ジェームス・B・ロジャーズ,Jr.に学ぶ株式投資の教訓

ジェームス・B・ロジャーズ,Jrに対するインタビューから株式投資の教訓となる文言を抽出しコメントを加えて解説しています。

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株式投資の教訓とコメント

 マーケットの魔術師シリーズ第1巻に登場するトレーダー、ジェームス・B・ロジャーズ,Jr.のインタビューの中から株式投資の教訓となる文言を抽出し、コメントを加えて考察します。

非常事態の対応

相場というのは私が思っているより上がるし、私が思っているより下がるものだ。株式市場では何が起こっても不思議はない。(p.288)

コメント
 株式相場に対して先入観を持つことは禁物です。
 株価は予想以上に値上りすることがあれば、予想の範囲を超えて値下がりすることもあります。その為、不測の事態に備えて対応が必要です。

 株価の急落に対応する為には、ストップ・ロス・オーダー(逆指値注文)の使用が有効です。ポジションを持ったら、すかさず損切りのラインを決めて、逆指値を指定しておきます。そうすれば株価急落時に手仕舞うかどうか悩むことなく、機械的に損切り出来ます。

 めったに起こらない事象であっても、その対応策を講じておかないと、実際に発生したときには大きな被害を被ります。
 天災は忘れた頃にやって来る、という格言があります。自然災害がしばらく発生していない地域でも、そのうち発生する可能性があります。株式相場における大きな株価調整も、天災のようなもので、そのうち起こるかも知れません。

評価損

評価損などというものはないんだよ。評価損イコール実現損だ。(p.305)

コメント
 評価損は見かけ上、手仕舞うまでは実際の損失とはなりません。その為、せめて利益も損失もない、とんとんの状態になるまで待とう、などと結論を先延ばしにしがちです。
 しかし評価損が出ている時点で既に当初の見込みははずれており、そのトレードは失敗に近づいています。

 その後、相場の地合が良い方向に変化しない限り、評価損が回復するには長い期間を要します。
 信用取引においては、評価損は建て玉可能金額を減らすので、結局のところ実現損と同じ損と言えます。
 損失が小さいうちに損切りしなければ、損失は膨らみ、更にダメージが大きくなります。

相場における触媒

自分がしようとしていることに確信が持てるまで何もしてはいけない。自分で正しいとわかるものが現れるまで待つんだ。(p.306)

コメント
 株式相場の地合は、良いときもあれば悪いときもあります。
 年がら年中取引していたら、勝ったり負けたりで損益の出入りが激しく、良い結果を残せません。
 売買を頻繁に行った場合に確実に言えるのは、証券会社に支払う手数料だけは着実に増えるということです。

 自分の売買ルールに照らし合わせて、現在の株価に優位性があると確認できるまでは仕掛けないということです。
 高い確率で利益を得られると思われる、相場の地合が良いときだけ仕掛け、相場の地合が悪くよく分からない状況のときは、取引を見送ることです。

ウィザード人脈

なし

新マーケットの魔術師に学ぶ株式投資の教訓(シリーズ第2巻)

マーケットの魔術師に学ぶ株式投資の教訓



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更新日:2015年06月29日 月曜日
作成日:2006年09月12日 火曜日

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