マイケル・スタインハルトに学ぶ株式投資の教訓


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マイケル・スタインハルトのインタビューから株式投資の教訓を探る

 米国トップトレーダーが語る株式投資・ビジネス成功の秘訣、マーケットの魔術師シリーズ第1巻に登場するトレーダー、マイケル・スタインハルトのインタビューの中から株式投資の教訓となる文言を抽出し、コメントを加えて考察します。

仕切りと手仕舞い

◆私の中でトレードとは、売り抜けることを期待して買うといったような感じです。(p.201)

コメント
 株の初心者は買い出動するときに、売るときのこと(売値や売るタイミング)をイメージして買う人は少ないのではないでしょうか。売り抜けないことには利益は手に入りません。

 株が未来永劫値上りするなら、生涯保有するのも悪くないと思いますが、そうでないなら売り抜く局面を考えて取引したいものです。

投資戦略

◆成功の事例に決まったパターンはありません。ある期間定式化した方法がうまくいくと、その後には避け難い大きな失敗が待ちうけているのです。(p.210)

コメント
 自分の得意なスタイル、勝ちパターンを作ることは大切です。但し、時を経て勝ちパターンが相場に合わなくなることもあるので、注意が必要です。自分が実施する投資戦略が相場の流れに合っているか、定期的に検証が必要だと思います。

 相場には以下の三種類のトレンドがあります。
(1)上昇トレンド
(2)下降トレンド
(3)持ち合い状態(トレンドが無い)

 全てのトレンドにおいて一貫して有効な投資法があれば理想的なのですが、そのような投資法は無いように思います。
 現実的には、各々のトレンドに合う投資法をその都度選択して実施する必要があると思います。或いは、自分の得意とする投資法がトレンドに合わない局面では、取引を休むという選択もあります。

相場哲学

◆勝つためには勇気と決断、そして自分の哲学をよく知ることが必要なのです。(p.212)

コメント
 ある程度のリスクを取らないとリターンは望めません。相場に立ち向かう勇気が必要です。
 しかしリスクを取り過ぎるとオーバートレードとなり、一度のミスで大きな損失を出す可能性が高くなりなります。

 自分は株式投資で何を得たいのか、よく考えてみて下さい。大金を手にしたいのか、或いはスリルを味わいたいのか、高勝率を上げたいのか、名声を手にしたいのか、幸せになりたいのか、不幸になりたいのか、などです。

 目指すものによっては、株式投資が必ずしも最適な解ではない可能性があります。

投資姿勢

◆私が行なっているトレードの利点の一つは、多くの決断とミスをさせてくれるところです。それを糧にして、私は長年賢明な投資家でいられるのです。(p.216)

コメント
 自分の失敗から教訓を得て学ぶことが進歩する秘訣です。失敗の原因を分析してフィードバック(feedback)すれば、同様な失敗、大きな失敗を防ぐことが出来ると思います。

 人間が失敗しないで生きて行かれるのなら、それに越したことはありません。しかし、失敗して初めて分かることや、学ぶことがあります。

 骨身に沁みて分かるということは、失敗してみて初めて実感出来ることだと思います。

ビギナーズラック

◆この仕事の魅力のひとつは、時に全く愚かな者が成功することがあるということです。そしてこれが不幸の始まりで、専門的でなくてもうまくいくんだなという気分になる。これがワナなのですよ。(p.219)

コメント
 株式投資においてビギナーズラックは時折訪れます。初心者が儲かると、簡単に利益が出ると思って気持ちが大きくなり、自己資金の限度目一杯を投資してしまいがちです。

 株式投資は意外と簡単に儲かると勘違いして、オーバートレードをしたところで、相場は予想とは違う動きをして大きな損失を出したりします。
 安易に儲かると思って取引額を急に大きくしたときに、往々にして大きな危険が潜んでいます。

 日々の精進、充分な調査・分析・検討、投資戦略の確実な実行の上に利益はやって来るのだと思います。

リスク管理

◆株のリスクは大きい。だから、うまくゲームをやってこそ高いリターンが得られるのだと悟らなければならない。(p.219)

コメント
 株式投資は単純にリスクが高いからリターンが大きいのではありません。リスクを取り、良く練られた投資戦略を着実に実行した後に、初めてリターンが得られると思います。
 大きなリスクを取ったからと言って、そのリスクに見合う大きなリターンが得られるとは限らないということです。

投資姿勢

◆良いトレードとは、自分のアイディアを追い続けていく信念と、間違いを認める柔軟性の間の微妙なバランスで成り立っているのです。(p.220)

コメント
 順張りでは、自分の予想した方向に相場が動いた場合は、トレイリング・ストップでトレンドに追従し、見込みが外れた場合はストップ・ロスで損切りする潔さが利益を大きくします。
 自分は利益を出すことが出来るという強い信念と自信は必要ですが、過信は禁物です。

ウィザード人脈

なし

新マーケットの魔術師に学ぶ株式投資の教訓(シリーズ第2巻)

マーケットの魔術師に学ぶ株式投資の教訓
マイケル・マーカス
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リチャード・デニス
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エド・スィコータ
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更新日:2011年02月08日 火曜日
作成日:2006年05月28日 日曜日

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