松永製作所・MH-4R 標準タイプ

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完成品 |
標準仕様車に追加や変更したもの |
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◎グリップハンドルの除去(変更)
車への乗降(車の開口高さ)と車内でのリクライニング(チルト)を考慮して全高を少しでも低くしたかったのでグリップハンドルを無くすることで全高を約8cm低くすることができました。それにより車内でのリクライニング(チルト)がかなり大きくできるようになりました。
これは特別な加工ではなく、同タイプの他の車椅子のパーツに変更してもらっただけです。 |
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◎エレベーティング(変更追加)
膝の屈折角度が違うので必需機構部品でした。スイングアウト(横に開く)機構も含まれています。
スイングアウト機構の必要性はほとんどないのですが、改造対応品としてメーカーが準備(メーカーオプション)しているものなので、エレベーティング機構のみのパーツを依頼すればかえって高価なものになりかねません。 |
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◎背クッション(追加)
座位姿勢保持の必需品として導入しました。車椅子の背の張り調整との組み合わせでホールド性は格段に向上しました。
サイドのパッド(左右で4個)は脇と骨盤部分の保持をしてくれます。マジックテープ式で体形に合った任意の位置に取り付けることができます。
(メーカーHPはこちら)
(パッドがシートカバーで被われればもっとイメージは良くなると思うのですが・・・) |
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◎座シート(マイナー変更)
車椅子の標準品は3cmのウレタンで体圧分散の効果が薄いので、そのウレタンを抜き取り以前に使用していた耐圧分散シート(厚さ5cm)を代わりに入れ替えました(寸法的に問題なく収まったので)。これによって座面高が2cm高くなりましたが致し方のないところです。 |
わずかこれだけの変更追加なのですが、それは標準仕様車に含まれていたことによります。
含まれていた主なもの(チルトとリクライニング機構・シート幅以外)
- 張り調整式シート(背・座)
- 調整式ヘッドレスト(上下・前後・角度)
- 介助ブレーキ(ドラム式)
- 転倒防止装置(差し替え着脱式)
- フットブレーキ(後方・側面連動操作)
- 高さ調整式肘掛け
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デザイン面では特筆すべきほどの良い点はありませんが、以前の物から見るとかなり良い印象を感じています。国産品のこの種のタイプとしては「まあ、こんなもんでしょう」ってところです。
逆に気になる点は・・・・・ |

座シートの張り調整用のベルト止めネジが丸見え状態 |

ヘッドレストと脚部エレベーティングの生地裏は
ステップル(ホッチキス)打ちが剥き出し状態 |