼓動』を企画する。
現在は関東に在住し、フェスの運営にアドバイスをするかたわら
ネットを利用した独自のイベントを企画中。


◆聞き手:でっさん

このページの管理人。ある日、山下公園をさんぽしているときに
「ここで演奏会をひらきたいなぁ」と思いたち演奏会を企画。
知識がまったく無いため 右往左往していたところ、
2011年9月に「サルでも開けるロックフェス講座」なるものを発見。
受講会場の場において上村さんと出会う。

山下公園での演奏会はメンバーで力をあわせて2012年5月に開催。
自主企画の大変さと面白さを身をもって知る。





1 ) わたしはフェスなんて作りません!



――こんばんは。本日はよろしくおねがいします。
(聞き手=でっさん。以下、同色に同じ。)




宜しくお願いします。
(上村さん。以下、同色に同じ。)



――今日は木曽鼓動の“制作秘話”みたいなお話も、もちろん伺いたいのですが、実はもうひとつやりたいテーマがありまして……。



そうなんですね。いったい、どんなものを?



――以前、山下公園での演奏会を企画したときに、自主企画の大変さを身をもって知ったんですね。“趣味にしてはシンドすぎる”って。



たしかに(笑)。



――それと同時に“企画のもつパワー”や“面白さ”も感じたんです。



はい。




そこで、企画というものをあらためて見てみると“そもそも企画って、生活のいろんな場面にあるんじゃないか”って気づいたんですね。



ふむ。



――たとえば、同窓会をひらくために幹事が計画を練るのも立派な企画だと思いますし、あとはチョットおおげさですけど、仕事をしていく上で「業務効率を良くしよう」としてチームを組んで運営していくのも、フェスを作るときと同じ「企画」と「実行」だと思うんです。



……なるほど。



――そこでもちろん、今回は木曽鼓動のお話がメインになるんですけれども、その中で「企画のコツ」みたいなものも見つけられたら、いろんな場面で応用ができて面白いんじゃないかな?って思ったんです。



……なにか面白そうな感じですね、やってみましょう!
どんな話になるのか、楽しみですね。



――ええ、ぜひ!
なので、「わたしはフェスなんて作りません!」という方にも
ぜひ読んでいただけたらな、って思っています。






――つづきます!




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