日常の介護の中で市販のものではうまくゆかなかったり、間に合わなかったりするものがあります。
そこで無い知恵を搾って作った「介護用品」です。

指間蒸れ予防リング

手や足の指の間は蒸れ易く、皮膚がただれたり切り傷のようになってしまう事があります。
予防や症状の改善に役立っています。

材料はホームセンターで売っている水道管の13mm用保温材です。長さ1mで100円くらいの値段です。
材料費200円くらい(接着剤とも)で50個は作れます。

汚れたら使い捨てにします。

使用例

作り方

指の太さや関節間の長さに応じてハサミで切断して接着剤でくっつけます。
(製作のコツは接着剤をつけ過ぎないことと接着両面に塗布してベトつかなくなってから接着することです)
上画像は市販品ですが、ウレタンスポンジが硬く指に圧迫感があり外れ易いものでした。

イルリガートル架

介護用品店などで扱っているものは病院などで点滴剤をぶら下げているようなものしかなく、病院臭い雰囲気がイヤでした。また、値段も高く(一万円以上)つくので以下のようなものを自作しました。

材料は木製の棚板受けと小屋や物置などの屋根の波板をとめる金物です。何れもホームセンターで売っているものです。
材料費は800〜900円くらいです。我が家ではベッドの頭部の壁の左右に取り付けています。


製作に特別な工具は必要ありません。フックを取り付ける穴はすでにあいています。壁に固定するための木ネジとドライバーさえあればOKです。

使用例
吸入保持アーム

このアームのお陰で吸入中の拘束される時間を解消することができました。(以前は全量噴霧するまで、手に持って吸入していました)
材料は自在アーム型の照明器具。ランプ部を取り外して大形のクリップを取り付けたものです。画像の商品は980円でした。クリップを含めても1500円までで仕上がります。
OMRON製のものを使用していますが、吸入液量が10mlで30分以上かかります。

'04/11以降は2台目で、
新鋭工業製
[ミリコンS MMN-30S]
を使用しています。
初代車椅子の部分改造

金属のピカピカした部分を少し覆ってやると雰囲気も多少変わります。なにしろレデイがお乗りになるのですから・・・。
左画像の改造部分(右上、中央、右下)です。

画像右上
上半身が傾くので、それを防ぐために取り付けました。材料はアウトドア用品の椅子に取り付けるカップホルダーです。それにウレタンフォームを入れて布でカバーしています。やや強度不足なので補強をしようと思っています。

画像中央
肘掛サイドパネルです。黒の樹脂製肘掛にウレタンフォームを当ててシートの共布で覆ってあります。サイドのアルミパネルも嫌だったのでシート地で覆いました。

画像右下
脚部のふくらはぎが当たる部分もシート地で覆ってあります。

シート布はメーカーに注文すれば販売してくれますがハギレ地などを使って見るのも良いと思います。
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