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奈良県奈良市角振町9番地パステルビル1F
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加齢に伴う脳の病気として痴呆(ボケ)があげられます。ボケとは、ただ単に物忘れをしやすくなるととを言うのではなく、物忘れがひどく相手がだれかさえ認識できなくなって、社会的生活をすることが困難になる状態をいいます。そして一度発症しますと、本人はもとよりご家族にも大きな負担が強いられます。
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医学的には老人性痴呆と呼び、日本では130万人もいると推定されていますが、その種類は「脳血管性痴呆」と「アルツハイマー型痴呆」の2つがあります。
脳血管性痴呆は脳の動脈硬化、梗塞によって脳の血流が妨げられるため、脳細胞の機能が低下することが原因です。一方、アルツハイマー型痴呆は脳が萎縮するために起こるもので、早い例では40~50代でもみられます。神経伝達物質であるアセチルコリンの減少が原因となって起こるといわれていますが、不明な点が多いようです。
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脳血管性痴呆の症状としては、アルツハイマー型痴呆と同様に記憶障害や判断力の障害などがあげられますが、「ボケ」の程度が段階的に悪化したり、その程度が変動したりするのが特徴といえます。また、半身マヒや歩行障害、言語障害などの身体的症状を伴うことが少なくありません。
アルツハイマー型痴呆と違って脳血管性痴呆は、ある程度予防が可能です。早期に発見することによって、その進行をくい止めることもできるのです。
脳血管性痴呆の治療は、脳血管障害の再発・悪化の予防と対症療法にあります。高血圧や高脂血症などの危険因子の治療や必要に応じて血液を固まりにくくする薬を用いることによって再発を防止したりします。また、脳の代謝を改善させる薬や脳血管拡張剤など、脳の循環を改善させる薬も用いられています。しかし、それにも増して重要なことは、脳血管障害の予防にあるのです。
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