こんな病院は気をつけよう

 KYOKOに付き添っていたりしていて、「それはないよ!」って言いたくなるような事例を「どうして良くないか」の説明をつけて一覧表にしてみました。
内容 当事者 良くない理由
経管栄養注入を看護助手(通称補助看)が行う 看護助手 医師、看護師や指導を受けた家族以外は認められていないのではないか。
気管切開のたん
吸引を看護助手が行う
同上 同上
抑制という名目で安易に患者の手足をベッドに縛る 看護師 縛った後、詰め所をカラにして休憩室で大声で馬鹿話をしていた。患者の尊厳と意思の疎通欠如を感じる
酸素吸入チューブが外れていても長時間放置のまま 同上 必要だからしているのであって、放置されれば悪化はあっても良化は考え難い(ある患者さんは2時間以上放置されていた)
紙おむつをキチンとフイットさせない 看護助手 患者に不快感を与える。横漏れしたりして使用数が多い(定期交換だけで30枚のシートオムツが3日もたなかった)。家族の費用負担が増える。
病室でレントゲン撮影のとき、室内の見舞い者等を退出させない 技師、看護師 被爆の可能性を否定出来ない。妊婦などは胎児にも影響を与える恐れあり。
冬季に経管栄養剤を冷たいまま注入する 看護助手 ダンボール箱からそのまま出して看護助手が装填。触ってみたら冷たかった。場合によっては下痢をすることもあるのではないか。
観察病室に医師、看護師など関係者が2時間も入って来ない 看護師 (CCU)詰め所から直接目視が不可能な病室。もし患者が点滴針を抜いたり、医療機器を触ったり、容態が急変したら・・・
気管吸引と口腔吸引のカテーテル(チューブ)の区分が不完全 看護師 口腔吸引に使用していたものを気管吸引に使用。肺に影響を及ぼす菌などが付着していれば、それが合併症を引き起こすおそれあり
口腔ケアの必要があるのにしない 看護師 雑菌がはびこる。舌苔ができる。悪臭がする。当然肺に雑菌の進入の恐れあり
点眼薬投与が処方されているのにしない 看護師 眼球にスケールが付着すると通常では我慢できないくらい痛いらしい(医師談)。点眼することで眼球を保護する。
食後の投薬を食前にしてしまう 看護師 処方違反だ。効果、副作用に疑問
体位交換の体形が不自然な状態でおかれる 看護師、看護助手 不自然な姿勢は身体の一部分に負担がかかったり、ストレスを生む
ナースコールで呼んでも返事も来もしない 看護師 隣の患者さんがコールボタンを押しても5分過ぎても来なかったので私が呼びに行った。対応が遅れる。待つ患者にストレスを与える。
看護婦詰所をカラにして休憩室で大声で雑談している 看護師 上記の状況のとき彼女達はこうしていたのです。(この休憩室にはナースコールのスピーカー設備は無かった。)
詰所で医療看護と関係ない話(私語)を大声でする 看護師、看護助手 患者、面会者、家族に不快感を与える。医療看護に役立たない。
気管切開部や口から痰、唾液などが溢れていて胸まで流れていても放置している 看護師 「清潔にしなければならない」と私に指導してくれたのも看護師さんだった。「清潔にしておかないと肺炎などの合併症を引き起こしますよ」と・・・
婦長に改善を要請して実行すると言ったのに一部の看護婦しか実行しない 看護師 看護師個々の資質の問題でもあるが、仕組み、基本マニュアルの欠如。患者、家族の不安やストレスを増加させる。
医師の説明が不充分だったり転変する 医師 信頼感が薄れ、不安が増大する。
酸素マスクが痰などで汚れていてもそのまま継続して使う 看護師 感染症が心配
氷枕(水枕)の止め金具で顔が擦り剥けた 看護師 患者は勿論家族などにも苦痛を与える。
高圧酸素療法を受けた時、担当医の結果説明が無く、聞いても詳しく教えてくれなかった 医師 聞きに行ったら「効果はなかった。で、何が聞きたいの」とただ一言。あとはとりつくしまもなし。この時、この医師に完全に信頼を無くし、憤りさえおぼえた。不信!
同じ薬なのに出し方が違う 院内薬局 薬が混合されていたり、別々だったり、原液だったり薄めてあったりすると誤投薬のおそれがある
オムツかぶれができた 看護師 この病院では看護助手が交換している。アカギレのような状態でもオムツ交換時、患部消毒や薬剤の塗布はおろか、清拭もしなかった。
目薬の射し方も知らない 看護師 点眼し、眼球にスケールが付着しているのに、まぶたの上から指先でマッサージ様の行為をした。
脳波検査後頭部にワセリンが多量ついたまま放置された 検査師、看護師 病状に直接関わらないかもしれないが見た目に不快である。枕カバーも汚れる。
あっという間に終わるリハビリ 療法士 両手足の全ての屈伸などをアッという間に終えてしまい素人目にみても手抜き。別の療法士は丹念に時間をかけて治療してくれる。
抗生物質剤の重複投与 看護師 開腹手術後抗生物質の同じ点滴薬剤を2本続けて投与しょうとした。たまたま居合わせたので指摘したら看護婦間での連絡ミスだった。私がいなければ不用意に投与されてしまっていた。
腋にはさむ小型の氷枕が背中の下敷きになっていた 看護師 熱を下げるため、腋にはさんであった氷枕が体交後背中に有った。その背中の部分は圧迫により変色していた。身体の局所圧迫の害を避けるために体交をしているのに、、、何のための体交なのか・・・。
腋が蒸れてアカギレ状になった 看護師、看護助手 以前に股に出来たことが有った時、気をつけてくれるようにお願いしていたのに・・・。ストレスの一因になるし、良く治療をしても治癒するまで2〜3ヶ月はかかる。患者の全身点検は看護上の必須義務であろう。
酸素吸入が途中で漏れて完全に送られていない(複数回) 看護師 酸素配管に取り付ける調整器(器具名インスピロン)が完全に取り付けされず締めつけ部分から漏れていたり、加湿用の水を入れる所のキャップを開けたままにしてあったり。
 発見時は術後のキズの回復を早めるための吸入(医師説明)だったから生命に大きく関わらないと思うが、他の重要な吸入だったら大変な事態も考えられる。
舌苔ができてしまった 看護師 前回の入院時に口腔ケアを婦長にお願いをしておいたが、今回の入院日から2週間ほどで舌苔が発生してしまった。インフルエンザが流行しているのに。
便に異常があったのに報告していない(胃ろう手術後) 看護助手 数日前から緑便が出ていたが助手は便の回数や尿量は記録していたが便の色や状態は記入していなかった。色も大切な病状判断の材料であろう。(過去の私の体験では二つの病院で看護師から便の色まで訊ねられた)
週末の場合、診察、処置が週明けまで放置される 看護師 私が上記の緑便を発見し、看護師に尋ねたところ、先生が帰られ、連絡がとれないとの返事。「週明けまでこのまま放置するのか」と質問したら、院内の他の医師を手配して診察、血液検査をしてくれた。軽い結果で良かったが、重大な問題をはらんでいたら月曜日までの時間は大きい。
看護助手に作業をまかせ、その良否を確認しない 看護師 体位交換、オムツ交換、清拭などの作業後、それらが患者にとって適切な状態にあるかを確認しないと新たな疾病を呼んだり、苦痛、不快感でストレスを増加させ、回復がおそくなる。又は悪化させる。
空調給排気口が埃で詰まって汚い 営繕 病院はいたって綿埃の多い施設です。給排気口にはそれらが多く付着して種々の雑菌が繁殖しやすくなります。MRSAをはじめ重篤な疾病を発生しかねません。
 私の体験した複数の病院の全ての医師、看護師、病院関係者が記載されたこのような人々ばかりでは有りません。真面目に業務をなさって下さる方のほうが多いのです。
 又、それぞれが家庭、社会の中では良き家族の一員であり、隣人であると思います。組織という得体の知れないものが為せるものなのでしょう。
 本人の資質に頼らないで実行出来るマニュアルや規則が必要なのかもしれません。淋しいことですが・・・。
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