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奈良県奈良市角振町9番地パステルビル1F
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血圧は健康な人でも絶えず変動しています。心臓や血管が正常であれば一時的に血圧が上昇しても心臓や血管は痛まず、特に問題となることはありません。ところが、高い血圧がずっと続くとポンプ役をする心臓と、高い圧力にさらされている動脈に負担がかかり、その結果、心臓が肥大したり、あるいは動脈が硬くなってきます。この状態を高血圧症といいます。
高血圧症でやっかいなことは、特別な自覚症状がないうちに徐々に進行し、ついには心臓が弱って「ポンプ」として十分に働くことができなくなって心不全に陥ったり、動脈の破裂を引き起こしたりすることです。
とりわけ脳動脈の一部は高血圧のため壁は破れやすくなり、脳血管障害を引き起こします。また、腎臓の動脈が障害を受けると腎機能の低下をきたし、腎硬化症に陥ります。
高血圧症の重症度とは、このような合併症の有無や程度で決められます。
健康管理は「血圧管理」から
高血圧は塩分の取りすぎやアルコール類の飲みすぎ、ストレスなどによってその発症を早めたり、血圧を高めたりしますから、これらには日頃から十分な注意が必要です。高血圧症の降圧療法はいってみれば対症的な治療といえます。高血圧の治療は単に血圧を下げることだけでなく、血圧管理を通して健康管理をするものだと考えられます。
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血圧は心臓が縮んだ時と広がった時とでは大きく違います。心臓が縮んだ時の血圧を収縮期血圧(最大血圧)、心臓が広がった時の血圧を誇張期血圧(最小血圧)といいます。
年代別にみた正常血圧は下記の図のとおりです。収縮期圧と誇張期圧が別の分類に属するときは、高い方の分類を取ります。理想的な血圧は収縮期圧120mmHg未満、誇張期圧80mmHg未満とされています。
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