意識障害
意識がある・なしだけでなく数々のレベルの意識障害がある。

意識混濁
言う事がおかしい。ボーッとしている。

傾 眠
すぐ眠ってしまう。何度も同じ事をたずねる。

頭痛・頭部顔面の痛み
数々の脳神経疾患にて出現する。最も注意すべきは、くも膜下出血の頭痛。突然起こり多くは
嘔気嘔吐を伴う。脳梗塞も頭痛、頚部痛を伴う事がある。

嘔気・嘔吐
めまいを伴う嘔気、嘔吐は頭蓋内病変にて起こっている場合がある。

運動麻痺
片麻痺(右或いは左半身の麻痺)である事が多いが、単麻痺、対麻痺等、ひとつの手足、両上肢
あるいは両下肢の事もある。患者は麻痺とは言わず、痺れている、だるい、脱力、力が入りにくい、
歩きにくい、物を持ちにくい等と訴える事が多い。

知覚障害
半身知覚障害(右あるいは左半身の知覚障害、上肢だけ下肢だけ、あるいは左右の事もある)とは
訴えずに一般には『痺れる』と訴える。また、さわった感じがおかしい、変な感じがする、ビリビリする
と訴える事もある。

めまい
グルグル廻る、船に乗っているよう、身体が揺れているよう、地面が揺れているよう、地震かと思った
等と訴える事が多い。また、真っ直ぐ歩けない、歩いていると身体が一方に寄ってしまう等という事も
ある。

痙攣発作
ひきつけをおこす。

視力・視野障害
一過性の視力障害。右半分あるいは左半分が見えにくいと訴える。視野が狭くなっても自覚しない
事もあり周囲の人が見えにくそうだと感じる事もある。

言語障害・失語症
呂律が廻りにくい。何を言っているのか判りにくい。人の話を理解しない。その為に耳が聞こえにくく
なった様に見える事もある。


性格変化・行動異常
それまでとは人柄が変わったように見えたり、普段では考えられないような言動がある。

痴呆様症状
痴呆様症状の中には真の痴呆ではなく、治療により改善するものもある。




以上のような症状が見られた時には、出来るだけ早く専門医の診察を受けた方がよい。


このページは、入院した「横浜都岡脳神経外科」に掲示されていた資料を転載させて頂き作成しました。




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